音戸渡船とわたし その③「音戸イロリバHOUSE」此松武彦さん
vol. 15 2020-12-09 0
音戸渡船とわたし その③ 「音戸イロリバHOUSE」此松武彦さん
音戸渡船を島に渡った先にある、音戸町。
渡船口から歩いて3分もかからないくらい近い場所に、今年の10月、古民家宿「音戸イロリバHOUSE 」がオープンしました。
予約サイト
オーナーの此松さんは、住まいは東京。ライター業をしながら、夫妻で東京の荻窪でシェアハウスコノカフェ を運営しつつ瀬戸内海にもう一つの拠点を探していて、2年前に出会ったのが音戸でした。以前は旅行業をしていて、国内、海外と様々な地域を見てきた此松さん。奥さんが音戸、特に音戸渡船周辺に惚れ込み、此松さんは倉橋島の豊かな自然の景観に惚れ込み、初めて訪れてから1ヶ月後には再訪問。何度も足を運んで周辺をめぐり、初訪問から数ヶ月で音戸で宿をすると決めました。
荻窪で運営しているシェアハウスと同じく、イロリバHOUSEも、宿というよりはコミュニティスペースとしてつくられています。
オープン時には、古民家大掃除から改修の間に関わってきた地域の方で、コロナ渦なのでこじんまりとでしたが、それでも多くの方が内覧に訪れ、乾杯しました。既にそこは、新しい音戸のコミュニティスペースになっています。
「音戸渡船は、僕らにとっては大切なローカル体験です」
此松さんは、宿をすると決めてからずっと、月に一度は音戸を訪れてきました。音戸から渡船を渡った対岸の警固屋の高台の音戸の瀬戸公園には温泉施設 汐音があります。音戸滞在時は、いつも、音戸渡船に乗って対岸に渡り、汐音でゆっくり温泉に・・・という流れを楽しんでいます。
イロリバHOUSEに来る人たちにも「イロリバ~音戸渡船~温泉」という楽しみ方を提案したいのだそう。
「渡船はすごく魅力的な観光コンテンツ。サイクルツーリズムとしてもとても情緒があるし、これからの観光に向いていると思います。旅行者の視点として見ると、細かな地区はあまり関係が無いので、音戸渡船が結んでいる本土側も島側も一体として楽しみたいですよね。例えばいくつかの地域をまたいでいる“熊野古道”のように、“音戸の瀬戸”を目指して来る、というようになれば良いと思います」
「音戸の瀬戸」が持つストーリー、歴史、そして今そこにある、ツツジや桜の風景。様々な地域を見てきた此松さんにとっても、それらは大きな魅力だと言います。
そして、その中の、音戸渡船。
「生活の足として、江戸時代から使われてきたものが今も続いている。そうした歴史あるものは、本当に大切です。ちゃんと残していきたいですね」
音戸にできた、新しい交流の場所と、古くから続いてきた音戸渡船。
これから一緒に、この音戸の魅力として続いていってほしいと思います。
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