残り13日!メンバーの思い
vol. 3 2021-01-03 0
こんにちは!
新年が明けて、このクラウドファンディングも残り13日となりました。
facebookページでは、本プロジェクトの最新状況はもちろん、おすすめのオンラインイベント情報なども投稿しています。メンバー4名の思いも既に投稿済ですが、こちらでも改めてお伝えさせてください。是非、ご覧いただければ幸いです。
ラストスパートへ向けて、身の回りの方々へのご紹介もぜひお願いいたします!
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コロナが流行りだしてから、いろんなオンラインイベントが生まれてきました。
最初は「コロナで集まれないし・・じゃあせめてオンラインで・・!」というような、代替案的な雰囲気が多くあったものが、日がたち、"どうやらコロナはすぐにはおさまらないようだぞ・・"という認識が強くなってきたころから、変わりはじめました。
今ではオンラインと現場の両方むけに企画から作っていたり、オンラインならではのやりかた(観客とのやりとりの方法や、アウトプットの方法)を作っていっていたり、オンラインであることで距離を超えていろんなゲストを呼んでシリーズ化していたり・・と、さまざまな広がりをもってきています。これは実は、けっこうすごいことだなと、思います。
見るほうも、オンラインだと地域の距離が問題とならないので、
札幌にいながらにして、東京の気になるアーティストのイベントに顔を出したあと、
鳥取のレジデンスの様子をのぞいたり、山形であってるトークを見にいったり、まるでどこでもドアができたみたいに、いろいろな場所をめぐることができます。
いろんな人や状況に、気軽に会いに行ける。それはもしかして、とても面白いのでは・・
あんなに欲しかった「どこでもドア」が、別の形で見えてきているのではないか・・
そういった気持ちにもさせてくれる、気になるイベントたちを、できるだけ逃したくない(もったいない・・!)、という思いから、このカレンダーがはじまりました。そしてせっかくなので、自分たちが拾える情報だけでも他の人にも知ってもらって、いろんな場所に、たくさんの人に訪れてほしい。いろんな活動を知ってほしい。そう思っていました。
一見地味なカレンダーですが、ある種のプラットフォームになって、ここからまた広がる可能性が見えてきたらいいなと思います。そういった時に、個人の目線での紹介というのは、弱いようでいて実はとても強いのではとも思います(スーパーの野菜コーナーもいいけど、こだわり大将の野菜屋さんに行っちゃうよね、みたいな感じで)。ですので、このカレンダーはわりと、あえて網羅的なところは目指さずに、それぞれが「これ面白そうじゃない??!見てみようよ!」と思うものをおすすめする、という形をとっています。そのひとつひとつが、誰かの何かの呼水みたいになっていくと面白いのになと思いながら、更新しています。
小山冴子
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「現代美術系のオンラインイベント、誰か番組表作ってないのかな。」Fecebookでそうつぶやいた時には、どこかやってるんじゃないかとまだ思っていた。ところが営利企業にとってはやりにくいタイプの情報集めなのだそうだ。私のポストに、何人かが「それほしい!」とリアクションしていて、珍しく、自分がやろうかな、と思った。
というのも、コロナ禍で美術館が休館しイベントや展覧会が延期・中止となる状況の中、日報を出し始めたロンドンのICAとか、応答としていち早くヴァーチャル展を組織した北京のM Woodsとか、仲間たちの「アートシーンに対して、なにかできることをしよう」という情熱を目にするにつけ、心を揺さぶられていた。日本でも、美術業界の窮状を政府にアピールするため、ふだんは連携のない現代美術関係者たちに広く声をかけて要望書をまとめた人たちもいた。私は他人に声をかけて何かことを起こそうなんてこれまで一回も思ったことがなく、この時、ほんとに反省した。でも、そうなんですよね、連帯しないといけない時がある。ある程度のかたまりにならないと、一人ひとりの意義のある動きも見えにくいままだから。
それで特に今日は、近しい仲間、現代美術の送り手たちに呼びかけたいと思います。オンラインイベントたちは「観てほしい」「みんなに楽しんでほしい」という純粋で強い願いの現れであり、ピンチをチャンスに変える工夫だと思います。このカレンダーをウェブサイトにすることで、そんな送り手たちのポジティブな姿勢は可視化されていくはずです。
せっかくのオンラインイベント。より広範囲のオーディエンスに届けるメディアを一つ、一緒に作ってくれませんか?
金澤韻
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私が現代美術の業界への関わりを深めるきっかけになった「TOKYO ART BEAT(TAB)」というウェブメディアがあります。
ウェブ上での情報発信が常識になりはじめた2000年代中盤。東京には美術館だけでなく、ギャラリーやオルタナティブスペースが増えてきたこともあり、場所に紐づいた展覧会やイベント情報のニーズは高く、自身もいちコアユーザーとして重宝していたことにはじまり、多様な寄稿者によるレビューページ「TABlog」の編集を担当させていただいていた時期もありました。
つくり手や私たちのようなつなぎ手はいつでも「見てもらいたい」。そして「伝えたい」。その後もTABに限らずいくつかのメディアに関わってきましたが、ユーザーのメディア環境そのものはもちろん、現代美術のあり方自体が多様化する中で、どのメディアも継続的に運営することがとても難しい状況が続いています。
そしてこのコロナ禍のオンラインイベントの急増。仕掛け手がどれくらいいるのか自体が計り知れない中で、どのようなタイミングで発信される情報をどのように捉えればいいのか。これまで頼りにしていたメールやDM(物理)による案内、知人のSNS投稿なども参考に自分のGoogleカレンダーへ登録する、ということ自体は日常になりつつありましたが、何かが違うと感じていたのです。
そう。どうせウェブ上に登録しているならシェアすればいいだけでした。それを興味がほどよく近しいメンバーとできれば、自分が捉えられなかった情報にも出会えるし、それぞれが忙しい時に補完し合える。それが楽しいし、ささやかながら近しい方々の役に立っている気がするし、そこまで重荷でもない。
でも欲が出てしまいました。やはりせっかくなら、少しでも広がりを生み出していきたいし、少しはきれいに見せたいし。「いつ」「どこで」といった簡素な情報だけでなくて、情報に見出せた肝みたいなものも少しは伝えていきたい。そのような思いです。
最後に。このような、業界の支援(と言いますか、一緒に楽しみましょう、頑張りましょう)的な意味合いも持つプロジェクトですから、有益だと感じていただける全ての方々に参加していただきたいのが本音ではあります。しかし大変な環境に置かれている方もいらっしゃると思いますので、無理は申し上げません。おすすめコメントつきのシェアをいただけるだけでも、そこで広がりができます。
自分ができることを、できるやり方でー。
ぜひご参加・ご支援ください!
橋本誠
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今年の春、新型コロナウイルスの感染が拡大し、オンライン・イベントが急速に増えました。山口に移り住んでから、イベントが開催される現地に行くことが叶わないことも多かったので、オンラインの開催のありがたみを感じています。その一方で、イベントの数も多く、すっかり忘れて見逃すことも多いです。
また、自分自身も今年オンライン・イベントをいくつか企画して開催しましたが、視聴者数が思った以上に少なく、情報を人に届ける難しさも痛感しています。
オンライン・イベントを享受する立場、つくる立場として、番組表のようなものがあればいいなと思い、この活動に関わっています。
皆がコロナ禍にさらされ、この大変な状況だからこそ、今まで以上に表現を求め、人と議論する場が求められているのかもしれません。日本に限っても、現代美術に関わるオンライン・イベントはたくさんあります。そのすべてをカレンダーに入れることはできませんが、異なる地域を拠点にして現代美術に携わっている4人が、それぞれの視点から気になったイベントをシェアしています。オンライン・イベントに出会う一つのきっかけになれたらと願っています。
このコロナ禍が収束したとしても、オンライン・イベントはイベント形態のひとつの選択肢として定着していくように思います。今後も継続して使ってもらえるように、少しでも見やすく使いやすいカレンダーにしていきたいと思います。その制作費の確保のために、ご賛同いただける方は、是非カンパをお願いします。よろしくお願いします。
吉﨑和彦
※掲載はfacebookページへの投稿順です
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