仲間たちからのメッセージ
vol. 34 2016-04-24 0
おはようございます!
あと2日!仲間たちからのメッセージをご紹介します。
美術のコウちゃんと技術部で来てくれた小波津さんです。
2人からのメッセージ、是非読んでください。
コウちゃん、頑張って日本語で書いてくれました。
はじめまして、美術の侯捷と申します。
『こたつむり』は、脚本ののりこと一緒に北京で旅行していた時、「こっちの美術やらないか」と誘われたのです。のりこの企画書を読んで、おもしろかったので、OKと言いました!それと、その前にも偶々に早稲田映画祭に行って、で「おにぎりむすめ」を見ました。まさかにすぐこの新藤監督と一緒に映画作れるなんて、嬉しかったです。
私の日本語はまだまだなので、現場でみんなとの交流をうまくできない時もありますけど、なんとなく意思を伝えて、この作品に対する期待と感情も全部その場に置いてあるものに入り込めました。
今回は学生のみんなと一緒にやっているので、部屋を借りて頂いた人や、店を借りて頂いた人も、すごく優しい人たちだった。それがすごく感謝です。ありがとうございます!
これからもまだまだ撮影が続けるので、素晴らしい作品をできますように!
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みなさん初めまして
「三度の飯とか映画が好き」で有名な小波津龍平と申します。
今回「こたつむり」に応援メッセージを!ということで少し書かせていただきます。
突然なんですが、「ところざわ学生映画祭」という映画祭が来る5月8日に所沢西武で開催されます。
僕はそこで副委員長兼審査部長を務めさせていただいているのですが、助監督の村松さんが実行委員長を務めてらっしゃる縁で『こたつむり』に参加することになりました。
さらに言えば新藤監督とはバイト先の同僚であり、そんなこんなで『こたつむり』とは妙な縁があります。
新藤さんの作品はところざわ学生映画祭に出品してくれたこともあり、数作品を審査部として拝見しておりました。
印象は「女の子をとても可愛く撮る監督だなぁ」ということです。
どの作品に出てくる女の子も、とても瑞々しくふんわりとした可愛さがあるのです。
そしてそのふんわりとした雰囲気が作品全体に満ちている。そんな感触を持ちました。
なので今回の作品テーマ「こたつ ファンタジー」を聞いた時、そりゃ新藤監督にピッタリやんけ!と叫んでしまいました。
まぁ関西弁はエセですし叫んだことも嘘ですが、今作が今までの新藤作品の系譜にあり現時点での最高傑作になることは間違いないでしょう。
そして僕は、その新藤作品の《可愛い女の子》に会いたいがために現場に手伝いに行くことにしました。
僕は普段学校では映画理論を勉強しており、作り手ではありません。主に映画を観て外から口を出すことを専門にやってきました。
そんな僕にとって撮影現場はとても刺激的なものでした。
少ない人数(こんな僕の手でも借りたいほどの)ながら皆が作品に対する強い心意気を持っていることを感じました。
夜を徹した撮影の中でスタッフみんなの作品に対する思いが、何より新藤監督の涙が僕の胸を打ちました。この涙についてはいつか監督の口から語られる日が来るのかもしれないので多くは語りませんが、とにかくそれは、映画の作品としての良し悪しを客観的に判断することに務めていた僕の中で大切なことに気づかせてくれました。
【どんな映画の裏側にもたくさんのドラマとたくさんの思いがある】
もちろん一生懸命作ったからといっていい作品ができるとは限りません。
「一生懸命さ」は失敗への免罪符にはなりません。
作り手がどんなに頑張っても、受け手が「つまらない」と思えばそれでおしまい。
しかし、それでも人は頑張って映画を作るのです。
この作品にはそんな思いが詰まっています。
そしてその思いが本物ならば必ずそれはスクリーンを通して人々に届きます。
矛盾するかもしれませんが、それだけでもこの『こたつむり』をみる価値はあると、僕は思うのです。
…まぁこんな感じで、新藤監督作品『染朝』もスクリーンで上映されるところざわ学生映画祭も是非宜しくお願いしますね!!笑