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映画『オラファー・エリアソン 視覚と知覚』を配給しています。映画祭の企画、映画の上映企画、サポートなどを行っております。
映画『オラファー・エリアソン 視覚と知覚』全国美術館シネマキャラバンの第一弾として、金沢のみなさまに映画と美術館を同日に鑑賞(体験)していただける特別上映会を、10月14日、金沢21世紀美術館にて開催いたします。
開催日:2017年10月14日(土) 受付/開場 18:30 開演 19:00(終了予定 20:50)
会場: 金沢21世紀美術館 シアター21(全席自由席、受付順入場)
※本編上映終了後にトークショー
(金沢21世紀美術館チーフキュレータ:黒澤浩美さん、アーティスト:坂野充学さん)
主催: フィッカ
共催: 金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
お問い合わせ先:info@ficka.jp (担当/笠原・大谷)
8月5日より東京、横浜で劇場公開がスタートした映画『オラファー・エリアソン 視覚と知覚』ですが、多くのアートファンの皆様に劇場に足を運んでいただき、現在ロングラン上映中です。
2008年、NY 市イースト川に突如、4つの巨大な滝が現れた。滝をつくった男の名は、今世界が注目する現代美術家オラファー・エリアソン。彼はなぜ滝をつくり、どう作品を生みつづけているのか?金沢21世紀美術館をはじめとする過去の出展作品、ドイツの制作スタジオ、さらには世界中を駆け巡る彼の姿を追いながら、その答えを解き明かす。オラファーがスクリーン越しに行う視覚的実験や、日本にほぼ文献がない芸術論は必見。「視覚と知覚」、「理論と哲学」、「主観と客観」―さまざまな概念の境界を越えて展開される
彼の理論は、芸術論にとどまらず、人間の本能までも揺さぶるに違いない。時間と空間ですべての観客を巻き込む、77分間の知的エンターテイメント。あなたには何が見えるだろうか?
『オラファー・エリアソン 視覚と知覚』は、映画館より美術館に足を運ぶことの方が多いアートファンのみなさんにこそ見ていただきたい映画です。この映画は、オラファー・エリアソンという偉大なアーティストの活動を追いかけたドキュメンタリー映画の枠をこえて、映像と言葉で創り出された「77分間のオラファーの実験室」とも言えます。この映像体験をしていただく場としては、映画を見る前、そして見た後も、アートを感じることのできる美術館に勝る空間はありません。
映画の上映まで、美術館の企画展や展示を鑑賞していただき、ぜひともアート三昧な一日にしてください。映画の鑑賞後にさまざまなアート作品に接する時、きっと新たな発見や気付きがあることに驚くと思います。
映画と美術を同日に体験(鑑賞)できる貴重な上映会にぜひご参加ください!
金沢21世紀美術館は、オラファー・エリアソンの作品「カラー・アクティヴィティ・ハウス」が常設展示され、2009年から2010年には『オラファー・エリアソン - あなたが出会うとき』展が開催されたオラファー・エリアソンとの関わりがとても深い美術館です。
シネマキャラバンの第一弾として、金沢21世紀美術館にて「市民美術の日」の10月14日に上映会を開催いたします。
また、チーフキュレータの黒澤浩美様には、東京品川の原美術館での先行特別上映会ではトークショーにご参加いただき、その時の内容は映画のパンフレットにも採録させていただいています。
撮影:渡邉修
★10月14日は、金沢21世紀美術館では、以下の展覧会をご鑑賞いただけます。
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日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念展
日々の生活 – 気づきのしるし Everyday Life – Signs of Awareness
2017年8月5日(土) - 2017年11月5日(日)
デンマークと日本は、それぞれの歴史や文化を背景に、ときに影響し合いながら発展してきました。特に、機能と実用性に加え、美しい意匠をまとった優れたデザインは、両国の文化的アイデンティティと美意識を示すものとして、極めて高い評価が与えられています。---------------------------------------------------------------------------------------
ヨーガン レール 文明の終わり Jurgen Lehl The End of Civilization
2017年8月5日(土) - 2017年11月5日(日)
自然とともに暮らし、その尊さを伝えてきたデザイナー、ヨーガン レール(1944-2014)が「最期の仕事」に選んだのは、深刻な環境の問題に向かい、海岸に打ち寄せられた廃品のプラスティックから美しい照明を作り出すことでした。決して自然に還ることのないプラスティックが、再び実用の場を与えられ輝き出します。
また、展覧会ではこれらの照明と共に、ヨーガン レールが、その唯一無二の美しさに魅了され、長い時間をかけて拾い集めた、ババグーリ/瑪瑙石を展示いたします。この対照的な展示には、2014年に急逝したヨーガン レールの、自然への敬意をもって生きることの強いメッセージが込められています。
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コレクション展2 死なない命
2017年7月22日(土) - 2018年1月8日(月)
人工知能や遺伝子工学の発達によって「生命の編集」「機械との共存」「不死」といった主題が注目されるよう になり、これまでの生命観や倫理観がいま問われています。今回の展覧会では、当館のコレクションから9 作家を選び、「命が死によって消え去る」という従来の生命観に対して「死なない命」のあり方について考え させる作品を紹介します。さらに4作家の生物を媒体とした1930年代から今日までのテーマに沿う表現を 加えることで「新たな生命を造形する意味」や「人工的な自然を生きることの可能性」など、当館所蔵作品の 意味を新たな角度から読み直し、生命の「いま」について考えます。---------------------------------------------------------------------------------------
【金沢市内にお住まいの方】
10月14日の「市民美術の日」は、金沢市民の皆様は、金沢21世紀美術館の全ての企画展が無料でご覧いただけます!
金沢市民の皆様は「映画鑑賞のみ」か「映画鑑賞のみ(パンフレット付き)」のリターンをお選びください。
【金沢市外からお越しの方】
金沢市外からお越しの方は、美術館の企画展の入場は有料になります。
「美術館企画展共通チケット」付きのリターンをお選びください。企画展の鑑賞を希望されない方は、「映画鑑賞のみ」のリターンをお選びください。
1) 映画鑑賞券
※全てのリターンに含まれます。
2)パンフレット付き
※映画館では定価1300円で販売中のパンフが割安になります。
※パンフレットは、当日会場にてお渡しいたします。
※当日ご来場いただけなかった方には、後日郵送いたします。
3)企画展共通チケット
※金沢市民以外の方が企画展をご覧いただけます。
※チケットは当日券として、10月14日のみご利用いただけます。
※当日ご来場いただけなかった方には、後日金沢21世紀美術館の招待券を郵送いたします。
映画上映後に、金沢21世紀美術館のチーフキュレータであり、『オラファー・エリアソン - あなたが出会うとき』展を企画された、黒澤浩美さんと石川県出身のアーティスト坂野充学さんのトークショーを予定しております。
黒澤浩美(くろさわ ひろみ)さん
金沢21世紀美術館チーフ・キュレーター
ボストン大学(マサチューセッツ州、アメリカ合衆国)卒業後、水戸芸術館(茨城)、草月美術館(東京)を経て2003年金沢21世紀美術館建設準備室に参加。2004年の開館記念展以降、「オラファー・エリアソン」「ホンマタカシ」「ス・ドホ」「フィオナ・タン」などを企画担当。
photo: Hiraku Ikeda
坂野充学(さかの・みつのり)さん
1977年石川県生まれ。イースト・ロンドン大学美術学部ファインアート科卒業。実験映像アーカイブ機関LUX(ロンドン)にて8mm、16mmフィルムの修復・編集者、国内映像プロダクションでの企画演出、民間芸術施設の企画運営を経て、現在は東京、石川を拠点に活動。近年はフィールドワークを通して出会う特定の場や人物の視点をもとに、その土地の歴史や記憶を紡ぐ映像作品や空間を手がける。
主な個展に「appearing」 (關渡美術館、2013年、台湾)、「アペルト03 : 可視化する呼吸」(金沢21世紀美術館、2016年、金沢)など。近年のプロジェクトに「MITSUME」(東京)、「鶴来現代美術祭アーカイブ」(鶴来、金沢、名古屋)、「YADOSU」 (金沢)など、インディペンデントスペースの運営、芸術祭のアーカイブ、滞在制作プログラムと、異なったフレームワークを独自に展開。
1967年デンマーク生まれの芸術家。王立デンマーク芸術アカデミーで学び、現在はベルリンとコペンハーゲンを拠点に活動する。2003年にロンドンのテート・モダンで人工の太陽と霧を出現させた個展「The Weather Project」を成功させ、世界中に衝撃を与えた。ヴェネツィア・ビエンナーレにも複数回参加し、欧州の主要な美術館で個展を開催。空間、光、水、霧などの自然界の要素を巧みに用い、観客を含む展示空間そのものに作用するインスタレーションを数多く生み出している。
近年では、ヴェルサイユ宮殿に滝をモチーフにしたインスタレーションを制作した。一方、日本でも東京・原美術館や、金沢21世紀美術館で個展を開催。個展のほかにも、瀬戸内国際芸術祭2016ではベネッセアートサイト直島の一環として「Self-loop」を発表し、2017年8月4日から開催されるヨコハマトリエンナーレ2017では「Green light」が出展されている。
このシネマキャラバンでは、目標金額の達成にかかわらず上映会を実施します。今回、金沢21世紀美術館に協力をいただき開催が実現できる運びとなりましたが、参加いただけるお客様の数によっては、赤字となるリスクもございます。
シネマキャラバンとしては、金沢21世紀美術館を皮切りに全国の美術館やアートスペースでの上映会を展開していく予定ですが、今回の集客数が、次回以降の開催の実現に大きく影響します。
他の美術館での開催を円滑に実現させていくためにも、今回、たくさんのお客様にご来場いただき、映画館の無い街、映画館で上映予定の無い街で『オラファー・エリアソン 視覚と知覚』を体験(鑑賞)していただける機会につなげていきたいと思っております。
Copyright: Jacob Jørgensen, JJFilm, Denmark
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