【一般公開記事】今後の話と「カナリヤ」の話とクラウドファンディング残り10日他
vol. 23 2020-06-03 0
クラウドファンディングの期限が残り10日となりました。すでに70人近く、65万円弱の支援をいただいております。今の時点でも赤字のダメージはだいぶ和らぎ、次の公演の開催は不可能、という状況だけは回避できたかなとは思っています。
年内にいくつかある(はずの)予定もこの状況のせいでまだ公開されていないため、詳細はまだ伏せますが、日本のラジオの次の本公演は2021年の1月末に予定しております。劇場も予約済みで、キャストも概ね決まっており、特にキャストが面白いことになっているので、なるべく早めにお知らせしたいとは思っています。
ただ、来年の1月という時期がどんな感じなのかというのが全然わからず(ただでさえインフルエンザもある)、この公演も中止、もしくは縮小開催ともなれば、いよいよ資金面でかなりキツいことになるので、今のうちにどうにかもう少しご支援もらえると……無理はしなくてもなんですが……
一応、公演中止とアナウンスしている「カナリヤ」も、現在、公演実現を検討中です。来年1月よりも後になるとは思いますが、できる限り、同キャスト、同スタッフで上演できればと思っています。
さすがに緊急事態宣言出た以上ムリ、となりましたが、もし「カナリヤ」の公演を実施していた場合、間引きした客席に舞台美術を侵食させ、受付スタッフは感染リスクを減らすため、マスクに白装束の人間がひとりのみ。受付中は終始無言で、ありとあらゆる注意事項を書いた貼り紙を壁にびっしり貼り(参考)、お客からの問い合わせはその貼り紙を指差すだけ。というような感じでやろうかなと思っていました。
もともと団体の方針として、完全前売り制、終演後の役者面会はなし、という風に普段から人との接触を少なくしていましたし、「カナリヤ」はカルト宗教がモチーフの作品なので、開場時から異様な空気にできてかえってイケるのではと。
結局、この時期の上演は叶いませんでしたが、このアイディア自体は公演実現した際も応用できればと考えています。
それから、今月6月18日から21日、日本のラジオ構成員の安東信助が舞台出演します。今の環境で課された制約を、物語の設定にこんな風に落とし込むんかと、とても興味深いです。
舞台衣装としてマスクを 架空の王国を舞台にした やみ・あがりシアター短編集公演『謁見』が上演決定
この環境ではやりたいことはできない、と思ったなら無理してやることはないし、同様に無理して観る必要もないとは思います。何ができるか、どこまでできるか、まだ息を潜めるか、あるいはいっそ踏み越えてしまうか、なんにせよ、人が生きて、社会があって、さまざまな表現があるからこそ、愉快な世の中になるよなとは思います。
今年やるはずの、日本のラジオがらみでまだ発表されていない企画も、楽しそうなものばかりなので、是非みなさんの元へお届けすることができれば。
引き続き、何卒、よろしくお願いいたします。