ご支援ありがとうございます。ポストプロダクションの現状について
vol. 7 2024-12-31 0
こんにちは
監督の前田優也です
◉クラウドファンディング
12月20日にクラウドファンディング期間が終了しました。
ご支援を頂きました皆様に感謝申し上げます。
具体例を挙げますと、中学の同期、別現場で再会した俳優さん、出演者のマネージャーさん、、、限られた範囲かも知れませんが、こうしてご期待してくださる方々の存在を忘れず、完成と公開へ向けて突き進んでいきます。
さて、私自身ですが、現在は別作品にスタッフとして参加しております。「え?仕上げ作業に集中しないの?」と思われる方もいるかと思います。
本来ならば、1ヶ月くらい自宅に籠もって編集作業に集中したいところですが、今作は《自主制作》ゆえ、クラウドファンディングで集まった部分を除く、ほぼ全ての製作費を自腹で賄っています。
自分自身に対して報酬(ギャラ)は発生していません。むしろ出資しているのでマイナスです。
詳細な金額の開示はいたしませんが、ポストプロダクション段階で発生する費用なども鑑みると、とにかく別現場で働き、収入を得るしかありません。
でも、後悔はありません。将来的に映画監督として未来へ羽ばたくための投資だと思っています。
◉ポストプロダクションの状況について
では、現在の状況をご報告させていただきます。
映像制作には、大きく分けて4つの段階があります。
【1】企画開発の期間
【2】プリプロダクション(準備)の期間
【3】撮影の期間
【4】ポストプロダクション(仕上げ)の期間
現在は【4】の段階です。
最近は、映像と音声の同期、、、つまり繋ぎ合わせる作業を行っておりました。
これ、それこそフィルムの時代には手作業で行っていました。
その際に映像と音声のタイミングの目印として重視冴れていたのが、皆さんご存知の《カチンコ》です。
撮影現場でキャメラとマイクのタイムコード情報を同期させていたので、ソフトウェアに取り込めばある程度までは自動で紐付けできます。
ただ、装置の不調だったり、時間経過して各々の内蔵時計に誤差が生まれたり、といった事もあり、稀にうまく同期できない事があります。
そうした場合は、他の方法を試します。
映像素材の側にある音声の波形と、録音部さんが収録した素材の波形をソフトウェアが読み取り自動で同期させます。
そして昨日から着手している作業が、素材の整理です。
10日に渡ったロケ撮影、ざっくり推定で14〜15時間分の映像素材があります。
これらの素材を、シーン別、ショット別のフォルダに分類整理していきます。
1日分の素材を整理するのに大体3時間くらいかかりましたので、全部を整理するとなると30時間弱……。
撮影が終わっても、完成までの道のりはまだまだ長く続きます。
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