進捗のご報告
vol. 18 2021-05-27 0
Route42プロジェクトにご支援くださった皆様
前回の更新から大変ご無沙汰してしまいました。
本日、皆様にご支援いただいたRoute42のフォトガイドブックの全ページ・表紙の
全てが校了(印刷所に印刷データをお渡しすること)となりましたことをご報告いたします。
本当にとてもたくさんのご協力とお力添え・ご支援を頂き、この瞬間を迎えることができました。
お一人お一人お会いして感謝の気持ちをお伝えしたいのですが、まずはこのような形でご報告させていただくことをお許しください。
本プロジェクトの始まりは、せっかくはるばる熊野地方に訪れた人に、
1つでも2つでも多くの美しい場所に訪れていただきたいという小さな願いから始まりました。
熊野地方といってもその範囲はとても大きく、行ったことがない人にとってはその規模感も想像しづらいところがあり、ほんの少しガイドになる線があるだけで、1つでも2つでも多くの魅力に触れることができると思ったからです。
しかし、「魅力」と一口に行っても雄大すぎるほどの自然は、私の拙い筆では到底描ききることは難しい、と思っていた矢先に、地元に住んでおられる写真家の丸山由起さんとの出会いがありました。丸山さんのお写真を初めて見た時、この語り尽くせない雄大な自然を写真に収めていただくことができれば、さらに多くの人が惹きつけられる!と直感しました。
丸山さんは1年以上におよぶ長い撮影期間、粘り強く撮影に臨んでいただき、本当にたくさんの素晴らしい写真を撮影いただきました。またクラウドファンディングでは中心になってこのプロジェクトを引っ張ってくださり、目標金額を大きく上回る金額に到達することができましたのも丸山さんのおかげです。
ご支援くださった皆様と共に、改めて丸山さんにこの場をお借りしてお礼をお伝えさせていただきたいと思います。
さて本プロジェクトは、国道42号線を軸に熊野地方の魅力を伝えるものですが、本の制作が進むにつれて、熊野地方の人々が日本という国に与えた影響の大きさに改めて気づくことになりました。本の中ではその一部をエッセイで収める形となりましたが、今後はウェブサイトを通じてROUTE42のプロジェクト全体でゆっくり、時間をかけて、より遠くへ届いていくように祈りを込めながら一つ一つ進めて参りたいと思います。
本は6月中旬より全国書店にて発売開始の予定です。ご支援くださった皆様のお手元にも同じタイミングで届くように発送準備を進めます。お待たせばかりして誠に恐縮ですが、お手元に届くまであと、もうしばらくお待ちください。
このプロジェクトは、ようやくスタート地点に立ったばかりです。ここに至るまでにも熊野地方の皆様にたくさんのことを教えていただきながらようやくここまで進んでこれました。
これからもどうぞご指導くださいますよう、お願い申し上げます。
末筆となりましたが、この本を企画していた当初は地球がコロナを知る前でした。
今や、以前と同じやり方や考え方が通用しない別の世界へと地球が変化しているようです。そしてあらゆる立場の人があらゆる形で怒り、悲しみ、分断されているようにすら感じられます。
皆様におかれましては、まずはご自身とご家族のご健康を第一に、一日も早く穏やかに毎日を過ごせるようになることを祈ってやみません。
こんな時代だからこそ、不平不満よりもまず感謝の言葉を口にし、決して奢らず相手を褒めて、
嘆くよりも、困難な状況すらも楽しみ、後ろを向くよりも前に進む。
そんな熊野の人々の生き方にこそヒントがあると思います。
このご時世が落ち着きましたら、みなさまぜひ熊野地方へ。
ROUTE42が良きガイドとなってくれることを祈ります。
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