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「札幌国際舞踏フェスティバル2017」をクラウドファンディングで実現!
札幌国際舞踏フェスティバル2017は、写真展・舞踏BAR・ワークショップ・シンポジウム・公演をさっぽろ雪まつり期間中に開催し、舞踏(Butoh)の価値を国内外に問いかけます。
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北海道を拠点に先鋭的な踊りの普及・発展を目標として活動しています。軸となるのはコンテンポラリーダンスと舞踏で、2011年の発足以降、公演やワークショップなどを年に50本ペース、約200回近く開催してきました。「いま、世の中に何が足りないか」ということを強く意識しながら企画運営を進めることが重要と考え、柔軟に形を変化させながらよりよい環境づくりに励んでいます。
札幌国際舞踏フェスティバル2017は、写真展・舞踏BAR・ワークショップ・シンポジウム・公演をさっぽろ雪まつり期間中に開催し、舞踏(Butoh)の価値を国内外に問いかけます。
※ビル乗っ取りパフォーマンス「水協ビルを踊る」 Photograph Atsushi Kato
はじめまして。
私は北海道・札幌市の「北海道コンテンポラリーダンス普及委員会」という団体で活動している森嶋 拓と申します。私たちは北海道という土地で、先鋭的な踊りを普及・発展させるべく「コンテンポラリーダンス」と「舞踏」の公演やワークショップを多数開催してきました。
※舞踏公演出演者 藤條虫丸さん(屋久島) Photograph : Yukihiro Toriguchi
舞踏は1960年代前後に日本で生まれた、世界に類を見ないオリジナルのダンスです。
当時の日本ではバレエやモダンダンス、社交ダンスなどにみる西洋の身体性や美意識への憧れが強い中、日本人の身体性、宗教観、死生観などを内包した独自の身体表現を生み出しました。
同時代の三島由紀夫や横尾忠則、澁澤龍彦、大島渚、石原慎太郎など各界の進歩的な文化人達の支持を受け、芸術文化として大きく開花していきました。
※舞踏公演出演者 SEKI MINAKOさん(ドイツ) Photograph : Oliver Ajkovic
華々しい発展をしてきた舞踏ですが、創始者の土方巽氏の死後は環境が大きく変化していきました。
現代では若い世代を中心に「舞踏」という踊りが日本にあることを知らない人が増え、私自身(37歳)も詳しくは理解していませんでした(最初は白塗りの人たちが妖しく踊るイメージが強かったです、ごめんなさい)。
ダンサーとして本格的に活動している人でも知らない人は多く、若い日本人ダンサーが海外で外国人ダンサーに舞踏のことを逆に教えられたという話もよく聞きます。
※設立当初は、まずは舞踏のことを知ってもらう為に「舞踏BAR」なる企画で、まったりとお酒を飲みながら資料の展示やトーク、舞踏体験や舞踏観覧ができるイベントを企画しました。
東洋文化は概念の違いもあり、西洋文化に多大な影響を与えることがありますが、舞踏もまた世界中のアーティストに強い影響を与えました。
コンテンポラリーダンスなどに与えた影響も強く、今ではたくさんの海外のダンサーや振付家が舞踏を体験するようになりました。
舞踏をその地域の伝統的な価値観や宗教観と融合させ、新たな表現へと変化させている新人類も世界中で出てきています。
また、日本では舞踏のフェスティバルはあまり聞きませんが、海外では舞踏のフェスティバルは様々な国や地域で開催されており、日本人が招聘されることも少なくありません。
日本から海外に拠点を移したり、移住する日本の舞踏家もたくさんいらっしゃいます。
SU-EN Butoh Company Photograph : Gunnar H Stening
活動を始めた当初は正直そこまで舞踏の価値に気づいていなかったのですが、たくさんの学びの機会を経て、今では舞踏は貴重な日本の文化遺産だと感じるようになりました。
まず、このように世界で「ジャンル」として確立するということがいかにレアケースかということです。
※舞踏フェスプレイベント・ひかり蜘蛛 田仲ハル氏の映像を駆使した踊り Photograph : yixtape
ここ50年間ほどの近代ダンスの歴史の中で、ジャンルとして認知され世界に広まり発展した「新しい踊り」は、大きなところでは「HIPHOP(ストリートダンス)」と「舞踏」くらいではないかと感じています。
※伝統的な踊りが世界に広まった例ではなく、新しく生まれた踊りが定着した例です。
HIPHOPは音楽、ファッション、ダンスを軸に世界中で大きな経済効果をあげていますし、アフリカ系アメリカ人の自尊心や生活環境にも大きな影響を与えました。
舞踏は経済効果は高くないかもしれませんが、日本人の美学や価値観を伝え、日本の芸の深みを感じてもらい、日本への尊敬と理解を集め、大きく言ってしまうと世界平和に貢献します。
ダンスの性質としては、能や歌舞伎にも通じる静の中に潜む内的エネルギーの強さ、偽りのないリアルな身体との向き合い、繊細で多様な日本人的情緒など他国の踊りには無い独自の要素がたくさん詰まっており、踊りの定義やメソッドもしっかりと確立されています。
日本で活躍しているトップダンサーの中にも、実は舞踏と接点がある方はたくさんいらっしゃいます。
また、これは国内外で共通しますが、音楽家や美術家、文学家者など他ジャンルの芸術家からの評価が非常に高いことも特徴的です。
舞踏は他のカテゴリーの芸術に与える影響が強いとも言えるのではないでしょうか。
※少女から老婆まで様々な女性を身体に宿す雪雄子さん Photograph : yixtape
香港の振付家に言われた言葉です。
『雪まつりではたくさんの外国人が札幌を訪れるのに、どうして君たちはアクションを起こさないんだ。彼らは雪まつりをメインに楽しみに来るが、中には日本独自の芸術にも触れたいと思う人がそれなりにいるはずだ!』
札幌国際舞踏フェスティバルの開催を決めたのは、この言葉がきっかけでした。
外に目が向いていなかったな、と反省すると同時に「踊りには言葉が必要ない」という強みも発見し、舞踏のような世界に類を見ない日本独自の芸術こそ、この時期に開催するべきだ!という使命感も感じました。
クラシック、ジャズ、HIPHOP、クラシックバレエ、フラダンスなど海外の芸術文化を受け入れて独自に発展させることも大変素敵ですが、日本人が日本人であるためにも、日本で生まれた日本独自の芸術文化を大事にしながら発展させ、広めていくことも大事だと感じるようになったのです。
ちなみに舞踏フェスを開催することを香港の振付家に伝えたところ、めちゃくちゃ喜んでくれました。
※舞踏フェスプレイベント・大野慶人4DAYSより 大野慶人さんの踊り Photograph : yixtape
2017年1月31日~2月12日まで開催される本フェスティバルは写真展、舞踏BAR、ワークショップ、シンポジウム、舞踏公演から構成されます。
「GLOBALとLOCAL」をテーマに、世界に広がるButohと地域に根差す舞踏を取り上げ、そこから新時代の舞踏はどうあるべきかを模索していきます。
【フェスティバル日程】
写真展 in 資料館 2017年1月31日(火)から 2月5日(日)まで
写真展 in ススキノ 2017年2月7日(火)から 2月12日(日)まで
オープニングイベント「舞踏Bar」 2017年2月5日(日)
舞踏ワークショップ 2017年2月8日(水)9日(木)
舞踏シンポジウム 2017年2月10日(金)
舞踏公演 2017年2月11日(土)、12日(日)※全4回公演、国内外から8組が出演
公式ホームページ http://sapporo-butoh.com/
FACEBOOKページ https://www.facebook.com/sapporobutohfestival/
TWITTER https://twitter.com/butoh_north_sap
※舞踏公演出演者 吉本大輔さん(東京) Photograph : 引地 耕太
2012年から2016年までの開催実績です。
舞踏BAR Vol.1~5 全5回
舞踏ワークショップ 150回以上開催
野外舞踏ワークショップ 全3回(森や滝、遺跡など)
舞踏公演、舞踏イベントやワークショップに招聘した舞踏家や芸術家など
雪雄子、岩名雅記、松岡大、石井則仁、大野慶人、志賀信夫、ヒグチケイコ、飯田雅春、サトウヒカル、早乙女宏美、トマツタカヒロ、後藤弦城、山田邦喜、浅井憲一、アヤ、でく小川、三上千年、藤野羽衣子、TAKAE、shohei takata、有末剛、Hugues Vincentなど
舞踏公演「十月十日」「カム ウィズ ミー」「銀鱗回廊」「怪談」「ひかり蜘蛛」など
舞踏写真展「都死-URBACIDE-」
ビル乗っ取りパフォーマンス「水協ビルを踊る」
ドラマー5人と舞踏家5人による一騎打ち五番勝負「ドラムと肉体」
※Photograph : yixtape、Atsushi Kato
本番までの制作過程のレポート、プレイベントのレポートや動画、公演やシンポジウムの様子に加えて舞台裏やインタビューも見られるドキュメンタリー映像、終了後に作成する写真集兼レポートの小冊子など、札幌国際舞踏フェスティバルに訪れることはできなくてもフェスティバルの内容が詳しくわかる特典となっております。
・「フェスまでの道のりレポート」
フェスの準備期間の模様を随時ご報告いたします。複数回にわたりPDFファイルでお届けします。
・「プレイベント報告書(完全版)」
ホームページにプレイベントの様子は写真付きで掲載していますが、さらに詳しい報告書の完全版をPDFファイルでお届けします。
※画像はイメージです
・「プレイベントの動画」
これまでに開催した全3回のプレイベントの模様をデータでお届けします。
・「ドキュメンタリー映像」
舞踏フェスのドキュメンタリーを撮影・編集し、データやDVDでお届けします。
※プラン(ご支援金額)によってデータ渡しか、DVDとデータの両方か異なります。
※画像はイメージです。
・「写真・レポート小冊子の舞踏フェス2017REPORT(仮)」
フェスティバル終了後に制作する予定の写真集とレポートを掲載した小冊子をお届けします。
※画像はイメージです。
支援金を活用させていただき、舞踏を見たことが無い「15歳から26歳までの若者」を舞踏公演に招待します。
観覧希望の若者は当団体がホームページなどで募り、抽選の上選ばせていただきます。
当選して舞踏公演を観覧した方には、専用のA4用紙に感想を書いてもらいます。
感想はコピーして支援者にお届けいたします。
個別のレポートとは別にプロジェクト全体のレポートもお送りいたします。
・舞踏を観たことがない若者を抽選で1名、舞踏公演のいずれかに招待します(一公演のみ)
・舞踏を観たことがない若者を抽選で1名、全ての舞踏公演に招待します。(全四公演)
その他にご用意させていただく特典をご紹介いたします。
・ホームページにお名前を記載させていただきます
http://sapporo-butoh.comのページ内にお名前を記載させていただきます。
・舞踏フェルティバル特製壁紙 PC用/スマホ用
舞踏フェスティバルで撮影した写真をもとに壁紙を作成し、お送りいたします。
※画像はイメージです。
・シンポジウムにご招待
・舞踏公演にご招待
2017年2月10日開催のシンポジウムや、2月11-12日開催の公演にご招待させていただきます。
※プラン(ご支援金額)によって内容が異なります。
※旅費宿泊費などの経費は各自ご負担ください。格安航空券、ご宿泊先、美味しいご飯屋さんのご相談は随時受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
※公演出演者 Syv Bruzeauさん(France)
当団体は若いメンバーが多く、企画力・実行力においては一定の自信があるのですが、資金力はありません。
今回のフェスティバルの総事業費は、まだ未確定ですが450万円前後になりそうで、当団体の事業規模からすると大分背伸びした金額になっています。
費用削減のためにできることとして
まずは必要経費の削減(LCCなど格安航空券の活用、アーティストレジデンスやウィークリーマンション、民泊の活用など)、助成金の申請(約150万円ほど)、なるべく広告にお金をかけずにチケットを売るための幅広い広報戦略(海外メディアや旅行代理店へのプレスリリース、プレイベントの実施、他のイベントとの広報協力など)を実践中です。
削減は大事ですが、舞台を裏で支える人たちの人件費など、削ってしまうと「無事に開催して、終えること」の成功率が著しく下がる項目もあり、予算調整は慎重に進めています。
照明や美術にこだわれば、今後も予期せぬ大きな出費が出てくる可能性があります。
人件費・舞台費:180万円前後
(会期中の出演費、舞台監督、照明、音響、受付、通訳、客席誘導係、仕込み、設営、ばらし、美術、照明や音響の機材レンタル、運搬費など)
会場費:約60万円
(コンカリーニョ、レンガの館、資料館など)
旅費交通費:120万円前後
(公演出演者、シンポジウムのパネリストなどの飛行機代、JR代、地下鉄代、宿泊費 ※雪まつり期間の為、一部は通常よりも割高に)
広告宣伝費:40万円前後
(フライヤー印刷費、デザイン代、ポスター代、WEBデザイン、チケット印刷代、プレスリリース料金、折込料金、WEB広告や可能ならステッカー程度の地下鉄広告など)
その他:3~40万円
(写真展のパネル制作費、翻訳費用、フライヤーやポスターの郵送費〔国内外300カ所以上〕、広報などお手伝いしてくれる人の交通費、フェス動画や写真の保管費用、DVD作成費用、ほか何かとかかってくる雑費)
チケット収入
全公演満席時(680席):約200万円
(学生割引や当日券などの比率によって変動)
助成金:約150万円
不足分:100万円前後
※公演出演者 田中誠司さん(奈良) Photograph : 久保田利一
舞台芸術は収容できる座席数の割に経費がかなり大きく、正直に申し上げると成果に見合った対価を得られることはまずありません。
チケットを完売し、大成功しても大赤字になることはこの世界ではよくあります。
しかし、この活動には大義があります。
そしておそらく未来もあります。
人類は太古より哲学、科学、文学、芸術などで価値観や常識を新しく更新し続け、未来に文明を繋げてきました。
例えるなら地動説、地球球体説、楽器の発明、ワクチン開発、クラシックバレエの誕生、前衛音楽やノイズミュージックの発生、スマホの誕生など、様々な「新しい価値観」を生み出してきました。
幅広い方に「わかりやすいもの」を提供する事もとても大事です。
ですが、一方で先鋭的な芸術表現には「人類の価値観を広げる役割」があり、わかりにくくても奥が深い芸術表現には「人類の価値観に深みを与える役割」があるのではないでしょうか。
わかりやすいとわかりにくい、どちらが正しいという訳ではなく、人間にはどちらも必要なのだと思います。
※舞踏公演出演者 SU-EN(スウェーデン) 美術 : 柿崎順一(長野) Photograph : Okamoto
私たちにとってこのフェスティバルが終わりではありません。
むしろここが始まりです。
舞踏のイベントは年に5-6回、舞踏公演は年に1-2回、ワークショップは年に20回以上開催していきます。
今回のフェスティバルで他地域との連携を強化し、お互いに作品や人材が行き来しあう関係を作っていきます。
舞踏のことをもっと知ってもらうために、ポータルサイトの作成や小冊子・書籍の発刊なども計画していきます。
フェスティバルの開催はかなり体力を使うことを知ったので、期間を明言することは怖気づいてしまいますが・・・3,4年に一度くらいのペースで継続開催できればと考えています。
舞踏だけではなく、日本文化はどれも初めはわかりやすくないものばかりです。
最初の頃は理解ができないけれども、続けていけばある時ふと境界を飛び越えて
芸の大いなる深みを感じることができるようになり、同時に美しく生きることを学ぶのではないでしょうか。
人と芸術、文化が共に影響し合って美しく生きていく。
それこそが芸術、そして文化を人類が太古より手放さずに、受け繋いできた理由なのかとも感じています。
長くなりましたが、最後までお読みいただきまして誠にありがとうございます。
どうかお力をお貸しください。
よろしくお願いいたします。
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