facebook twitter mail key notification checkmark chevron chevron-left location image user group plus comment bubble

「第3回刑務所アート展」の開催をクラウドファンディングで実現!

壁の向こうから届く声を受け止め、回復を共に考える-
「第3回刑務所アート展」開催

全国の刑務所から届くアート作品を展示する「第3回刑務所アート展」を東京で開催します。作品を通して、壁の向こうにいる受刑者一人ひとりの人生を想像し対話することが、回復の一助となります。開催費用のご支援をお願いします。

コレクター
67
現在までに集まった金額
831,000
残り日数
12
目標金額 2,500,000 円
このプロジェクトでは、目標達成に関わらず、
2025年5月26日23:59までに集まった金額がファンディングされます。

このプロジェクトを応援

目標金額 2,500,000 円
このプロジェクトでは、目標達成に関わらず、
2025年5月26日23:59までに集まった金額がファンディングされます。

Presenter
一般社団法人 Prison Arts Connections プロフィールを表示

プロジェクトをブログやサイトで紹介

テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。

Prison Arts Connections(PAC)は、全国の受刑者たちから募集した芸術作品を展示する「刑務所アート展」の開催を通して、塀の内と外をつなぐ対話の場を生み出すプロジェクトです。 https://t.co/bw8JBQNM8o

被害者も加害者も、私たちの社会の一員だ──朱喜哲さんからの応援コメント

vol. 33 2025-05-14 0

「第3回刑務所アート展」クラウドファンディングへ、哲学者の朱喜哲さんから応援コメントをいただきました。(撮影:石井真弓)

朱喜哲 哲学者

<プロフィール>

哲学者。1985年大阪府生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。大阪大学社会技術共創研究センター招へい准教授ほか。専門はプラグマティズム言語哲学とその思想史。著書に『人類の会話のための哲学』(よはく舎)、『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』(太郎次郎社エディタス)、『バザールとクラブ』(よはく舎)、『100分de名著 ローティ『偶然性・アイロニー・連帯』』(NHK出版)。共著に『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』(さくら舎)、『世界最先端の研究が教える すごい哲学』『在野研究ビギナーズ』、『信頼を考える』(勁草書房)など。共訳に『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』(ブランダム著、勁草書房)などがある。

<応援コメント>

私たちの社会には、刑務所がある。

それはしかし、私たちの社会の一部としてある。

刑務所に入っているひとは、手続上なんらかの犯罪を犯したと認定されて(ただし誤認を含みうる)、そこにいる。そこは物理的にも心理的にも、高い「壁」で外部から遮断され、自由な往来ができない。そこにいることは自由を大幅に制限されることであり、だからそれは「刑罰」になり、そこに入りたくないと皆が思うことが犯罪の抑止になりうる。そう言われる。

こうした、「犯罪」に対して「刑罰」を与えることを類型とする伝統的な「司法」(“Justice”だから「正義」とも訳しうる)の考え方を、「応報的な司法(正義)」という。「目には目を、歯には歯を」というやつだ。

しかし、1970年代以降、こうした司法(正義)観とはまたちがう考え方が、広まってきている。それは「修復的な司法(正義)」と呼ばれる。修復的司法は、「処罰」ではなくて被害当事者や加害当事者たち同士、その周囲、さらにコミュニティを巻き込んで関係性を「修復」することを重視する。これはもちろん、「刑罰」をなくすことを意味するわけではない。しかし、その意味合いは変わってくる。「罰する」ことではなく、「修復する」ことに力点が置かれる。

私は、最初この理念に触れたとき、どうしても感情的な反発を覚えてしまった。なぜ、被害者が加害者を「許し」たりしなくてはならないんだろう、と。でも、それは力点がちがっていた。これは、むしろ被害者(や遺族など)にずっと「被害者」としての在り方を強いることの残酷さを直視し、「なにもなかった」ことには戻らないけれど、そうでなくたってまた違う形での「日常」に戻っていいんだ、という「被害者」像の更新こそが、その眼目であったのだと思う。そして、もっとずっとむずかしいけれど「加害者」像も、また。

被害者も、そして加害者も、私たちの社会の一員だ。「加害」も「被害」も(それが事実だとして)ひとつの側面でしかない。私たちの誰もがそうであるように。

「刑務所アート展」について、かつて修復的司法に触れたときの私に似た「反発」を覚える人がいるとして、だからそれはある意味で「自然な」応報感情なのだけど、いまそれを乗り越えようという動きがあることも知ってほしい。そして、たぶんそれはこの展示を見ることで体感されることなのだと思う。

***

朱喜哲さん、応援コメントありがとうございます。

5月26日まで、第3回「刑務所アート展」展示会の開催資金を集めるため、目標250万円のクラウドファンディングを実施しています。ぜひ、プロジェクトページをご覧になり、ご支援いただければ幸いです。

壁の向こうから届く声を受け止め、回復を共に考える-「第3回刑務所アート展」開催

アップデート一覧に戻る

リターンを選ぶ

  • 5000

    お礼メッセージ(1通)・アート展の記録写真データ(5枚)

    • お礼メッセージ(1通)
    • 第3回刑務所アート展の記録写真データ(5枚)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 28人が応援しています。
  • 8000

    活動報告書(PDF)×1

    • お礼メッセージ(1通)
    • 第3回刑務所アート展の記録写真データ(5枚)
    • 活動報告書(PDF)×1
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 6人が応援しています。
  • 10000

    報告書の「スペシャルサンクス」欄にお名前を掲載(1名)

    • お礼メッセージ(1通)
    • 第3回刑務所アート展の記録写真データ(5枚)
    • 活動報告書(PDF)×1
    • 報告書の「スペシャルサンクス」欄にお名前を掲載(1名)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 21人が応援しています。
  • 15000

    応募作品をプリントしたポストカード(5枚)

    • お礼メッセージ(1通)
    • 第3回刑務所アート展の記録写真データ(5枚)
    • 活動報告書(PDF)×1
    • 報告書の「スペシャルサンクス」欄にお名前を掲載(1名)
    • 応募作品をプリントしたポストカード(5枚)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 2人が応援しています。
  • 20000

    会期中に開くイベントの招待権(1名)

    • お礼メッセージ(1通)
    • 第3回刑務所アート展の記録写真データ(5枚)
    • 活動報告書(PDF)×1
    • 報告書の「スペシャルサンクス」欄にお名前を掲載(1名)
    • 【5月18日受付締切】会期中に開くイベントの招待権(1名)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 1人が応援しています。
  • 25000

    第3回刑務所アート展の作品を収録したカタログ(1部)

    • お礼メッセージ(1通)
    • 第3回刑務所アート展の記録写真データ(5枚)
    • 活動報告書(PDF)×1
    • 報告書の「スペシャルサンクス」欄にお名前を掲載(1名)
    • 第3回刑務所アート展の作品を収録したカタログ(1部)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 5人が応援しています。
  • 30000

    記念グッズ(マグカップ、タオル、Tシャツ等を予定、いずれか1つ)

    • お礼メッセージ(1通)
    • 第3回刑務所アート展の記録写真データ(5枚)
    • 活動報告書(PDF)×1
    • 報告書の「スペシャルサンクス」欄にお名前を掲載(1名)
    • 第3回刑務所アート展の作品を収録したカタログ(1部)
    • 記念グッズ(マグカップ、タオル、Tシャツ等を予定、いずれか1つ)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 2人が応援しています。
  • 50000

    会期中に開くイベントの招待権(1名)

    • お礼メッセージ(1通)
    • 第3回刑務所アート展の記録写真データ(5枚)
    • 活動報告書(PDF)×1
    • 報告書の「スペシャルサンクス」欄にお名前を掲載(1名)
    • 【5月18日受付締切】会期中に開くイベントの招待権(1名)
    • 第3回刑務所アート展の作品を収録したカタログ(1部)
    • 記念グッズ(マグカップ、タオル、Tシャツ等を予定、いずれか1つ)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 1人が応援しています。
  • 残り9枚

    100000

    プロジェクト運営メンバーが企画する「自分の作品をつくる」ワークショップ参加権(1名)

    • お礼メッセージ(1通)
    • 第3回刑務所アート展の記録写真データ(5枚)
    • 活動報告書(PDF)×1
    • 報告書の「スペシャルサンクス」欄にお名前を掲載(1名)
    • 【5月18日受付締切】会期中に開くイベントの招待権(1名)
    • 第3回刑務所アート展の作品を収録したカタログ(3部)
    • 記念グッズ(マグカップ、タオル、Tシャツ等を予定、いずれか1つ)
    • プロジェクト運営メンバーが企画する「自分の作品をつくる」ワークショップ参加権(1名)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 1人が応援しています。
  • 残り5枚

    200000

    展示会場・Webサイトに、スペシャルサポーターとしてお名前・ロゴを掲載(1名)

    • お礼メッセージ(1通)
    • 第3回刑務所アート展の記録写真データ(5枚)
    • 活動報告書(PDF)×1
    • 報告書の「スペシャルサンクス」欄にお名前を掲載(1名)
    • 【5月18日受付締切】会期中に開くイベントの招待権(1名)
    • 第3回刑務所アート展の作品を収録したカタログ(3部)
    • 記念グッズ(マグカップ、タオル、Tシャツ等を予定、いずれか1つ)
    • プロジェクト運営メンバーが企画する「自分の作品をつくる」ワークショップ参加権(1名)
    • 【5月18日受付締切】展示会場・Webサイトに、スペシャルサポーターとしてお名前・ロゴを掲載(1名)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 残り5枚

    300000

    展示会場にてチラシやノベルティを配布(1種類)

    • お礼メッセージ(1通)
    • 第3回刑務所アート展の記録写真データ(5枚)
    • 活動報告書(PDF)×1
    • 報告書の「スペシャルサンクス」欄にお名前を掲載(1名)
    • 【5月18日受付締切】会期中に開くイベントの招待権(1名)
    • 第3回刑務所アート展の作品を収録したカタログ(3部)
    • 記念グッズ(マグカップ、タオル、Tシャツ等を予定、いずれか1つ)
    • プロジェクト運営メンバーが企画する「自分の作品をつくる」ワークショップ参加権(1名)
    • 【5月18日受付締切】展示会場・Webサイトに、スペシャルサポーターとしてお名前・ロゴを掲載(1名)
    • 【5月18日受付締切】展示会場にてチラシやノベルティを配布(1種類)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。