8月30日開催「能楽師・鵜澤光による能のワークショップ 第1回」のご報告。
vol. 6 2020-09-06 0
プレゼンターの堀です。
8月30日(日)に行われた「能楽師・鵜澤光による能のワークショップ 第1回」について、報告します。
当日は、12名(+2歳児1名)にご参加いただきました。内容は以下のとおりです。
①スライドを使っての能の簡単な説明
②能舞台に足袋を履いて上がっていただき、謡と舞のお稽古
③バックステージツアー
④能面、能装束を実際にご覧いただきながらの解説
⑤ショートパフォーマンスの鑑賞
壁に映し出されたスライドで、能の起源や歴史などを学ぶ
面(おもて)や扇子について説明する鵜澤光さん
バックステージツアー。シテの方が出番前に集中する鏡の前で
橋掛り(揚幕から本舞台へとつながる長い廊下部分)をバックステージから見る、という貴重な体験!
松もこんな近くで見ることができました
謡の稽古
舞の稽古
記念写真
参加者の皆さんは、光さんの"意外な"スパルタ指導に懸命についていって、とても楽しそうでした。
また、2歳の男の子があちこち走り回ったり声を出したりするのですが、皆さん全員がそれを微笑ましく嬉しそうに受け止めてくださり、それもまたひとつの大きな子育てだなあ……と感じました。
橋掛りの見学中も、彼はすかさず舞台へと駆け出していき、みんなで爆笑。
あとで光さんが
「幕を出て橋掛りを抜け舞台に出て行く、つまり闇の世界から光の世界へ、というのが能のすべて。橋掛りをきちんと歩めればその舞台はほぼ成功、とも言われているんです。そこを駆けていきたいというのは子どもの素直な欲求だし、橋掛りがその衝動を引き起こす装置なんだなあとあらためて感じました」
と話してくださいました。
ワークショップはあと2回。ご参加の皆さま、ぜひ楽しんできてくださいね!
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