作品集タイトル&展覧会情報公開!
vol. 9 2020-09-24 0
こんにちは。
いよいよ校了に向けたラストスパート…先週からゲラの確認や校正作業が続きました。
印刷所からは、本文ページの色校正が届き、実際に使われる紙やインクを手にして実感も湧いてきました。
そしてそんな中、作品集の詳細情報が決定いたしました。
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『川端実 満ちゆく絵画』 (Minoru Kawabata:Form Fullness)
全168ページ、92作品のカラー図版を収録!
仕様:A4判変形、上製本、日英バイリンガル
発行:大塚美術
刊行:2020年10月中旬
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最終的に、92点もの作品をオールカラー図版で掲載することとなりました!
それに4本のエッセイ、巻末の資料篇が加わり、総ページ数は168頁となります。
とても充実した本になりそうです…!
作品集タイトルは、川端が自身の絵画を「固定したものではなく、変化し流動するもの」と述べていたことからイメージを膨らませました。
川端絵画の特徴である色や形の潤沢さや豊かさ、またこれから川端実への再考が重ねられることで、その芸術がより豊かなものになっていくようにという思いが込められています。
英題のForm Fullnessは、豊かな形象を意味し、作品タイトルとして川端が好んで用いた「Form ◯◯」という形式になぞらえつつ、豊かであった川端の画家人生そのものを示唆する表現としました。
いかがでしょうか…?
50以上は出たであろうタイトル案から、最終的に選び出しました。みなさまにも気に入っていただけたら嬉しいです。
そして10月19日から始まる刊行記念展「川端実 Form Fullness −在ニューヨーク35年の仕事から−」の詳細情報が、渋谷ヒカリエ8/のウェブサイトで公開となっています!
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「川端実 Form Fullness –在ニューヨーク35年の仕事から–」
会期:2020年10月19日(月)~28日(水)
時間:11:00 - 20:00 最終日19:00まで
会場:渋谷ヒカリエ 8/ CUBE1,2,3
料金:入場無料
詳細は、ヒカリエ8/ 公式ウェブサイトよりご覧くださいませ。
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川端がニューヨークでの活動期間に手がけた作品の中から、新たな境地を開拓した60年代、独自のカラーフィールド・ペインティングを確立した70年代、そして円熟した絵画を生み出した80年代、それぞれの時代に特徴的な作品をご紹介します。本邦初公開となる作品も含まれますので、ぜひこの機会にご高覧ください。
それでは本日はこの辺で。
プロジェクト担当:大塚