離島では元気な爺様たちが、島を盛り上げている
vol. 38 2020-07-26 0
音戸の反対側の倉橋方面には、多彩な人材がいる。その一人、カープボートの有居さんという方は、もともとはここの出身者だったが、広島市内に出て、商売をされて成功した後、故郷に帰ってきた。地元のために、何かをしたいという想いで、カープボートを始めたそうだ。さらにお坊さんの資格もあるという変わり種だ。
そのカープボートとは、小さなボートを貸すことを中心に、キャンピングカーの基地もやるなど、アウトドアの魅力を伝えている施設だ。
先日、うかがったら、有居さんは、海辺でショベルカーを操縦していた。重機を楽々と扱っているではないか。田舎の爺様は、何でもできる器用な人が多い。さしずめ「大草原の小さな家」に出てくるお父さんのように、大自然ととも生きるには、いくつものタスクをこなせるたくましさが必要なのだろう。都会では専門性が求められるのとは正反対だ。
さらにコンクリートミキサーもお持ちとのことで、今度の音戸の古民家の壁塗り会で、貸していただけることになった。こちらでは、普通の人が普通でない。