塾長 原一男 facebook pageより転載
vol. 4 2014-06-15 0
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2014.6.14
new「CINEMA塾」講座③「父との対話」
「ディア・ピョンヤン」ヤン・ヨンヒ
「エンディング・ノート」砂田麻美
2週間後です。
予告。あるいは、PR。
セルフ・ドキュメンタリーも、実は、奥が深いのである、というのが私の実感です。前回の、「311」の森達也、安岡卓治、綿井健陽、松林要樹らにとってのセルフの意味も、どうやら4人とも同じではなく、それぞれの思いを込めての作業であったということでした。
さて、次回のヤンさんと砂田さんにとってのセルフもまた、のっぴきならぬところから、発想されたことでしょうが、なぜセルフでなければならなかったのか?を解明したいと考えております。
2作品に共通している点は、父親を描いていること、つまり、娘が父を撮っていること。二人の父親は、姿形までも似ています。太っていること、優しいお父さんという言い方が難なくぴったりくる人柄であること。
そんな父親のキャラクターが、作品の印象を決定づけています。エンターテイメント作品という観客へ向けての意識の変化がみてとれます。
セルフドキュメンタリーも成熟してきたんだなあ、という感慨を私は覚えるわけですが、そのあたりの「創作の秘密」に迫ってみたいと思っています。
(原一男)
原一男 Twitter https://twitter.com/kazu19451