わたしたちのあいだにあるものー刑務所アートを見ること、語ること、わかちあうことー
vol. 43 2025-05-19 0
第3回となる刑務所アート展は、東京都墨田区で開催します。
本展では、刑務所で過ごす受刑者や出所者、家族など、刑務所にかかわるさまざまな立場の人々による芸術作品、約200点を展示します。
作品の背後には、自由を奪われた人々の想い、社会の中での孤立、見えない境界線の存在など、さまざまな「隔たり」が浮かび上がります。
24日(土)は、対話イベントを開きます。今回はそのご案内です。
午前中にメイン会場である京島劇場で作品をゆっくり鑑賞したあとは、場を移して、少人数で輪になって語り合う時間を持ちます。対話の場のタイトルは、「わたしたちのあいだにあるもの」。
私たちの社会には、見える「壁」もあれば、気づきにくい「壁」もあります。距離や違いを感じるとき、わたしたちはどう感じ、どのように関わろうとしているのでしょうか。
この対話の時間では、作品を通して感じたこと、心に残った言葉や問いを手がかりに、それぞれの経験や気づきを持ち寄ります。正解を出すことや議論をする場ではなく、静かに自分の言葉を見つけ、誰かの声に耳を傾けるような時間になればと願っています。
特別な知識や発言の義務はありません。どうぞ、安心してご参加ください。
開催日時:2025年5月24日(土)11時~14時30分
(12時~13時は自由時間です)
開催場所:
鑑賞時間(11時~12時) 京島劇場(東京都墨田区京島3丁目23-11)
対話時間(13時~14時30分) うちらの居間 分館(東京都墨田区京島3丁目17-7)
参加費:ひとり500円+お気持ち
<申込みはこちら>
ファシリテーター:
新田慎二 プロジェクトマネージャー/「ねえねえ きいて」聞き手
IT系企業でプロジェクトマネージャーを勤めつつ、心理カウンセラーの資格を得て、誰もがより手軽に心のメンテナンスができるようになれる環境をと、お話を聞くサービス『ねえねえ きいて』を仲間とともに立ち上げ、現在もささやかに運営中。
黒木萌 Prison Arts Connections メディア・コミュニティ担当
1987年 宮崎県延岡市生まれ。精神科訪問看護を運営する企業の採用チームの仕事などを担う。地元の子育て支援センターで事務を担うほか、定時制高校で国語の講師をしていたこともある。また通信制大学で社会福祉士取得に向け勉強中。一般社団法人「ハウリング」の理事も務める。
サムネイルに使用した作品は下記の通りです。
左:M・T「抱く」
右:コハゾー「握手」
<申込みはこちら>
また、24日(土)は、17時~オープニング・トークも実施します。お誘い合わせの上、ご来場ください。
5月26日まで、第3回「刑務所アート展」展示会の開催資金を集めるため、目標250万円のクラウドファンディングを実施しています。ぜひ、プロジェクトページをご覧になり、ご支援いただければ幸いです。