※ラスト再掲します。
vol. 81 2025-12-03 0
※ラスト再掲します。
<BLOCKADE RUNNERさん>
バーを舞台にした大胆ユニークなワンシチュエーションSF映画!
タイトル通り、本作品は前作、酒場SF『REUNION』、『REUNION:02』に続く『REUNION:03』へのプロローグとなる。
量子空間“ゼロポイントフィールド”にある酒場REUNION。ほぼ黒い背景の中に浮かび上がるバーカウンターを舞台にしたワンシチュエーションの演出は、店主でこの物語の主人公ミカと店を訪れる客とのやりとりに独特の緊張感と幻想的な空気を醸し出し大胆で斬新。酒場SFというこのシリーズのコンセプトへの原点回帰にもなっている。
あくまでもプロローグ編ゆえに今回は控えめなものの、SF映画らしいVFXと精緻なプロップスは極めてクオリティが高い。また構成は物語の展開というよりは登場人物を紹介する会話劇の要素が強いが、そのやりとり一つ一つが味わい深いものになっていて引き込まれる。
ユニークで個性的な登場人物は、時にシリアスで時に可笑しく、REUNION:03への期待が高まる。そしてBGMもまた単調になりやすいワンシチュエーション/会話劇に厚みを持たせドラマチックにしている。
まさかクラファンで制作された映画が、その後5年以上、一つの作品、世界観として継続されるなんて、ちょっと驚愕だ。本作品は、その名の通り、プロローグ...3の始動が楽しみだ。
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