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山谷の映画喫茶 『泪橋ホール』をクラウドファンディングで実現!
昔は労働者の街、今は福祉と外国人旅行者のための安宿の街「山谷」で、生活困窮者でも見れる料金で
昭和の古い映画を上映し、他にもドキュメンタリー映画やライブも見れる多目的ホールの映画喫茶を
今年2月オープンします。
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浅草生まれ。幼少期当時、浅草に東洋一と言われた国際劇場の近くで育ち、ドリフ、漫才ブーム、ロック、映画を浴びて、娯楽は大好き。30歳でフリーカメラマンとして活動し、両親が山谷で食堂を営んでいて深い繋がりがあった山谷の男の肖像写真を撮り、2016年「山谷 ヤマの男」を筑摩書房から出版させて頂く。本を出した前後から山谷で活動している福祉施設のお手伝いをさせて頂き、フツフツと山谷で何かできないかという思いに火がつき、自分の居場所でもあり、いろんな方が顔を合わせられる映画喫茶「泪橋ホール」をオープンすることになりました。この街ならではのことをやっていきたいと思ってます。どうぞよろしくお願い致します。
昔は労働者の街、今は福祉と外国人旅行者のための安宿の街「山谷」で、生活困窮者でも見れる料金で
昭和の古い映画を上映し、他にもドキュメンタリー映画やライブも見れる多目的ホールの映画喫茶を
今年2月オープンします。
初めまして!「泪橋ホール」店主の多田です。高度成長期、東京オリンピックすぐ後、繁華街浅草の街で生まれ育った私にとって娯楽は大切なものです。賑やかな浅草から近いというのに山谷は寂しいところです。昔は労働者の街、今は福祉と外国人旅行者のための安宿として親しまれ、私も深い結びつきのある街「山谷」で、古き佳き昭和の映画を映画館に行けない人でも見られる映画喫茶を開きます。
『泪橋ホール』という名の、店のわりには小さい喫茶店です。でも古い映画以外にドキュメンタリーや色んなジャンルのライブパフォーマンスもあり、なんと喫茶店なのに餃子が食べれます!!!『泪橋ホール』は映画と餃子の喫茶店として今年2019年2月9日オープンします。
外国人観光客で賑わいを見せる浅草からそう遠くないところに、山谷はあります。台東区の外れであり、荒川区にもまたがって、最寄りの駅は南千住と三ノ輪です。以前よりは大分減ったものの、今だ軒を重ねる古い簡易宿泊所が何軒もあります。
宿の反対をもじっての”ドヤ”でドヤ街と言われ、今でいうフリーターの主に建築業を担う、日雇い労働者がかつては多くドヤに住む街でした。またここは建築仕事の集まる”寄せ場”とも言われ、大阪の釜ヶ崎も同じような街です。昭和30年代の高度成長期からバブル経済の建築業の一端を支えていた、日雇い労働者。東京タワーや高速道路に新宿の高層ビル群などの建築を底辺から支え、はじまりは地方からの出稼ぎでやって来た人達は、いつの間にか故郷には居場所がなくなって家族とも疎遠になり何十年と山谷にいる人も多いのです。当時の山谷は労働者も若く仕事があったので、景気がよく活気があり、街には大衆酒場、民謡酒場に映画館、大衆演劇、パチンコの娯楽施設もあり賑やかでした。
平成8年頃、泪橋交差点にあったパチンコ店「いろはホール」。泪橋ホールはこの斜め前です
家族とも長い間、疎遠になり、ひとりで生きている人々にとって酒場はもちろんのこと、映画は一瞬でもきつい日雇い仕事を忘れさせてくれるものでした。歓楽街の浅草も近いので、昭和の映画黄金期のチャンバラや喜劇、ヤクザ映画好きは意外に多いのです。
今の山谷の簡易宿泊所に住むかつての血気盛んな労働者は、老いと病を抱え、8割が生活保護受給者です。そしてさらに生きづらさを抱えて最近山谷にくる人もいて、自力で生活できない人のお世話をしている福祉施設も、他の街よりは多く、どこの福祉施設でも福祉従事者の人手不足問題を抱えてます。かつての暴動があったり酔っ払いや喧嘩が絶えず、物騒で恐いイメージは今では見られなくなり、現在の山谷は労働者の街から福祉の街になったと言われ、最近は安い宿に宿泊する外国人観光客もかなり多くなっています。
高齢化問題は今ではどこにでもありますが、老いだけではなく障害を持って社会では生きずらさを抱えて、削減されている生活保護を頼りにひとりで生きている生活困窮者が多くいるというのは、山谷の一つの側面です。世間では生活保護を悪いイメージでとられがちですが、確かにダークな部分はあるかもしれません。それでも生きずらい人が社会で受け入れられず溢れていく現実がある。慎ましくともこの世で自分ひとりでも生きていける砦にはなっている制度ではないかと、私は思います。
映画館には行けず、レンタルビデオを借りる習慣もなく、でも昭和の映画黄金期を浴びた山谷に住む人々が、古き佳き昭和の映画を歩いて行ける距離で安価で見れる場所ができたらいいなと思いました。私自身もその頃の時代劇や喜劇が好きでもあります。東京の街にも古い映画を見れる映画館はいくつかあります。しかしお金があって元気であれば行けるでしょうが、それは叶わないので、映画館は無理でも小さい映画喫茶を山谷に作ろうと思いました。
そしてもう一つ私がこの街にこだわるのは、時代の陰になる影響を受けてきた山谷の街がもつ磁場にも引き寄せられたからです。世の中のお金や権力が強くなる一方で、それとは少し離れたところで、生の人の声が聞ける場になればいいなと思ってます。
今年初めに最後の解体撤去されたアーケードがあった頃のいろは商店街
このお店では古い娯楽映画だけでなく、ドキュメンタリーの映画も多く上映していきます。社会で生きずらさを抱えている人を受け入れる街、山谷だからこそ、社会の歪みや現実、いろんな人の姿を浮き彫りにしてくれるドキュメンタリー映画にこだわって、上映していきたいと思ってます。
ここが泪橋ホールになります。いせやという食堂だったところで、この看板が下のデザインに変わります。
完成予想図
映画だけでなく生のパフォーマンス、演芸や音楽のライブもやっていきたい。だからこそ通常の映画館とは異なり椅子は固定せず、車椅子でも入れて、仕様に合わせ椅子やテーブルを配置できる多目的なホールにします。ワークショップやパーティ、会合など貸しホールとしてもご利用頂けます。現在店舗は改装中ですが、収容規模は映画時は25人位(スクリーンから離れるため)、その他ライブ時などは内容にもよりますが35人位は入れます。
かつての労働者以外でも、家族は街を離れ、一人年金で細々暮らしている老人や福祉で働いている人、山谷を好きでやってくる人、古い映画を愛する人、外国からの旅人だったりと いろんな人に訪れて頂きたいと願ってます。
ただ映画上映だけでは店の運営が非常に厳しいため、軽飲食もできるお店としてオープンさせます。喫茶店なのに名物は餃子です。羽根つきでももちもち皮でもないシンプルな焼き餃子ですが、母がよく作ってくれる自信作です。
店の場所は、明治通りと吉野通りの交差点の「泪橋」から20m位。浅草寄りの吉野通り沿いに作ります。今は橋のない名前だけの「泪橋」ですが、江戸時代、近くにあった小塚原刑場に連れていかれる罪人が、ここで今生の別れで泪を流したところと言われてます。悲しみがしみついたここで、ひと時でも、生の喜びや可笑しさをかみしめられ、共有できる時空間『泪橋ホール』になれれば最高です。
南千住駅前にある小塚原刑場跡地
泪橋といえば、ちばてつやの『明日のジョー』の舞台になっている。かつては矢吹ジョーや力石徹のような腕力を持った男達がいたけど、、、
映画入場料についてですが、福祉や年金受給者、福祉従事者の方はワンコイン500円です。車椅子のお客様の付き添いの方は300円です。その他の方は800円です。ドキュメンタリー映画やライブのイベント時はもう少し高くなります。内容によって料金は違いますが、こちらも福祉や年金受給者、福祉従事者の方は割引価格になります。料金設定をかえることはどうぞご理解下さい。
それでも、ただ古い映画といえど興行用の映画作品を著作権を持っている映画会社からお借りするには、レンタル料金は最低でも5万円はかかります。条件は色々ですが回数も限られてます。この料金で毎回20人位入ればいいのですが、数人ですと全くの赤字で、店を運営していくには限界があります。喫茶店ですので軽飲食もやっていきますが、それでも映画レンタル代をまかなっていくにはとても難しい。古い映画上映では到底、利益は出なくともレンタル代だけでも出ればいいのですが。ある映画会社さんには考慮して頂き、ワンコイン上映をしていく道が少し開けてきたのですが、それでも正直厳しいです。だからこそ少しでも多くの映画好きの方にこのお店を知ってもらえるように、今回クラウドファンディングに挑戦しました。
そして皆様にご支援戴いたお金は古い興行用の映画作品のレンタル代とスクリーン、プロジェクター等の映画設備費に充てたいと考えてます。
【内訳】
●古い興行用の映画作品レンタル代(月2作品上映の6ヶ月分)400000円
●映画設備費(スクリーン&プロジェクター&AV機器)400000円
オープン月、最初の上映は日活様の映画作品2本とドキュメンタリー1本を予定してます。
スケジュールはHP namidabashi.tokyoに随時アップしていきます。
[泪橋名物餃子1皿]
名物の羽根つきの焼き餃子を1皿プレゼントいたします。
[古い映画ご招待券]
有効期限はありません。1回でお連れ様の分(この場合2回分)も使えます。古い映画以外にドキュメンタリー映画やライブやご飲食にもご利用できます。ご飲食ではその都度、1 回までになります。古い映画(800円)でのご招待の回数ですので、ライブやご飲食の場合は差額を戴くことをご了承ください。
古い映画上映利用の福祉や年金受給者、福祉従事者の方はソフトドリンク込みで提供させて頂きます。
【泪橋特製Tシャツ】
泪橋特製Tシャツを作りました。デザインはAtelier69(アトリエロック)のイラストレイターのリュージンさんです。店の看板もそうですが、なんと泪橋の泪が餃子と映画のフィルムになってます。店の看板猫の寅(泪橋寅蔵)ちゃんも隠れてます!サイズはS, M, L, XL カラーは深緑(G)と白にロゴ(W)です。
店のイメージカラー深緑(G)
白にロゴ(W)
■想定されるリスクとチャレンジ
リスクはとても大きいのですが、生活困窮者でも見れる安価な値段で古い娯楽映画を提供していくことこそ、泪橋ホールを作った本分であります。ずっと続けていくために、古い映画では利益は出なくとも、一つの作品で数回の上映に毎回、最低でも20人入ってくれれば、高いレンタル代を払っていけます。山谷の街以外からも、古い映画愛好者や昭和の映画を知らない若い人にも是非来てもらいたい。
街の風景がオリンピックを前にどんどん変わりつつあります。耐震の理由もあるのでしょうが、壊さなくてもよく、あえて残すべきものまでが無くなっていってしまう。昭和30年頃の映画には当時の街や生活が映されています。スターが出る娯楽映画にしろ、今みたいに合成できずロケが多いから、必ず風景がきちんと、とらえられている。当時の監督はいつの日か目の前の景色が変貌する事をわかっていて、あえて映像に落とし込んでいたに違いないのです。古い映画をリアルに浴びてきた世代が懐古的に見るのとは違って、知らない世代にも存分に楽しんでもらえるはずです。いろんな世代に来てもらうために認知度を高めていこうと思ってます。
今回、目標金額に達しなくても2月9日にオープンします。お店に掲げる看板もできてきました。
山谷という、この街ならではの企画をして皆様にお越し頂けるように、店作りをしていく所存です。
泪橋ホール店主の多田裕美子と申します。写真家を生業としてますが、この度、自分の居場所のようなこの店をオープンします。私は山谷の街には深いご縁がありまして、はじまりは両親が2001年まで29年間、この街で食堂を営んでいました。私が育ったのは浅草ですが、学生の頃からたまに
店の手伝いで、山谷には通ってました。30歳からフリーカメラマンとして活動をし、今から20年前に山谷玉姫公園で山谷の男のポートレイトを撮らせてもらい、その時の写真を2年前の2016年にやっと、筑摩書房さんから「山谷 ヤマの男」として出版させて頂きました。
20年前玉姫公園で肖像写真を撮らせて頂いていた頃。30代、今は50代
本を出した前後から、ご縁がある福祉施設のお手伝いをさせて頂き、これからの山谷の街とも私なりに関わっていきたいと思う様になりました。賑わっている浅草から近いのに、寂しい街で、でも相変わらず、おじさん達は人懐こくて知らない人でも歩いていると挨拶や声をかけてきたり、福祉で働いている人達がこの街を頑張って支えている姿があったり、私が住んでいる浅草とは違うなと思いました。ああこの街で面白いことができないか、私自身も楽しめて人にも喜んでもらえる場所を作りたいと思いました。元々写真を志す前は映画が好きであったこともあり、この街で映画館に行けない人に少しでも大きいスクリーンで映画を見せれたらいいなと、簡単に考えていたら、現実は厳しかったのです。それでもやっぱり紆余曲折を経て、走り出したら止まらない性分で、心を決めてから1年かかりましたが、この度お店をオープンする運びとなりました。なんと両親の店のあった場所の全くのお隣でやっぱり同じ食堂だったところで、何がしかのご縁を感じてます。
コの字型カウンターのあった両親の店の「丸善食堂」。今はありませんが、この隣が「いせや」という食堂で「泪橋ホール」になります。
母から伝授してもらった餃子を召し上がって頂き、ひと時でも楽しい時間を過ごしてもらえたら
嬉しいです。どうぞよろしくお引き立てのことお願い申し上げます。
皆様のあついご支援どうぞよろしくお願い致します!!!
● 2019年2月9日オープン
● 住所 東京都台東区日本堤2-28-10
※明治通りと吉野通りの交差点「泪橋」角にセブンイレブンがあります。
そこから浅草方面に20メートル行くと右側です。
最寄り駅:日比谷線、TX「南千住」から徒歩5分
:日比谷線「三ノ輪」から徒歩10分
●電話 準備中
● 営業時間 11:30~22:00 /映画上映週2回ー 毎週水曜日昼14:00~ & 毎週金曜日夜19:00~
(上映時は飲食オーダーなし)
※まだ確定ではありません。夜のイベントにより終了時間は変則的になる予定。
※映画やイベントの時は飲食だけのお客様はご入店できませんので、電話、HPでスケジュールを ご確認してお越しください。
● 定休日はまだ未定です
●HP namidabashi.tokyo
1000 円
2500 円
2500 円
5000 円
5000 円
5500 円
10000 円
10000 円