刑務所アートを通じて、自分の気持ちと向き合うー原田いくみさんからの応援コメント
vol. 42 2025-05-19 0
「第3回刑務所アート展」クラウドファンディングへ、一般社団法人ハウリング代表理事の原田いくみさんから応援コメントをいただきました。
原田いくみ 一般社団法人ハウリング 代表理事
<プロフィール>
秋田出身 全ての人がありのままの自分を愛せるように、生理の貧困解決や包括的性教育に取り組む団体「一般社団法人ハウリング」設立。発達障害当事者としての活動や、子どもの体験格差をなくすためのイベント等を行う。著書「ベビ待ちってなんだよ」(宝島社)
<応援コメント>
「刑務所」という言葉が、どこか遠い存在のような印象がありました。映画やドラマの中の出来事、自分とは異なる特別な誰かの話だと、無意識のうちに感じていたのです。ごく近しい人が犯罪と関係があってもなお、刑務所は遠くにあると感じていました。その実態を見ようとしても薄いベールがかかったように見え、いつしか考える必要すら感じなくなっていました。
昨年、友人から刑務所アートについて聞いたとき、「確かに大切なことではあるけれど…」と、その必要性を完全には理解できないまま支援をしました。そうして、なんとなく出会うことになったアートを見て、単純に「面白い」と魅入りました。上手に説明できず申し訳ないのですが、とにかく面白く、作品に没頭する時間、私と刑務所の壁はなくなったように感じました。
情熱もスキルも表現方法も異なる作品たち。それぞれの作品から、全く違うさまざまな人間がいることを理解できました。「刑務所」にいる「誰か」のアートを通じて、自分自身の中の気持ちと向き合うこととなったのです。
応援の言葉を寄せさせていただきましたが、実は「感謝の言葉」の方がしっくりきます。まだまだ見えない角度があるのだと体感する機会をいただき、ありがとうございます。今回の開催で、さらに考える機会になるでしょう。
ぜひ皆さんも、自分の心で感じていただけたらと思います。
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原田さん、応援コメントありがとうございます。
5月26日まで、第3回「刑務所アート展」展示会の開催資金を集めるため、目標250万円のクラウドファンディングを実施しています。ぜひ、プロジェクトページをご覧になり、ご支援いただければ幸いです。