応援コメントが到着しました!⑩
vol. 12 2024-12-30 0
常葉大学造形学部造形学科の講師・洞口さん(デジタルコミュニケーションデザイン領域)さんからクラファン応援コメントが届きました。
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昨年12月に本学造形学科メディアデザインゼミにて、「静岡にミニシアターは必要か?」という私たちからしたら少しドキッとする内容の特別講義にシネ・ギャラリー副支配人の川口氏をゲストにお招きしたのは記憶に新しい。「サブスクがあれば正直必要ない」という、少し空気を読め!と言いたくなるような学生からの意見に対して、映画を取り巻く現在の状況を踏まえながら、“映画”という表現の面白さ、エンターテイメントとしての役割、私たちの地域やコミュニティへの重要性を淡々と、時には熱く話されていた川口氏を今でも鮮明に覚えている。
シネ・ギャラリーを通して、数多くの名作が静岡で上映され、静岡の映画ファンを魅了してきたのは間違いのない事実である。私事ではあるが、今年も大変お世話になった。昔はわざわざ都内に行かなければ観ることができなかったジャンルの作品が静岡で観ることができる。今では当たり前のことだとしても、それはシネ・ギャラリーのおかげである。シネ・ギャラリーの存在が当たり前になり過ぎている今だからこそ、その重要性を改めて私自身も再確認している。
私自身も人形アニメーションを制作している。世界の、ましてや以前は“アート・アニメーション”にカテゴライズされていた人形アニメーションは、ミニシアターが唯一の上映場所であり、学生時代は渋谷にあったミニシアターに足繁く通ったものである。私もいつかシネ・ギャラリーで上映してもらえるような作品を発表しなければと心の片隅で思っている。
時代はフィルムからデジタルシネマへ変わり、高画質での上映やデジタルサウンドによる臨場感など、上映する映画館もそれらへの対応が必須となっている。昔は初デートの代名詞であった映画鑑賞。嬉しかったり、恥ずかしかったりした想い出の舞台が映画館という人も多いのでは無いだろうか。そうした私たちの淡い記憶もデジタルであれば高画質で残すことができかもしれない。それこそデジタルの良いところなのではないか。
常葉大学造形学部造形学科
デジタルコミュニケーションデザイン領域講師 洞口祐輔
【情報】
常葉大学 造形学部公式サイト…https://www.tokoha-u.ac.jp/art/
教員紹介…https://www.tokoha-u.ac.jp/teachers/art/art/horaguchi/
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昨年、常葉大学のゼミに呼んでいただき、学生さんたちの前でお話しさせてもらいました。20名ほどの学生さんたちの中、当館で映画を見たことのある人は見事にいませんでした…。
それでも、「臨場感」「高揚感」「没入感」など、学生さんからポジティブな意見が出たように、みなさん、映画館で映画を観ることの良さは充分に知っているようでした。
彼らに「ここで観たい」と思ってもらえるようなプログラムをこれからも考えていきます。