publicoの物語、更新中！ タブロイド（機関紙）2号制作応援プロジェクト

パブリコのタブロイド（機関紙）「パブリコマガジン」2号でもお伝えする新たな取り組み、ホットケーキ事業。この”アップデート”ではパブリコに携わるひとびとの言葉もリレー形式で紹介していきたいと思います。今回は、9月のグランドメニュー化に向けて鋭意研修中のスタッフによるコラム◎

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「ホットケーキさん」

ホットケーキを焼く技術は、驚くほどシンプルだった。想像していた通り、いや、それ以上に単純に思える。しかし、シンプルであることと、容易であることは決して同義ではない。実際、とても難しい。思い通りに生地は落ちてくれず、十分に待ったつもりでも、まだ時間が足りない。うまく返せなければ、どこか気まずい音がする。

焼き方のマニュアルがあったとしても、ほとんど役に立たない。もはや「ホットケーキ」と気軽に呼ぶのがためらわれるような、繊細で奥深い作業なのだ。美しく焼き上げるには、丁寧さと継続、そして相手の状態を見極めながら慎重に向き合うことしかできない。

そうしてようやく、商品として提供できるのは、数々の試練を乗り越えた「ホットケーキさん」たちなのである。（いしやきいも）

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シンプルなプロセスのなかでほんとうに真っ当によく仕上がった「ホットケーキさん」