クラウドファンディングが終了しました。感謝申し上げます。
vol. 65 2020-09-01 0
昨晩、クラウドファンディングは終わり、実にたくさんの方々の支援をいただけたことを、この場を借りてお礼申し上げます。目標金額以上の117万7千円のご支援をいただきました。
今までになかった、初めての感動に身が震える思いです。
ご恩返しの、リターンはもちろんのこと、これから、しっかりと音戸イロリバHOUSEを盛り上げて参ります。その取り組みこそが、恩返しになると自負しております。
さて、初めての感動とは、人とのかかわり方の考えが大きく変わった、というか確信したと言ってもいいでしょう。
それは、人との絆についてです。
これまで、私は他人には迷惑をかけたくないという想いが強く、あまり貸し借りもしたくないというのが、信条でした。だから飲み会も基本、割り勘がスッキリします。この考え方は日本人では、一般的ではないかと思いますが。
しかし、民泊をやっていて、外国人と付き合ううちに、どうも、その考え方が、日本だけの特殊なものではないかと思うようになってきました。
例えば、外国人のゲストをつれて、近所の飲み屋に案内する場合、かつては割り勘にしていました。それは、毎度毎度こちらがおごるのは、懐具合がきつくなるのと、かと言ってゲストさんにおごっていただくわけにはいかないと考え、割り勘がスッキリすると思いました。
すると、とても怪訝な顔をされるゲストさんと、絶対におごらせて欲しいと譲らないゲストさんにわかれ、あまり割り勘を好まないようでした。
ちょうど、その頃、インバウンドで活躍している中国出身の女の子と、その話をしたところ、中華圏では、割り勘という文化がないとの回答。おごるかおごられるの、どっちかしかない。おごるのは、誘った人になるということでした。
なるほど、それを聞いたら、これまですべての合点がいきました。
また、割り勘をしない理由としては、それっきりで関係性が終わってしまうようだから、寂しいと感じるそうです。
つまり、ちょっとした貸し借りは、海外ではポジティブにとらえているのです。それによって、絆が深まるという考え方です。
今回、私は、新型コロナウイルスの影響で、「助けてください」と手を上げて、130人の方々にご支援をいただけました。なかには、外国人の方、アメリカの大学で観光学を教えている先生など、さまざまな背景の方々がおりました。
以前の貸し借りをしたくない私なら、そんな声はあげなかったでしょう。一人悶々としていただけです。しかしクラウドファンディングへの挑戦は、多くの方々と新しく絆が深まったと感じます。不思議と距離が近づいて、確かにこれまでの関係性ではないと感じます。
新型コロナウイルスの影響で、オッサンになっても、まだまだ進化しております。引き続き、よろしくお願いいたします。本当にありがとうございました!