日本人って読み物とか資料とか好きですよねというお話
vol. 19 2018-02-11 0
いつもご支援、ご協力ありがとうございます。
昨日は体調不良にてダウンしておりまして、ぼちぼち回復してきましたのでこちらのアップデートを書かせていただこうと思います。
新しい情報はないし、目新しいまとめは前回しましたのでアップデートでも何でもないですが、連載コラム程度のつもりでお付き合いください。
キックスターターとMotion Galleryでガイドブックの内容が違うんですよ、というお話をしたかと思います。
あれについて、キックスターターでの取り扱いはないのか、また、どうして内容が違うのかのお問い合わせをいただきましたのでこちらの記事にて回答とさせていただきます。
ゲームやそれに類するもののガイドブック。
そう聞いて皆様はどういったものを思い浮かべるでしょうか?
おそらく、書店に売ってる設定資料集、制作秘話などが書かれたもの、スタッフや出演者のコメントが掲載されているものを思い浮かべるのではないでしょうか。
一番薄くて、それに近いものといえば、映画のパンフレットです。
私は当初キックスターター用のリターンとしてそれに近いものを想定していました。
ところがですよ。
アメリカ人スタッフに「映画のパンフレットみたいなもの」と言っても通じないんです。
そう、私忘れてたんですが、パンフレットって日本独特の文化なんですよね。
映画を見て余韻に浸り、パンフレットを読んで「あの時のあれはこうだったのか!」などと回想したり考察したり。
これは、日本人独特の映画の楽しみ方だったんです。
ご存じの通り、キックスターターは日本からも支援できますが、大部分を占めるユーザーは海外の方です。
となると、当然あちらのやり方に合わせる必要があります。
なぜって、ローカライズのためのファンディングですから。
だから、キックスターター用のガイドブックはアートブックのような画集メインのものとなります。
ではなぜ、キックスターターに日本版のガイドブックを置かないのか。
両方作ることは、作業的には可能です。
ですが、これ以上物理リターンを増やすとリターンの原価割合が増えて肝心の作品のためのコストが捻出できなくなってしまうからです。
あくまで、キックスターターはローカライズのためのものです。
だから、フルボイスのためのストレッチゴールもかなり高額に設定されています。
こちらはあくまでもフルボイスのためのクラウドファンディングとなっております。
こちらにサクセスしなくても、「隣人~Neighbor~」のボイスなしは制作されます。
ですが、何度も言いますが、この選択肢のないヴィジュアルノベルを、私は一本の映画のように世界に没入して楽しんでいただきたいと思っています。
そのほうがよりリアルに様々なものを感じていただけると信じているからです。
そのために、皆様のご協力が必要です。
どうか、引き続きのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。