主演:間宮玲のオーディション
vol. 6 2024-12-17 0
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2024年9月上旬
ようやく脚本の第3稿が出来ました。
この時点で、序盤に組み込んでいた《バイクとSUVによるカーチェイス》は削除しました。さすがに現実が見えてきたので。もし続編があれば、乗り物を使ったチェイスをやってみたいです。
そして、ようやく、主役である間宮玲役のオーディションに向けて段取りが動き出します。
重要なポイントは主に3つ
・ビジュアルがイメージと合っているか
・お芝居の実力
・アクション能力
movショートドラマ『インファイト』『光のレシピ』でご一緒した、竹田哲朗さんがキャスティング関係を仕切ります。
シネマプランナーズさんでの掲載、お付き合いのある事務所への連絡。
↓コチラがシネマプランナーズさんでの掲載ページです
https://cinepu.com/cast/BAbPKq7poa_/
一次審査は資料のみ。
お決まりの芸歴や自己紹介などが記載されたプロフィール資料に加え、以下をリクエストしました。
・課題台本で芝居している映像
・アクションをしている映像
37名ほどの応募を頂き、最終的に8名まで絞り込みました。
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2024年9月下旬
二次審査は対面。
高田馬場にあるレンタルスタジオが会場です。
・課題台本で芝居
・間宮玲はどんな人物像だと思うか
・ボクシンググローブを装着してスパーリング(虎牙光揮さんと)
課題台本での芝居ですが、
一次とは違う内容の課題台本でお芝居をしていただきます。2シーン用意しており。それぞれ2回ずつ通しました。
1回目の芝居は、特に何も説明せず、自由に演じていただきます。この段階で、応募者の方が、そのシーンをどう解釈しているかが分かります。
「ほう、そういう芝居で組み立てるのか……」と唸る瞬間もあり、非常に刺激的な経験でした。本当に、人によって解釈が真逆だったりもします。
あえてト書きから消していた小道具がありましたが、それに近いものを推測して来られた方もいらっしゃいました。「僕の意図がバレたか」と少し嬉しい気持ち。
その後、芝居に対するフィードバックを伝えます。「このシーンはこういうつもりなので、次はこういう方向性で芝居をして欲しいです」という内容。
そして、2回目のお芝居。
1回目とはまるで異なります。
ここで見たかったのは以下の要素。
・台本をどう解釈しているか
・演出の指示を臨機応変に解釈して対応できるか
アクションのスキルを見極めるため、虎牙光揮さんとスパーリングもして貰いました。
基礎的な運動神経はもちろんの事、
その場でのイレギュラーな要求に対応できるかなどもジャッジされていました。
参加者の皆さんが驚かれていたのですが、アクション映画なのは分かっていても、オーディションの場面でスパーリングをやるのは初めてだったそう。
堅苦しい一方通行のオーディションにしたくなかったので、あえて「懇談」と称した時間も設けます。
「あなたが想像する間宮玲はどんな人物?」
「もし自分が演じるなら?」
などの問いかけを振りつつ、
「私はこういうキャラクターだと思いましたが、合ってますか?」
という質問にも応じます。明確な正解なんて、まだありません。
何しろ、これから一緒に創り上げていくのですから。
全体を通して、とても和やかなオーディションでしたが、最後にやるべき作業が残っています。
主役の間宮玲を誰にするのか決めなければなりません。
そして、様々に検討を重ねた結果、主演が決まりました。
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