コラム2 細かいことは気にしない
vol. 2 2017-05-18 0
コラム2 細かいことは気にしない
フランスの首都、パリは、フランスの中ではもちろん一番の大都会、そして、対外的な顔でもありますから、国際的なビジネスが行われることもあり、英語も他の都市よりは通じやすく、国際的な常識が通じやすくなっています。
しかし、その感覚で、南仏に滞在すると、痛い目にあったりします。
まず、時間にアバウト。ルーズ、というのではありません。守る感覚がないのではなく、もとから「アバウト」なんです。15分遅れは定時のうち、30分遅れまでは当たり前、2時間遅れても気にしない・・たしかに国際ビジネスの現場ではこんなことは通用しませんが、それだけ「ゆったり」と時間が流れているのが、南仏です。
第1次産業に従事する人が多い、顔見知りが多いコミュニティだ・・など色々理由は考えられますが、私に言わせると、「年中バカンス気分」が原因です。だって、それだけ、バカンス気分を盛り上げてくれる、素敵な風景と雰囲気に満ちているのが、南フランスなんです。
よく、欧米の映画で、金融などの「バリバリエリートサラリーマン」が、南仏にひょんなことからかかわって、人生を再発見・・というような題材のものがありますが、南仏に足を運んでみると、さもありなん・・と納得してしまうのです。時間なんて些細な事さ・・・そう思わせる何かが、確実に南仏にはあります。
コンピレーションCDは、CDですから時間は限界がありますが、たくさんの曲を詰め込みましたので、少しでも「時間を忘れて」聴いてください。
【南仏の隠れ家リゾート、エズの山の上から暮れなずむ地中海を望む】