1月11日オンライントークのレポート
vol. 15 2021-01-15 0
クラファンはいよいよ最終日となりました!今日の23:59まで引き続きご支援を募っていますので、どうぞよろしくお願いいたします!
さて、先日開催したオンライントーク「コロナ禍のオンラインプレイヤーに聞く!」のレポートを、植森侑子さんが寄せてくれました。
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4:42〜谷口暁彦(メディア・アーティスト)、畠中実(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]主任学芸員)登場
5:08〜 トピック1:ICCがこの1年どんな状況だったのか
19:12〜 トピック2:コロナ禍のバーチャル展覧会
27:45〜 トピック3:多摩美学生が考えるバーチャル彫刻の可能性
31:27〜 トピック4:ICCのバーチャル展覧会の魅力
35:21〜 トピック5:バーチャルの世界の初台
37:30〜 トピック6:ポストインターネットのそれからのそれから
42:54〜 吉田武司登場
43:39〜 トピック1:アートアクセスあだち 音まち千住の縁紹介と千住だじゃれ音楽祭(野村誠)の取り組み
59:03〜 トピック2:みんなでとんとんすとーん
1:06:16〜 トピック3:今までの蓄積がオンラインで活きた
1:07:00〜 トピック4:アサダワタルの『声の質問19』
1:11:21〜 トピック5:コロナとの向き合い方
1:14:34〜 田村かのこ(アートトランスレーター/札幌国際芸術祭2020コミュニケーションデザインディレクター)、細川麻沙美(札幌国際芸術祭事務局統括マネージャー)登場
1:15:52〜 トピック1:札幌国際芸術祭2020の取り組み
1:29:48〜 トピック2:次につなぐアートメディエーションの取り組み
1:41:03〜 トピック3:リアルがない芸術祭の答えの出し方とアーカイブ
1:45:38〜 トピック4:SIAFとアーティストたちの思い
1:50:04〜 吉田武司再登場、まとめ
2:01:38〜 最後に、宣伝
谷口暁彦さん、畠中実さんのトークはバーチャルとオンラインと現実の世界のそれぞれの良さを組み合わせていったらこれから先の未来では一体どんな表現方法が生まれてくるのだろうととてもワクワクさせました。コロナ禍で模索しながら企画された多摩美の展覧会を作っていった学生の反応がこの状況を活かして今までできなかった表現を行う事ができ、逆に表現方法が広がっていった印象を受けました。コロナで急速に世の中が変わっていく中で、その変化の波にうまく波乗りをしているような気がしてこれから先の未来がとても楽しみになりました。
アートアクセスあだち音まち千住の縁で継続してアートプロジェクトを展開されている吉田武司さんのトークは心温まるつながりを感じさせました。今までの活動範囲であった東京近辺の人たちだけでなく北海道から沖縄まで様々な地域の人たちがオンラインで合奏に参加していたというお話がとても感動的でした。もちろん、オンラインになる事で参加しづらい方もいらっしゃったと思いますが、この状況下でもいろいろな地域の方と「音」で即興セッションしつながる事ができるんだという発見をさせて頂きました。また、継続して活動している人たちとの信頼関係があってできたところもあるというのはとても納得しました。アートプロジェクトの今までの指標が通用しなくなっている今、今後また新たな指標が生まれるということなのだろうなということを予感させるような考えさせられるお話でした。
田村かのこさん、細川麻沙美さんはとてもパワフルでこちらが元気をもらえるようなお二人です。市民やアートに関心の薄い方達とアートメディエーションの考え方で真摯に向き合い次につなげていこうとする姿勢にとても感銘を受けました。中止の決断をした札幌国際芸術祭のコロナ禍での2023年を見据えた取り組みは市民にとってこの先の未来の希望を与えてくれる光になったらとても素敵だなと感じさせるお話でした。
植森侑子(さいたまトリエンナーレハーモニー)
アーカイブ https://youtu.be/y9uOjIPNLSk
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どの試みも創意工夫に満ちていて、楽しくて見応えがありましたね。
植森さん、レポートをありがとうございました!
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このクラファンを始めた頃にはそこまで意識していなかったのですが、現代美術オンラインイベントJPは「オンラインでできること」を見つめたりシェアしたりする、クリエイティブなプラットフォームになっていく可能性があるのだな、と思いました。
またこんな感じでトークイベントを企画したいと思っています。ご期待ください!