コラム7 スパイス香る南仏
vol. 8 2017-05-23 0
残り9日となりました。達成率60%が目前です。
ここ(60%)から目標達成(100%)までに要した日数は
第一弾「マイ・ベスト・アリア」は6日間
第二弾「夜、瞑想のバッハ」は10日間 でした。
目標達成には皆さまのお力添えが必要です。引き続きよろしくお願いいたします。
コラムが好評です。
写真も一緒に、ブックレットとしてまとめて欲しいというご意見をいただきました。
できるといいのですが・・・。
今回はスパイシーにお届けします。暑さを吹き飛ばしましょう。
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コラム7 スパイス香る南仏
昔は、海が主要な交易ルートだった・・・とはコラム4などでも書きましたが、海を通してやってきたのは人ばかりではありません。遠く異国の地から、エキゾチックな商品がやってきます。
我々も、欧州の東方貿易、としてよく知っているのが「胡椒貿易」ですね。いろいろなおいしさにあふれている現代人にとっては、なぜ昔のヨーロッパ人がそれほどまで胡椒を珍重したのか、わかりかねるところが、ありますが、冷蔵庫のなかった昔、少し匂いのする肉などを、無理やりおいしく?!食べるためには、胡椒などのスパイスが必需品だったのは当然かもしれません。
その様々なスパイスは海を渡ってやってきました。フランスにとって、南の海に面した地方は、スパイスが上陸する地域でもあったのです。
【マルシェのスパイスショップには良い香りが漂う 店員さんとの会話(この方は英語もOKだった)も楽しい】
フランス全土のマルシェ(定期的に開かれる主に路面店舗)にスパイスを扱う店がありますが、コート・ダジュールに代表される南フランスのスパイスショップは、北フランスの店に比べて、よりカラフル、かつ、より素敵に見えます。それは、単にプロヴァンスの太陽と空気の乾燥のせいかもしれませんが、魅力的なのです。旅人にとっては、そんなに料理する機会はないのに、思わず、たくさんのスパイスを買い込みたくなってしまいます。
そういったお店は、別に観光客向けだけ、というわけでなく、地元に根差しているので、胡椒、パプリカ、ターメリック、乾燥バジル、乾燥ニンニク、などのオリジナルスパイスだけでなく、「スパゲッティ」とか「肉料理」とか「魚料理」と名付けられた、あらかじめブレンドされて、かければOKという、多少ずぼらなスパイスもよく売られています。
マルシェのスパイスショップに心躍る理由は、そのカラフルなスパイスたちの色合いと、様々に香る香りたち。ちょうどコンピレーションアルバムのようですね。「南フランスのバカンス」を聴きながら、様々なスパイスを思い浮かべてみませんか?