建築家 西沢大良さんと青梅麦酒が出会うまで//
vol. 16 2018-01-23 0
クラウドファンディング挑戦22日目!
現在の達成率61%
スタートして3週目に入りとうとう60%代に突入!
ご支援・ご声援していただいた皆さま誠にありがとうございます!
また先週の青梅オリジナルビール特集WEEKではたくさんの皆さまからリアクションをいただき、大変嬉しく思います◯
さて、本日は青梅市のタウンマネージャーである國廣純子さんより、青梅麦酒の舞台となる空き店舗の改修設計を建築家である西沢大良さんに依頼した背景や、西沢さんの作品などをご説明していただきました!
こんな寒い日には暖かい飲み物などを片手に、まったりした気分で青梅麦酒の舞台背景を知って欲しいです◎
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青梅市タウンマネージャーの國廣です。
↓こちらは建築家 西沢大良さんの代表作として有名なのが静岡にある「駿府教会」です。
©高木康広
すべて無塗装の木材でつくられた、迫力がありながらも誰もが暖かな空間性を感じとることのできるデザインです。
©Hiroshi Ueda
今回クラフトビールバーに入居いただく物件の改修デザイン設計者を選ぶ段階では、
この作品の空間写真が決め手になりました。
設計をお願いするちょうど1年前の冬に、中心市街地活性化協議会を通じて西沢さんのお話をきく機会をつくりました。
地域の方に多く集まっていただき、まちつくり青梅の関係者も、一般のまちの方々にも、これまでの設計人生での取り組みから語られた「木質空間の価値」は、青梅にふさわしいデザインであると誰もが納得していました。
借り手を募集する際にも、シンプルで誰にでも使いやすく、またお店の営業している賑わいが外にも伝わる木質の空間を、とご提案いただきました。
当時の見学会でも人気の物件でありましたが、地元で長らく地域再生のためのビアガーデンやマルシェの立ち上げをサポートしてくれてきた武藤治作酒店の三代目:今回のクラウドファンドの主催者である武藤一由さんが「クラフトビールのバーの開店にチャレンジしたい」と最も熱量を感じる企画書を出してくれたときには、我々も胸が熱くなりました。
入居する事業者さんが、クラフトビールのバーということに決まってからも、西沢さんには非常に細かく丁寧に設計検討をいただき、現場では、非常にコストが厳しい中、細心の工夫をこらして工事監理もすすめていただいています。
西沢大良さんコメント>>
お店を運営・経営する武藤さんは、この青梅産のクラフトビールを提供しようと考え、原料や酒づくりから地元で活動されています。古い建物をローコストで改装し、店舗賃料をリーズナブルに設定すると、同じメニューの値段であっても良質な飲料や食材を得ることができます。安全で安心な飲料や食料のお店をつくることは、21世紀の重要な課題です。その街に住んでいるだけで健康な身体になっていくような場所に、青梅がなっていくことを願っています。
社会のあり方にもメッセージ性のある西沢さんのお話・建築空間。
西沢さんをお招きしてのオープニングイベントも春になったら企画したいと考えています!!
完成が楽しみです!!
【西沢大良_プロフィール】
1964年、東京生まれ。1982年東京都立立川高等学校卒業、1982〜1987年東京工業大学工学部建築学科、1993年〜西沢大良建築設計事務所主宰。2013年〜芝浦工業大学教授を兼任。
作品;立川のハウス(1997,東京建築士会 住宅建築賞)、諏訪のハウス(2000,東京建築士会 住宅建築賞 金賞)、砥用町林業総合センター(2005,英国AR-AWARD最優秀賞)(2006,JIA新人賞)、駿府教会(2009, 米国ART&FORM最優秀賞)、ほか講演>世界20カ国以上で講演を実施されています