ご無沙汰しております! 監督舩橋淳よりお知らせとお願い
vol. 49 2023-09-10 0
「フタバから遠く離れて 第二部」でお世話になったみなさま、
ご無沙汰しております。
酷暑の夏が終わりにかかっておりますが、
季節の変わり目に体調を崩さぬようご自愛くださいませ。
実は本日、ひとつお願いがあり、ご連絡致しました。
僕は今年、新作を撮りました。
タイトルは「過去負う者」。
刑期を終えた出所者たちと、彼らを支援する受刑者向け就職情報誌の編集部を描いた物語です。
いったん社会のレールから外れてしまっても、セカンドチャンスがあってもいい。
より優しく寛容な社会について改めて考えてみる映画です。
実在の就職情報誌「Chance!!」の活動にヒントを得て、フィクションとして作り上げました。
元受刑者が社会に復帰しようとする中で直面する様々な壁を浮かび上がらせ、私たちの社会は彼らをどう受け容れてゆけばよいのかを問いかけます。
「自分が犯した罪は一生背負って生きるべき」、「被害者の感情を考えたら、前科者の社会復帰は制限されるべき」という日本の<空気>は、自己責任社会の息苦しさを生んでいる根源だと考え、社会の寛容さを改めて考えるきっかけになってほしいと願っています。
予告編は、こちらでご覧になれます。
いま「福田村事件」が大ヒット中の森達也監督は、以下のようなコメントをくださいました。
「ドラマでドキュメンタリーっぽい作品はたくさんあるが、ここまでリアルなものは経験がない。加害者の更生、それをめぐる法制度、出所してきた元加害者に対する社会の包摂の仕方を改めて考えさせられた」 ■森達也(映画監督、作家)
「フタバ〜」でドキュメンタリーを作り続けてきた僕なりの手法を絶賛していただきました。
この映画を全国に届ける上映費用のためのクラウドファンディングをいま実施しています。
なかなか苦戦しておりまして、締め切り3日前の今日、目標額(300万円)まで50万円強、残っています。最後のもうひと押しをみなさまにご協力いただけないか、と思いご連絡した次第です。
https://motion-gallery.net/projects/bopthefilm
上のサイトをまずご覧いただき、賛同いただけたら、クラファン のご支援をぜひよろしくお願いします。 いまの自己責任社会の息苦しさを問い直す、社会的意義の大きい映画だと思っております。
締め切りは 9/12(火)23:59、どうか助けてください。
この映画を日本全国で一人でも多くの方に見ていただくためのクラウドファンディングです。
どうぞご支援のほどよろしくお願いいたします!!
舩橋淳
映画作家
BIG RIVER FILMS
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