『清流に殉じた漁協組合長』出版をクラウドファンディングで実現!

ダム建設によって起きた悲劇をあなたに知ってほしい
『清流に殉じた漁協組合長』出版プロジェクト

山形県東北部を流れる清流で持ち上がったダム建設計画。建設の是非を巡って二分されてしまったこの町で一体何が起きたのか。渾身の取材を通じてダム建設計画の闇を追った『清流に殉じた漁協組合長』の出版をご支援ください!

コレクター
71
現在までに集まった金額
455,000
残り日数
47
目標金額 300,000 円
このプロジェクトでは、目標達成に関わらず、
2018年1月31日23:59までに集まった金額がファンディングされます。

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目標金額 300,000 円
このプロジェクトでは、目標達成に関わらず、
2018年1月31日23:59までに集まった金額がファンディングされます。
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PRESENTER
相川 俊英

1956年群馬県生まれ。早稲田大学法学部卒。地方自治ジャーナリスト。 主著に『地方議会を再生する』(集英社新書)、『奇跡の村 地方は人で再生する』 (集英社新書)、『反骨の市町村――国に頼るからバカを見る』(講談社)、『トン デモ地方議員の問題』(ディスカヴァー携書)、『長野オリンピック騒動記』(草思社)など。

  • 東京都
  • 起案数 1
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このプロジェクトについて

山形県東北部を流れる清流で持ち上がったダム建設計画。建設の是非を巡って二分されてしまったこの町で一体何が起きたのか。渾身の取材を通じてダム建設計画の闇を追った『清流に殉じた漁協組合長』の出版をご支援ください!

―目標金額達成の御礼と引き続きのご支援のお願い

大変ありがたいことに、多くの方々からのご支援を賜り、
期間終了を待たず、開始から約1週間で目標金額30万円を達成することができました。
暖かい応援のお言葉も多数いただいており、スタッフ一同大変感激しております。
心より御礼申し上げます。

 無事に目標金額は達成いたしましたが、当初の目標設定では
最低限度の経費を計上し、出版記念イベントについても比較的小規模なものを
考えておりました。

しかし、皆様から多数のご支援をいただきダム問題への関心の高さを改めて実感し、
このたび新たなイベントを開催することにいたしました。

 ダム建設の是非が現在、大きな争点となっている地域において、ダムなどの公共事業の在り方を問うシンポジウムを、ダム事業の当事者および専門家などの参加で開催いたします。
五月以降の予定です。

つきましては、さらに40万円を追加目標(ストレッチゴール)として設定し、
合計で70万円のご支援を呼びかけさせていただきます。

なお目標金額を超えて追加でいただいたご支援につきましては、
3月下旬に開催予定の出版記念イベントの経費(会場費や交通費、ゲスト謝礼等)、最上小国川ダム問題への取材費、本書の宣伝・広告費にも充てさせていただきたいと考えております。

少しでも多くの方にこの問題についての情報を届けられるよう、
1月末までのクラウドファンディングを続けてまいります。
是非応援いただければ幸いです。

日本有数の清流で持ち上がったダム建設計画

 こんにちは。ジャーナリストの相川俊英です。私は地方自治をテーマに25年ほど全国各地で取材活動を続けてきました。今回、山形県のとあるダム建設計画についてどうしても皆さんにお伝えしたいことがあり、この出版プロジェクトを立ち上げました。

 本書の舞台は山形県東北部の最上町と舟形町です。ともに人口1万人未満の過疎の町で、地域内を流れる最上小国川は日本有数の清流として知られています。流域にダムはなく、アユ釣りのメッカです。なんとこの清流の最上流部に山形県がダム建設を計画し、小国川漁協を驚愕させました。県は流域の温泉街などを洪水から守るためと主張したのですが、漁協側はダムによる治水よりも河川改修の方が効果的だとし、清流への悪影響も懸念して計画に反対しました。その先頭に漁協組合長が立ち、県と真っ向対峙したのです。

―もの言わぬ、もの言えぬ地域風土

 ですが、地域の主な雇用先は建設業と役所。県庁の力は強く、住民側には「お上意識」が今なお残っています。治水か清流かといった論点のすり替えや温泉街での河川改修は不可能といったフェイクの情報が流されて、漁協組合長は次第に追い詰められていきました。様々な揺さぶり・圧力・懐柔工作の末に孤立してしまった組合長は県との交渉の場に出ることを余儀なくされたのです。悲しいことに、彼はその打ち合わせ当日に命を絶ってしまいました。

 その後、彼に代わる漁協の新執行部はダム容認に舵を切り、ダム推進・反対の両派が総代会で雌雄を決することになりましたが、結果としてダム推進派の圧勝に終わりました。組合長の死が分水嶺となり、勢力が逆転してしまったのです。今では地域内外の一握りの人がダム建設に異を唱え続けているにすぎません。本書では現在に至るまでの詳細を綴っています。私は「世の中そんなもの」だと片付けてはならないと強く思うのです。

JR舟形駅前からの風景、昼間も閑散としていて、人影はない。

舟形町役場。このすぐ近くを最上小国川が流れている。

―漁協組合長はなぜ死を選択したのか

 矛盾の塊である人間の社会が不条理、不合理、理不尽なことで満ち溢れているのは当然と言えます。道理や理屈、正論が隅に追いやられてしまうのが、世の習いだと、記者として30年以上も各地を転戦してきたので、そう理解しています。それゆえ、どんな出来事に遭遇しても冷静さを失ったり感情を抑えられなくなることは滅多にありません。ところが、ここ最上小国川ダムの取材ではそういう訳にはいかなかった。余りにも理不尽な酷い現実を見せつけられ、徹底的に取材し、真相を解明せねばと熱くなってしまったのです。なぜ、漁協組合長は自ら死を選ばねばならなかったのでしょうか。そして、そうした重大事案が世に知らされず、さらには地域内でも忘れ去られたようになっているのは、なぜなのでしょうか。日本の片隅でこんな酷いことが起きているという事実を多くの人に知ってもらいたいと、已むに已まれぬ思いで本書を執筆したのです。日本の他の地域でも同様のことが起きているのではないかという懸念を強く抱いているからでもあります。

山形県は「ダムのない川以上の清流を目指して」ダムを建設中とのこと。(2017年11月16日撮影)

―豊かな日本と貧しい政治

 私は1年間で30都道府県ほど取材して回る生活を4半世紀続けて来ました。最も多い年で40都道府県も訪れたことがあります。取材は常に単独で、当事者に直に話を聞くことをモットーとしています。朝、目が覚めて、一瞬、自分がどこにいるかわからなくなることも度々あります。取材のきっかけは偶然というものが多く、最上小国川ダムもその一つです。ある学会の集まりに発表者として呼ばれ、たまたま隣席にいた方から最上小国川ダムのことを知らされたのです。恥ずかしながら、それまで最上小国川ダムについて何1つ知りませんでした。

 全国津々浦々を取材していて、いつも思うのは「日本は本当に豊かな地域だ」ということです。気候や自然、地形が暮らしに適しており、住んでいる人たちも勤勉。それで経済活動も旺盛で、文化や伝統、歴史も重厚。日本ほど良い地域は他にないと思う一方で、私たち1人ひとりはもっと生き生きと明るく暮らせるはずではないかとも思うのです。真面目に働き、きちんと税金を納めながら、なぜ、幸福感を満喫できないのかという素朴な疑問です。

洪水に見舞われる赤倉温泉。やるべきは河道改修での治水。

―最上小国川ダムは税金の歪んだ使い方の典型事例ではないか

 私は幸福を満喫できない要因のひとつに、税金の使われ方があるのではと考えています。税金とは、地域住民が抱える社会的課題を解決するために皆で出し合うカネ。ないしは、地域の社会的価値を高めるために出し合うカネ。つまりは、住民の暮らしやすさを高め、生き生きと生活できる環境を整備するための元手です。ところが、そうした税金の使われ方にズレが生じ、地域の課題解決にも地域の価値増大にもつながっていないケースが本当に多い。せっかく払った税金が有効かつ効率的に使われず、無駄に。ないしはどこかに消えてしまっているんです。そんな問題意識を持つようになったのは、全国の公共事業の取材を長年続けているからです。

 最上小国川ダムは税金の使われ方の歪みの典型事例といえます。流域の温泉で頻発している洪水は建物の立地や川床の堆砂など地域特有の課題によるもので、ダムでは解決しにくい問題です。むしろダムを造ることで清流という地域固有の資源の価値を損ねることになり、税金の使い方として最悪です。それが分かっていたからこそ、地域事情に精通する漁協組合長は河川改修を主張したのですが、計画の実行にこだわる地方政治と地方行政の力に潰されてしまいました。そして、地域の多くの人たちが沈黙し、長いものに巻かれてしまったのです。しかし、本来、税金の使い方を決めるのは政治の役割で、その主体は地域の住民1人ひとりです。

―編集者大江正章からのメッセージ

日本社会のあり方を問う本

 八ツ場ダム(群馬県)や川辺川ダム(熊本県)などダム建設問題は、住民の立退きや治水効果、清流が失われることなどをめぐって、大きな論争になってきました。この本の舞台である最上小国川ダムの構図も、基本的にそれと変わりません。社会派の編集者にとっても、おそらく既視感があるテーマでしょう。

 だが、ぼくは相川さんの原稿を読んで、「またか」で終わらせてはいけないと心から思いました。それは、反対運動を中心になって担ってきた一人のかけがえのない生命が失われたという衝撃だけではありません。人びとが自らの想いを口に出しづらい空気、今年の流行語を使えば「忖度」が蔓延している現在の日本社会の象徴的出来事だと痛感したからです。過剰な同調圧力に支配されたこの国のあり方に、一石を投じなければならない!

取材と分析と問題提起

 懐柔、脅し、寝返り、沈黙、本音とは異なる行動……。行政は住民が幸せに暮らすための存在ではないのでしょうか? また、なぜ、反対運動はうまくいかないのでしょう。相川さんの丹念な取材と筆力に、読者はぐいぐい引き込まれていきます。

 しかも、この本は一部にありがちな、反対運動を称賛するだけの内容では決してありません。もちろん、地域の実状を無視した国主導の公共事業は間違いです。同時に、自分たちの考えが絶対正義だと信じる人たちの狭量さも的確に批判しています。そこから、地域を変えるために何が必要か、はっきり見えてくるのです。

編集者としてこの本に賭ける想い

 身銭を切り、長い時間をかけて、口を開こうとしない関係者に迫り、苦労を重ねて相川さんがまとめた原稿を世に出したい。一人でも多くの読者に読んでほしい。でも、それが一人よがりになってはいけません。冷静に、第三者として、編集しています。

 これまで、少しでも社会をよい方向に変えたいという想いで、報道されない真実を伝える本を創ってきました。たとえば、『放射能に克つ農の営み●ふくしまから希望の復興へ』『徹底検証ニッポンのODA』『自由貿易は私たちを幸せにするのか』。そこに『清流に殉じた漁協組合長』を加えたいと思っています。この思いにご賛同いただけるみなさまからのご支援を心よりお待ちしております。ご支援・ご協力よろしくお願いします。

―資金の使い道

 この本を出版するために、印刷代と製本代、用紙代やデザイン料、原稿料などおよそ100万円の支出を見込んでおります。 印刷代約50万円、用紙代約15万円、製本代約10万円、デザイン代約10万円、印税(原稿料)約15万円、その3割をクラウドファンディングでみなさまからご支援いただくことで、本の存在を多くの人に伝えるための広告代や営業経費が捻出できます。

―特典について

 ご支援いただいた金額に応じてそれぞれ特典をご用意しています。是非ご検討ください。
なお、書籍は2018年2月15日以降の発送を予定しております。出版記念イベントにつきましては、詳細な情報が決まり次第コレクターの皆様にご連絡させていただきます。

●お礼のサンクスメール
 ご協力頂いた皆様へ感謝の気持ちをお伝えします

●『清流に殉じた漁協組合長』1冊プレゼント
  1月末に完成予定の本書をいち早く支援者のみなさまにお送りいたします

●出版記念イベントに無料でご招待
  著者・相川俊英が本書の内容に即して最上小国川問題のポイントを語る出版記念イベントを計画しています。ゲストに現地で反対運動を共にしたメンバーや公共事業のあり方に詳しい研究者や国会議員をお迎えする予定です。ぜひこのプロジェクトをご支援いただいた皆様にもご参加いただき共に議論できれば幸いです。

●出版社コモンズのお好きな本をプレゼント

 コモンズは、環境・農・食・アジア・自治などをテーマに、経済成長優先社会を問い、暮らしを見直すメッセージと新たな価値観・思想をわかりやすく伝えることをモットーとした出版社です。2009年に梓会出版文化賞特別賞を受賞しました。そんなコモンズの書籍を是非お手に取っていただきたく、30000円ご支援いただいた方には3冊、10000円ご支援いただいた方には1冊、それぞれ贈呈いたします。2018年1月までに出版された書籍であれば、どれでもお好きなものをお選びいただけます。

 →書籍リストはこちらです。

●相川俊英著『奇跡の村地方は「人」で再生する』1冊プレゼント
全国トップクラスの出生率と健全財政を誇り「奇跡の村」と呼ばれる長野県下條村。
悪条件下の山村が奇跡を起こせた謎を解明した本です。

制作スケジュール

2017年12月10日~20日  著者・編集者初校チェック
2017年12月25日~1月5日 著者・編集者再校チェック
2018年1月15日~18日    著者・編集者最終チェック
2018年1月30日        完成!

■目次
第1章 命を絶った組合長
第2章 懐柔と脅し
第3章 寝返りと沈黙、そして無関心
第4章 赤倉温泉と金山荘
第5章 総代会
第6章 よそ者と山男
第7章 談合政治の風土
第8章 捻じ曲げられた論点 ―治水と自然の二者択一にあらず
第9章 土着権力とダム
第10章 ごまかしと穴だらけの地方創生

想定されるリスクとチャレンジ

 地方で起きている問題は、多くの場合マスメディアが積極的に報道しないので
なかなか知られる機会がありません。それをより多くの人たちに知ってもらうために、
出版という形をとることにしました。

 目標金額が達成できなかった場合も、この問題の重要性を伝えるべく、出版は行います。ただし、より多くの方にこの問題を届けるにはみなさまのご協力が欠かせません。

 なお、このプロジェクトは本の出版で終わりではありません。まず、出版記念シンポジウムを行い、社会によりアピールしていきます。あわせて、書店ルートだけでなく、支援いただけた方々の口コミやブログ・ツイッターなどでの発信を通して、ダム問題、さらにあるべき公共事業について一緒に考えていきたいというのが、私たちの想いです。

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  • 1000

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    • お礼のサンクスメール
    • 2018年02月 にお届け予定です。
    • 2人が応援しています。
  • 3000

    完成本1冊プレゼント

    • 『清流に殉じた漁協組合長』1冊贈呈
    • お礼のサンクスメール
    • 2018年02月 にお届け予定です。
    • 45人が応援しています。
  • 5000

    完成本1冊プレゼント+出版記念イベントへご招待

    • 『清流に殉じた漁協組合長』1冊贈呈
    • 出版記念イベントに無料ご招待
    • お礼のサンクスメール
    • 2018年03月 にお届け予定です。
    • 10人が応援しています。
  • 10000

    完成本1冊プレゼント+出版記念イベントご招待+お好きなコモンズの本1冊

    • 『清流に殉じた漁協組合長』1冊贈呈
    • 出版記念イベントに無料ご招待
    • 出版社コモンズのお好きな本1冊贈呈
    • お礼のサンクスメール
    • 2018年03月 にお届け予定です。
    • 9人が応援しています。
  • 30000

    完成本1冊プレゼント+出版記念イベントご招待+お好きなコモンズの本3冊+『奇跡の村 地方は「人」で再生する』1冊

    • 『清流に殉じた漁協組合長』1冊贈呈
    • 出版記念イベントに無料ご招待
    • 出版社コモンズのお好きな本3冊贈呈
    • 『奇跡の村 地方は「人」で再生する』1冊 贈呈
    • お礼のサンクスメール
    • 2018年03月 にお届け予定です。
    • 5人が応援しています。