ホラーノベルに声は必要かどうか
vol. 6 2018-01-27 0
キャラ紹介はメインの二人をご紹介したところでいったんお休みして、表題の件について書いてみたいと思います。
残りのキャラ紹介は、支援者限定記事として今後アップしていきたいと思っています。
核心に近い部分なども出てきますので、ご了承ください。
その記事が見たい方は是非ご支援を!
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迷っている方は是非!
さて、ホラーノベルに声が必要かどうか。
これは「ゲーム(ヴィジュアルノベル)」というものをどう捉えているかによると思います。
なくても、ないなりに楽しめます。
昨今のゲームともなりますとフリーゲームですら声が入っているものは少なくありませんが、ともかく、声はないならないなりに楽しめる。
それが、ヴィジュアルノベルだと思います。
文章と、絵と、演出。
現に、昔のノベルゲームはこれで成り立っていました。
では、ホラーノベルに声は必要なのか。
私は必要だと思っています。
私は自分が制作するノベルゲームを舞台や映画と同じく「総合芸術」だと捉えているからです。
制作にかかわってくださった方が、うちの作り方を「映画やドラマ制作のような座組のようだ」と評してくださったことがあります。
それぞれがそれぞれの役割をきっちり担い、お互いにしかできないことを分担する。それぞれが作品の柱となって支えるのです。
状況や心情を表すこと、受け手に恐怖を与えることは、文章にもできます。絵にもできます。でも、それならばヴィジュアルノベルである必要はないのです。小説で十分なのです。
けれど、そこに体温を与えることは「声」にしかできないことなのです。
物語の中の人物が確かに生き、怯え、時に立ち向かう。
登場人物が人間として生きて皆様の前に存在するためには声が必要不可欠なのです。
「隣人」というこの作品を、私は確かな体温があるヴィジュアルノベルとしてお届けしたいのです。
少なくともこの作品は、「声を必要として」います。