奉納への思い
vol. 8 2015-09-18 0
出発前に
ついに,明日遷座祭を迎えます。
明日の朝,僕は渋谷へと機材を取りに行き,仲間を乗せ,雄勝へと向かいます。
何度,通ったでしょう。
時には日帰りで行った時もありました。
軽トラに荷物を満載し行った時もありました。
震災があって,僕は本当に雄勝と深く関わりました。
時に横浜の実家に帰るよりも東北へと通っていました。
始まりの場所、雄勝小学校。
そこに壊れた神輿があったから、僕は雄勝と関わるようになりました。
もう、今はそこにメガソーラー発電所が出来ています。
始め、何かできることはないかと模索しながら関わらせてもらった場所がいつしかふるさとのようになっていました。
たくさんの人にお世話になりました。
たくさんの美味しいものを食べさせてもらいました。
たくさんのご縁を、もらいました。
一緒に神輿を担ぎ、一緒に何度もお酒を飲みました。
色んな話を聞かせてもらいました。
とても多くの事を、学びました。
一生の財産を,雄勝町から,雄勝の神社から,本当にたくさんもらいました。
だから、大きな声で「ありがとう!」と言いたい。
雄勝という土地に、雄勝の神様に、精一杯感謝したい。
石峰山は、雄勝を1800年間も見守って来た霊山です。
その麓に神社が再建されました。
明日からのお祭りに,たくさんの人が来る事でしょう。
たくさんの人が,思いを寄せる事でしょう。
そしてこれからの1000年を,また見守り続けるのです。
僕は,お祭りを,神社を,本当に大切にしなければと思います。
だから,こんなにたくさんの宝物をくれた雄勝町に,大きな声のありがとう!の代わりに。
プロジェクションマッピングを奉納しようと思います。
僕の始まりの場所,雄勝小学校の子供達が作った版画「希望の船」。
船を,出航させたい。
船に,たくさんの思いを乗せたい。
こんなにたくさんの人が,思いを寄せてくれました。
これからも,ずっとずっと雄勝にお世話になります。
だから、雄勝の人と一緒に。
雄勝の子供達と、仲間達と一緒に!
ありがとう!と、おめでとう!を。
僕は雄勝の住民では無いけれど、本当に雄勝に出会えて良かった。
明日僕は、もう一度、雄勝へ行きます。
これからもずっと,雄勝にお世話になりたいから。