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京都を拠点に活動する劇団・ルドルフによる「その犀はひとり行く」東京公演をクラウドファンディングで実現!
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2008年より京都を拠点に活動する演劇ユニット。既成戯曲の上演を経て、2011年よりオリジナル作品の上演を開始。思い通りに行かない人生を受容し生き抜いて行く人々の姿を、時にユーモラスに、時にシリアスに描く。近年の上演作品に、説話集『宇治拾遺物語』を舞台化した『まつろはぬものの記 -探訪 宇治拾遺物語-』、大正時代に実在した天文学者の物語を題材とした『隕石の栞』、『平家物語』を原案とした『その犀はひとり行く』、対照的に生きる二人の女性の出会いと人生の変容を描いた『ヒロインの仕事』など。2020年、『隕石の栞』で十三夜会奨励賞受賞。2023年、『ヒロインの仕事』で関西えんげき大賞優秀作品賞受賞。
京都を拠点に活動する劇団・ルドルフによる、『平家物語』を原案とした現代劇『その犀はひとり行く』東京公演の公演製作費を募るプロジェクトです。
京都を拠点に活動する劇団・ルドルフによる、 『平家物語』を原案とした現代劇『その犀はひとり行く』東京公演の公演製作費を募るプロジェクトです。本作は平清盛の五男・重衡を主人公のモデルとしたもので、2021年に京都で初演しご好評をいただきました。今回はその再演で、劇団初のツアー公演となります。
◎その犀はひとり行く 特設WEBサイトは こちら
はじめまして。京都を拠点に活動する演劇ユニット、ルドルフです。
劇作家・演出家の筒井加寿子が主宰・脚本・演出を務めています。
ルドルフは2008年より活動を開始し、既成戯曲の上演を経て、2011年よりオリジナル作品の上演を開始しました。これまでに、平安時代の説話や、大正時代に実在した天文学者、同人漫画家など、多様な題材をもとに9作のオリジナル作品を発表。どの作品においても、 思い通りに行かない人生に苦悩しながらも、それを受容し前向きに生きていく人々の姿を、シリアスやコメディ等、さまざまなテイストで描いてきました。
『ヒロインの仕事』©︎酒谷薫(SARUGRAPH)
近年は、2020年に上演した 『隕石の栞』で十三夜会奨励賞を、2022年に上演した最新作『ヒロインの仕事』で第1回関西えんげき大賞優秀作品賞をそれぞれ受賞し、また、『ヒロインの仕事』が第30回OMS戯曲賞の最終候補作品に選出されるなど、評価をいただく機会が増えてきています。
『ヒロインの仕事』©︎酒谷薫(SARUGRAPH)
今回上演する『その犀はひとり行く』も、2021年に京都で初演しご好評をいただいた作品で、 「一般観客が選ぶ『関西Best Act』」において2021年作品部門2位に選出されました。
本公演の上演作品『その犀はひとり行く』は、2021年に京都で初演し好評をいただいたもので、「一般観客が選ぶ『関西Best Act』」において2021年作品部門2位に選出されました。
『その犀はひとり行く』初演の様子 ©︎酒谷薫(SARUPGRAPH)
2023年度、ルドルフが名古屋に新設された劇場 「メニコン シアターAoi」のオープニング主催事業に招聘されたことから、思い入れのあるこの作品をまずは名古屋で上演し、その後、より多くのお客様にこの作品をご覧いただくために、ルドルフ主催による東京公演を実施することといたしました。
東京公演の実施にあたっては、シアターAoiとできるだけ舞台サイズ等の条件が近い環境で上演するために、 「シアターグリーン BOX in BOX THEATER」を会場としています。芸術文化振興基金より助成をいただいておりますが、劇場費・移動費・宿泊費といった経費が京都で行う公演よりも格段に嵩んでしまうため、活動資金が大幅に不足しております。
できれば自力で資金を賄えるのが理想的ではありますが、今回は 招聘していただいた愛知公演と可能な限り同等の規模やクオリティを維持するために相応の経費が必要なこと、クオリティ担保のためにも出演者やスタッフの移動・宿泊を含めた環境を無理のない形に整える必要があること、そして今後の活動継続のために過度な負債を抱えないことなどを考え、僭越ながらクラウドファンディグという形でご支援を募ることといたしました。
現時点で、出演者・スタッフ約12名が東京に5日間滞在して公演を行うのにかかる費用として、
劇場費(公演実施の3日+前入りで劇場仕込みとリハーサル実施で全5日間利用):約80万円
舞台美術・音響照明機材・衣装・小道具・物販用商品などの運搬費:約30万円
キャスト・スタッフの交通費(主に京都―東京間の往復にかかる新幹線代):約30万円
キャスト・スタッフの宿泊費(ホテル代):約25万円
が見込まれています。(このほか、チケット料金や芸術文化振興基金からの補助金で賄う費用として、出演料、スタッフ委託費、舞台美術制作費、設営費、衣装・小道具費、チラシ・ポスター制作費、広告宣伝費等を見込んでおります。)
今回皆さまからご支援いただくことで、これらの費用の一部をまかなうことが出来ればと考えております。劇団初の東京公演を、ぜひともご支援いただけたましたら幸いです。よろしくお願いいたします。
『その犀はひとり行く』は、『平家物語』に登場する平清盛の五男・重衡の物語をモチーフに、激動の時代の中で「悪人」として生きることを強いられた男の苦悩と解放を描いた現代劇です。
主人公のモデルとなった平安末期の武将・平重衡は、心遣いとユーモアに満ちた人柄で周囲の人々から愛されたと伝わっていますが、源平争乱が激化していくなかで、彼の思いとは裏腹に幾度も戦に出ることを余儀なくされました。平家滅亡後には 南都焼討の大罪人として斬首刑に処され、29年の短い生涯を閉じます。悲劇的な晩年を過ごした重衡ですが、処刑時の彼からは憎悪や悲嘆に溺れる様子は感じられず、それよりも、暗闇にあってこそ見える大切な何かを見出し、そこにしっかりと心を定めたかのような潔さや力強さが感じられます。
『その犀はひとり行く』初演の様子 ©︎酒谷薫(SARUGRAPH)
作・演出の筒井は、重衡がそのような境地に至った背景や彼が最期に見たものを舞台作品のなかに描き、観客の皆さんにそれが追体験できるような時間を提供してみたい、という思いで創作に着手しました。その体験が、現代を生きる皆さんにとってひとつの灯台のようになり得るのではないかと考えたのです。
遠い昔の出来事をベースにした物語ではありますが、 人生が決して望み通りにいくわけではなく、そしてそれでも生き抜いていかなければならないのは、現代を生きる人々にとっても変わりありません。その意味で、いま上演する価値のある作品だと考えています。
京都での初演時には、ルドルフの公演や京都の小劇場演劇を日頃からご覧いただいている皆さまだけでなく、『平家物語』や平重衡に日頃から興味をお持ちの方々や、初めて演劇をご覧になる方、小中学生のお子様などにご来場いただき、多様な観客の皆さんから好意的なご感想をお寄せいただきました。初演のアンケートの一部をご紹介します。
再演にあたっては、主演として新たに 文学座の小谷俊輔さんをお迎えしています。脚本も一部改訂し、初演よりもぐっと濃密な人物像や場面づくりを目指し、現在稽古に励んでいるところです。作品としても、初の東京公演という意味でも、劇団にとって大きなチャレンジとなります。良質な作品をひろく観客の皆さんにお届けするために必要な資金をできる限り確保し、本プロジェクトを成功に導き、今後のルドルフの活動継続にも繋げていきたいと考えています。
本作のタイトルは、 仏典『スッタニパータ』の一節「犀の角のようにただ独り歩め」からとりました。人生という闇をもがきながら進み続ける人々にとって、本作がひとつの光となれば幸いです。
宰相の息子・叶昌景は、ある女の処刑を命じられる。女は貴族の娘で、武人の身分からのし上がった叶一族を滅ぼすべく法皇らと謀議を行なったかどで流罪となっていたが、宰相が半ば強引に死罪に覆したのだった。処刑にあたり昌景が最期の望みを尋ねると、女は母からもらい受けた小さな神像にただ祈りたいと話す。その神は、祈りを捧げる者すべてを楽土へ導くという。処刑の正当性に疑念をもつ昌景は、女が残した神像のことが気にかかる。
表向きは栄華を極める宰相一族だが、宰相もその子どもたちもみな一様に強い抑圧にさらされていた。皇帝に嫁いだ娘の淑子は宮廷での身分差別に悩まされ、長男は法皇に性的搾取を受け続けたことから病の床に伏し、宰相は己の忠誠心を理解せず我が子を死に追いやろうとする法皇への恨みを募らせている。昌景も度重なる叛乱のために気の進まない戦が続き、深く心を悩ませていた。
そんな中、淑子の皇子出産を祝う宴に、都で評判の舞手が現れる。その女の顔を見て、昌景は激しく動揺し…
本作の構想は、主宰の筒井が『平家物語』に描かれた 平重衡と浄土宗開祖・法然のエピソードを読んだことから始まりました。重衡は平家滅亡後、南都焼討を行ったことから罪人として処刑されることになりますが、死の直前に法然に会うことを自ら願い、「私はこれまで悪いことばかりで、良いことなど一つもしてこなかった。こんな悪人が助かる方法があるのなら教えてほしい」と自分の行いを深く懺悔するとともに、法然に救いを求めます。
このエピソードが気になって重衡について少し調べてみたところ、平時には心遣いとユーモアあふれる人柄で周囲の人々から愛されていたことや、源氏の捕虜となっても申開きや命乞いを一切しなかったことなどを知り、重衡が心優しくまっすぐな人柄の持ち主だったことがわかりました。
重衡は、おそらく清盛の息子として生まれなければ罪人になることなどなかったのではないかと思われます。そのような人物がなぜ悪人とならなければならないのか、そしてそんな不条理に晒されながら、なぜ重衡の最期の様子には憎悪や恨みが感じられないのか、 この世の不条理を恨み「怨霊」となってしまう人々と一体何が違うのかと考え始めたことが、本作の構想のもとになりました。
重衡とまったく同じ境遇ではなくとも、世の不条理をなんとか受け入れながら生きていこうともがいているという点では、現代を生きる人々も同じではないかと思います。遠い時代に生きた重衡の物語を架空世界の物語として描くことで、そんな 人間の普遍的な問題について、適切な距離をもって、かつ実感をもって感じたり考えたりできれば、と考えたことが、平重衡をモデルとした理由です。
【名古屋公演】
日程|2023年12月1日(金)~3日(日)
12月1日(金)18:30開演★
12月2日(土)14:00開演
12月3日(日)14:00開演
★…ポストパフォーマンストークあり
*開場は開演の30分前、受付開始は60分前
会場|メニコン シアターAoi
〒460-0006 愛知県名古屋市中区葵三丁目21番19号
チケット|一般 3500円、U18 2500円、障がい者割引 2800円
取り扱い|
公益財団法人メニコン芸術文化記念財団
チケットぴあ[Pコード: 522-067]
主催|公益財団法人メニコン芸術文化記念財団
【東京公演】
日程|2023年12月8日(金)~10日(日)5回公演
12月8日(金)14:00/18:30★
12月9日(土)13:00/17:00★
12月10日(日)13:00
★…ポストパフォーマンストークあり
*開場は開演の30分前、受付開始は60分前
会場|シアターグリーン BOX in BOX THEATER
〒171-0022 豊島区南池袋2-20-4
チケット|初日割引 3,500円、一般 4,000円 、U253,000円
取り扱い| CoRichチケット!
主催|ルドルフ
原案|『平家物語』
脚本・演出|筒井加寿子
筒井加寿子
ルドルフ主宰。高知市出身。演出家・劇作家・俳優。
1999年、劇団衛星入団と同時に演劇活動開始。2003年退団後、フリーの俳優としての活動を経て2008年にルドルフを立ち上げ。演出・劇作を開始する。
2008年よりアレクサンダー・テクニックを芳野香氏に師事
2018年 全米ヨガアライアンス認定 指導者養成コース200時間 修了
2020年度よりNPO法人京都舞台芸術協会 理事
平成21年度京都市芸術文化特別奨励制度 奨励者
photo:Daniel.Y
【スタッフ】
舞台監督:長峯巧弥
舞台監督助手:森本柾史
舞台美術:竹内良亮
照明:吉本有輝子[真昼]
音響:三橋琢
衣装:鷲尾華子
宣伝イラスト:奈々巻かなこ
宣伝美術:森宗香土巳[ISSO inc.]
制作:古川真央[合同会社syuz'gen]
インターン:平野みなの、山尾みる[合同会社syuz'gen]
脚本協力|総本山三井寺、岩田慈観[真言宗単立寺院 ⻘蓮庵]、芳野香[ATCスタジオK]
協力|文学座、幻灯劇場、ドキドキぼーいず、劇団衛星、株式会社リコモーション、日本海、およそ三十世帯、ISSO inc.
助成|芸術文化振興基金助成事業、京都芸術センター制作支援事業
いただいた支援金は、主に東京公演実施のための劇場費・移動費・旅費宿泊費に使わせていただきます。今回上演を成功させることで、まだ見ぬ観客の皆さまに良質の作品をお届けし、またルドルフとしても、この経験を今後の活動に活かしていければと考えております。
ご支援いただいたみなさまに、以下のようなリターンをご用意しています。
主宰・筒井から御礼のメールをお送りします。
『その犀はひとり行く』のパンフレット、および本公演の特設ウェブサイトにお名前を掲載させていただきます。
※コースによって掲載の大きさが異なります。
※備考欄にご希望のお名前をご記入ください。記入のない場合はユーザー名を掲載させていただきますのでご了承ください。
※製作進行の関係で、
当日パンフレットへの掲載を希望される方は11月20日までにご支援をお願いいたします。11月20日をすぎますと、ウェブサイトのみの掲載となりますのでご了承ください。
A:文梅、B:叶昌景、C:蓮の花の3種類をご用意しています。
2023年12月4日(月)までにご支援くださった方に、ルドルフよりご案内のメールをお送りいたしますので、ご希望のご観劇日時を[公演3日前の23:59まで]にご指定ください。
※全席自由・当日受付順整理番号つき
※ご来場いただけなかった場合の払い戻し等不可
【東京公演】
日程|2023年12月8日(金)~10日(日)5回公演
12月8日(金)14:00/18:30★
12月9日(土)13:00/17:00★
12月10日(日)13:00
★…ポストパフォーマンストークあり
*開場は開演の30分前、受付開始は60分前
会場|シアターグリーン BOX in BOX THEATER
〒171-0022 豊島区南池袋2-20-4
今回はプロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、もし目標金額未達となった場合でも不足する資金は劇団で補填し、上演とリターンのお届けは必ず行います。
ルドルフの初の東京公演をぜひ応援してください!
主人公のモデルとなった平重衡は、『平家物語』の主要登場人物のなかでは、比較的ドラマチックなところの少ない人物かもしれません。一ノ谷の戦いで源氏の捕虜となった彼は、源平最後の戦いとなった壇ノ浦の戦いには加わっていないので、『平家物語』最大のクライマックスには登場しません。それ以前に起きた重要な戦においても、史実では彼が総大将となり勝利をおさめていても、なぜかいなかったことにされています。性格的にも穏やかで冷静だったためか、死の間際にあっても、己の身に起きたことを客観的に見つめ、自身の考えを淡々と語っているため、あまり派手さがありません。地味です。人によっては、あまり面白味のない人物と受け止められてしまうかもしれません。
ですが私は、彼のように一見派手さのない人物こそが、世の中を平穏に保つことにそこそこ大きく貢献しているのではないかと思うのです。怨霊となる人の人生は起伏があってとてもドラマチックですが、そうならないように人知れず闘うことも、並々ならぬ偉業です。そんな静かな闘いを、作品のなかに少しでも描けたらと思っています。
クラウドファンディングという形で資金を募ることに対しては、正直なところとても恐縮してしまう気持ちもあるのですが、もしこのページをお読みいただいてご支援に対して前向きなお気持ちを感じていただけましたら、ご協力いただけますと大変嬉しく思います。
最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。
ルドルフ主宰 筒井加寿子
2000 円
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100000 円