山崎ハコさんより、映画のコメントが届きました!
vol. 88 2015-03-30 0
一度目は何だか腹が立ってしまった。
「甘えてるんじゃないよ!ねぼけ!!」
丁寧に二度目を観て、
「もう甘えるんじゃないよ、ねぼけ…」
と、母親みたいに変わっていた。
私達は誰かが生んでくれたから、親がいるから存在しているのであって、大人になっても年寄りになっても皆、誰かの子供なのだ。
それなのに「なぜ女ばかりが親になる!?」
男はなかなか女の父親にはなってくれない。
最初の腹立ちは多分ここだと気付いた。
映画は、一人一人が ちゃんと演っているので、心意気に頭が下がります。
父親不在では決してない事にも気付きます。
「ねぼけていたい」「ねぼけてはいけない」遠いようで紙一重、いえ、一瞬の「替り目」なのだと学んだ気がします。
/山崎ハコ (歌手・俳優)