オフグリッドな生活を学ぶための取材をクラウドファンディングで実現!

電力会社からの送電を使わずに、ソーラー発電などで暮らし始めた人たちを紹介したい!

原発事故のあと、電力会社の対応に不満を抱いている人も多いようです。電気事業は独占されているので、しかたなく電力会社の電気を使うしかない……。そう思っていたら、ソーラーパネルなどを設置して、電力会社の電気に頼らずに暮らし始める人たちがいることに気づきました。それってどうやるの? そう思った僕は、先駆者に学ぶ旅を始めました。

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このプロジェクトは、目標金額580,000円を達成し、2014年11月28日23:59に終了しました。

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このプロジェクトは、目標金額580,000円を達成し、2014年11月28日23:59に終了しました。

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PRESENTER
新井 由己

住所不定、多職のアクティブホームレス。フォトグラファー&ライター。同じ物を広範囲に食べ歩き、その違いから地域の文化を考察する比較食文化研究家。『とことんおでん紀行』をはじめ、おでんに関する著書多数。楽健法の足踏みマッサージや大工仕事もこなし、オフグリッド移動オフィスで旅するように仕事をしている。

藤野電力の生みの親(?)と、パーマカルチャーセンター

vol. 8 2014-10-28 0

今回は、どんな感じで旅日記が続いているのかわかるように、全体公開にしてみました。旅日記は年明けまで続きますので、よろしかったらサポーターとして旅を共有してください。

■10月17日(金)

今日はまず、藤野電力が生まれるきっかけになった鈴木俊太郎さんを訪ねました。鈴木さんは、15年前に横浜から相模湖町に移住しました。毎週末はどこかにキャンプに出かけていたというほどで、いつか田舎暮らしをしたいと思って、静岡から長野まで、5年間くらい土地探しをしていたそうです。当時はまだ田舎暮らしを目指す人が少なかったせいか、300坪くらいの土地を探していると不動産屋で相談しても、「そんな物件はあるわけない」と言われる状況でした。

「なんとか土地が見つかったので、丸太の皮むきをしてログハウスを自分で建てるつもりでした。でも、それだと住宅ローンが組めなかったので、柱と梁を使う工法に変えて、主なところを大工さんにお願いして、自分たちも手伝って建てたんです」

その経験があるおかげで、今はリフォームなど大工仕事も請け負うようになりました。藤野電力で屋根に施工するときも、家の構造がわかっているので、どこに設置すればいいのかアドバイスできるそうです。


再生バッテリーをもらってきて、用途に応じて使い分けている鈴木俊太郎さん

鈴木さんが最初にソーラーパネルを買ったのは、20年近く前になります。当時、古いワーゲンのキャンピングカーに乗っていたそうですが、通勤して駐車場に停めておくとバッテリーが上がってしまうようになりました。帰宅したらすぐに充電する日々が続き、なんとかならないかと考えます。

学生時代にヨットに乗っていたことがあり、そのときに眺めていたカタログにソーラーパネルがあるのを思い出しました。それでチャージコントローラーが内蔵されている7Wのパネルを購入し、車のバッテリー上がりは解決できたそうです。

「僕はコーヒーの焙煎をしていて、毎週土曜の朝に焙煎するのが日課になってました。グァテマラのインディオがオーガニック栽培した豆を使ってときどきイベントでコーヒー屋をしています。そのイベントのときに、コーヒーミルをソーラーで充電したバッテリーで動かしてました」

その後、1週間のイベントに出店することになったときに、もう少しバッテリー容量があるものが必要になり、20Wのパネルを購入します。7Wと併用して、バッテリーは3個になりました。

「たまにお客さんにこのパネルは何ですかと聞かれるんですが、説明してもあまり関心がないみたいでしたね。12Vの電球が市販されるようになって、これがインバーターなしで点くんですよと言っても、その意味がわからないようでした(笑」

ほかの店舗のように発電機を使わなくてもいいし、便利で楽しいソーラー生活をひとりで楽しんでいたようです。そんなときに、311を迎えます。計画停電と呼ばれていた脅迫停電(節電のため、夜に停電する必要はない)で、信号機も点かず、交通整理の警官もいない真っ暗闇の中、職場から相模湖の自宅まで帰ってみると、自宅だけは明かりが点いていました。それ以外に明かりが点いているのは、電気関係の工事現場だけでした。

計画停電のときに、トランジション藤野のメーリングリストで、僕の家の電気はぜんぜん問題ないと投稿したのをきっかけに、関心を持った人たちが集まって「藤野電力」が生まれました。

「薪ストーブがあって、ソーラー発電のセットがあれば暮らせると思いました。あとはキャンプ用品やランタンなども使えますしね」


日当たりを考慮しながら、あちこちに分散させているパネル類

震災の翌年に自宅に100Wパネルを設置して、少しずつオフグリッドに挑戦し始めました。藤野電力がスタートすると、さまざまな工夫を自宅で試しました。2013年には、冷蔵庫と洗濯機のオフグリッド化に成功(ただし夏限定)。

現在は、100Wのパネルが2枚屋根にあり、入口の電柱に100Wが1枚、電柱の足下に20W、軒先に20Wが2枚、庭に7Wが置いてあります。それぞれのパネルにバッテリーが接続されていて、室内配線して、細かく用途を分けて利用しています。パネルを増やしてソーラー発電率を上げたい一方で、日当りがあまりよくないなど、まだまだ試行錯誤が続きそうでした。

午後、ちょっと時間があったので藤野に戻り、前から気になっていた「パーマカルチャー・センター・ジャパン」(PCCJ)に立ち寄ってみました。センターとして使われている建物は、長い間、放置されていた農家を借りて、床を張り直したり、壁を修復したりしてあります。2階は宿泊ができるようになっていて、定期的に行なわれる「パーマカルチャー塾」の合宿所として使われています。


荒れ果てていたという民家を手直しして、雨水利用やコンポストトイレを併設

2015年のパーマカルチャー塾17期生の募集がされています。
http://www.pccj.net/learnpc/school/pages/000293.ht...

代表の設楽清和(しだらきよかず)さんは、新潟で4年間農業に従事した後、アメリカに渡って環境人類学を学びました。帰国後、神奈川県の藤野でパーマカルチャーの日本型モデルを確立するために、NPO法人パーマカルチャーセンター・ジャパンを設立。身の回りのあらゆる動物・植物・建築・エネルギー・コミュニケーションなど多種多様な要素を生かす生活スタイルのデザインを提案し、様々なワークショップを行なっています。著書の『パーマカルチャー菜園入門』(家の光協会)はわかりやすい入門書になっているので、パーマカルチャーに興味がある人におすすめします。

PCCJの農園は4反あり、不耗起を基本として、農薬や化学肥料を使わず、窒素固定植物や除虫作用のある植物を混植するコンパニオンプランツでデザインされています。農園の一角に250Wのソーラーパネルが置いてあり、小屋には車用のバッテリーが2個直列で繋がっています。PCCJではとくにオフグリッドを意識しているわけではないようですが、今年の生徒の中に電気の専門家がいたため、農園の小屋はオフグリッドしていました。


PCCJ代表の設楽清和さん。左奥にソーラーパネルが見えます

その後、小学校の廃校跡を活用した「篠原の里」に立ち寄りました。この日はちょうど「里カフェ」の営業日だったので、コーヒーを飲んでひと休みすることに。この学校の屋根には400Wのパネルが設置されていて、48Vのシステムでディープサイクルバッテリー(12V 115Ah)が4個直列に繋がれています。

これは藤野電力の充電ステーション6号として、先月設置されたそうです。充電ステーションは、電動バイクや携帯電話の充電に使用したり、災害時には非常用電源として活用したりできるそうです。


小学校の廃校を利用して、地域のコミュニティセンターとして使われています

藤野電力は、大きな発電所をつくって何ワット発電できるのかを考えるのではなく、どんなものを作って、どれだけみんながおもしろいと思えるかということを重要視しているそうです。各地で開催されているワークショップは、すでに150回を超えたそうです。電気は自給できるという楽しさが、どんどん広がっていると思うと頼もしいですね。

藤野から高尾に出て、僕がリノベーションをした「ふたこぶ食堂」でしばらく休ませてもらうことにしました。このカフェをつくったことをきっかけに、全国で朽ち果てようとしている民家をリフォームする仕事を始めようと思っています。すべての工事から、撮影・執筆、Webサイト・チラシ制作まで、僕ひとりで請け負うことができますので、興味のある方は相談してください。

ふたこぶ食堂
http://cafefutakobu.com

本日の走行距離 49.3km

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