映画の舞台・西尾市一色町の三河一色大提灯祭り
vol. 3 2017-09-05 0
「オシニンジャーX エピソードゼロ」は、愛知県西尾市一色町が舞台です。
毎年8月26/27日には、諏訪神社で大提灯祭りが開催されます。
私たち撮影チームも、先日撮影に出かけてきましたよ!でも、当日はあいにくの雨!
しばらく社務所の屋根の下で雨宿りをしていましたが、1時間半後、雨は止み、太陽が顔を出してくれました。
このお祭りは、約450年の長い歴史を持つお祭りです。
当時、毎年夏から秋にかけて海魔(かいま)が現れ、田畑を荒し、人畜に危害を加えていました。そこで村人たちは神前に魔鎮(ましずめ)の剣を供え、大かがり火をたき、海魔退散を祈願したところ、海魔は退散したため、毎年祭りの神事として、かがり火をたくのが習わしとなったそうです。
この海魔は映画の中の大事なキーマンとして、登場してきますよ!
雨が止むのと同時に、当番組を先頭にして、カグラサンと言われる万力で屋根が揚げられました。柱の上に揚げられる際は、ギシギシと大きな音を立てていました。そして、和紙で作られた6組12張の大提灯(一番大きいものは長さが約10メートルもあります!)が、釣り下げられるのです。その姿は、圧巻!
午後は神楽が奉納され、夜になると大提灯に大ろうそくが吊るされる火入れ式が行われました。その様子もしっかり撮影させていただきました。
映画の中のどこで、このシーンが出てくるのかは完成してからのお楽しみ!
西尾には、この他にも珍しい奇祭と言われるお祭りがいくつもあります。シナリオのヒントになる歴史や文化がたくさんあるのも、西尾の魅力の一つです。