トークレポートをお届けします。
vol. 33 2014-11-22 0
連投失礼致します、宣伝の佐々木です。
昨日、女優の木内みどりさんトークレポートのアップデートが失敗していたようです。
お届けが遅くなり申し訳ございません。
下記、昨日の様子です。
劇場からは木内さんのお話に賛同して拍手が何度も湧き起こり、絶えず笑い声や頷く声が聞こえるなど、大変白熱した時間となりました。
知人に誘われ双葉に行ったことがあるという木内さんは「人間の気配もなければ動物の気配もない、音楽やラジオだってない。命があるのは草だけだった。何もない荒涼たるところに風だけが吹いていて、洗濯物もそのままになっていた。100人の人がいたとしたら100人それぞれの立ち入り禁止区域となってしまった。もしかしたら自分の町だったかもしれない。福島の電気を使ってきたのは私たち東京都民、だったらその100分の1でも10分の1でも担おうじゃないの。自分ができることはしていかないと」とお話されました。
「避難生活で家族がバラバラ、帰れない家なのにローンの支払いは続く。みんな苦しくて家族喧嘩にもなりますよ。そんな暮らしをしている人たちが、東京都民が美味しいグルメで盛り上がったり、素敵なスカートや靴にに夢中になったりしてはしゃいでいるのを、ふと見たときどんな気持ちになるか・・・今日は平日の昼間に皆さん来てくれて心から拍手を送りたい、どうか周りの人2~3人に福島のことを伝えて下さい」とお話された木内さんは、暗闇が好きなのだと仰って会場を笑わせました。実際に自宅電気のアンペアの仕組みを変更し、使わない電源は切るなどして節電を心掛けたところ、使用電気量は半分に減ったとのこと。夜は暗い、それでいいのだとお話されました。
舩橋監督は「都民には月々電気代の請求書が送られてきたときに汚染土も一緒に宅急便の箱で送り付ければいいのでは?それをやられたら皆さん怒るでしょう。でも双葉の人たちは毎日感じていることなのです」と話し、続けて「3.11のときも9.11のときもそうだったが、大変なときだからカメラを向けないでほしいという人も勿論いる。しかし、そんなときに自分を客観視できる人もいる。自分の状態を映して、色々な人に見せてほしい、発信してほしいという人がいる。『フタバ』はそういう人たちに支えられている作品だ」と話しました。
そして日本の原子力の変遷について4つの流れがあったと説明。
①広島・長崎の悲劇を受け原子力の平和利用へ
②70年代のオイルショックを受けて未来のエネルギー原子力へ
③80年代後半温暖化が問題になりCo2が出る火力から原子力へ
④現在、電気が足りず原子力へ
会場からの意見や質問も交えながらトークショーは終了となりました。
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トークショー登壇ゲストの追加発表です!!
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・11月27日(木)18:30の回上映後
津田大介さん(ジャーナリスト)×舩橋淳監督
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