取材日記を始めます!
vol. 1 2014-10-19 0
みなさん、こんにちは。
このページをご覧になったみなさま、さっそくサポートしてくださったみなさま、ありがとうございます。少しずつですが、取材日記を始めたいと思います。「オフグリッドに生きる人たち」の取材は、今年の春に岡山の田中優さんを訪ねたところから始まりました。その後、福島から避難していた大塚尚幹さんと愛さんを訪ね、自エネ組のDIYキットの存在を知り、今と同じ生活のままオフグリッドできる可能性に気づかされました。
一方で、東京の住宅地でもベランダや屋根にパネルを載せて、一部の部屋だけオフグリッドしている人にも出会いました。また「ソーラー女子」として知られる藤井智佳子さんは、国立の都営住宅で東電の電気を使わない完全オフグリッド生活を実践しています。
ソーラー女子として、年間100人の見学を受け入れるという藤井智佳子さん
藤井さんの「チカsun発電所」は、120W新品パネル1枚、43Wの中古パネル2枚、5Wの補助パネルが南向きのベランダに設置されていて、全部で211Wのシステムになっています。冷蔵庫をやめ、洗濯機は自転車発電(65W)を併用しながら、電気代ゼロ円生活を続けています。
■10月8日(水)
10月7日にクラウドファンディングがスタートして、翌日からいよいよ旅に出発しました。最初は、僕の車のソーラー化を手伝ってくれた、山梨県のわたなべあきひこさんを訪ねました。今回のリターンの一部にソーラー発電キットを含ませてもらっています。何を買ったらいいのかわからない人たちにも、これにバッテリーを加えればすぐにソーラー発電が始められるので、ぜひ挑戦してみてください。
わたなべさんを訪ねたのは、軽トラモバイルハウスで暮らしている堀亜希子さんを紹介するためでした。屋根にソーラーパネルをのせてオフグリッドしたいと思った堀さんが田中優さんに相談したところ、ちょうど訪ねたばかりだった僕を紹介されたそうでした。
甲斐犬の太郎と旅暮らしの堀亜希子さん(右)とわたなべあきひこさん(左)
わたなべさんの近所には、10年前からオフグリッド生活をしている森口直樹さんと関麻実子さんが暮らしています。川口由一さんの自然農を取材していた縁で、何年か前に建築途中の家を訪ねたことがあり、自宅をセルフビルドしているのを知ってたのです。
2000年春に神奈川県から移住した二人は、660坪の雑木林を購入し、敷地内で伐採した樹木や解体された家屋の廃材を使い、建坪12坪の母屋を建築中で、完成まであと一歩になりました。
炊事は七輪、暖房は薪ストーブ、水は手押しポンプの井戸を生活用水に使い、飲み水は週に1回、近くにある道の駅から汲んでくるそうです。
電気・ガス・水道のオフグリッド生活をしている森口直樹さんと関麻実子さん
彼らは最初から電力会社の電気は引かずに、ソーラー発電だけを使っています。今では一般的になった「オフグリッド」という言葉が生まれるきっかけになった二人です。現在は、134Wのパネル6枚に、ディープサイクルのバッテリー(6V 105Ah)を6個直列にして使っています。このシステムで、88リットルの冷凍冷蔵庫、ノートパソコン、携帯、照明などをまかなっています。ソーラー関係にかかった費用は、約50万円だそうです。
その後、明日取材させてもらうお宅まで移動して、そのままお世話になりました。
本日の走行距離 88.8km
◎
さて、こんなふうに各地でオフグリッド生活をしている人たちを訪ねていきます。このあとの日記は、サポーター限定で公開していきますので、興味のある方は、ご支援をよろしくお願いします。
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