映画「衝動」ポスプロの様子
vol. 9 2021-02-25 0
コレクターの皆さま
映画「衝動」を応援していただいている全ての皆さま
ご無沙汰しております。
映画「衝動」制作の進捗状況のご報告です!
現在、映画「衝動」は絶賛ポスプロ中でございます。ポスプロとは「ポスト・プロダクション」の略で、映画の編集・仕上げ作業全般のことを指すものです!
現在、編集作業が完了し、仕上げ作業に入っております。
【編集作業とは?】
今回、編集を担当するのは、監督・脚本・プロデュースを務めた土井笑生です。
撮影した映像素材を一から繋いでいき、映画の本編を形作っていく作業が、この「編集」と呼ばれる作業です。この編集作業、ただ撮影したものを順番通りに繋ぐのではなく、シーンに合わせ、映画全体を考え、どこを見せるかあるいはどこを見せないのか、そうした途方もないことを何度も何度も考え試行錯誤する、沼のような作業なのです。
今回、一番最初に仕上がったもの「ラッシュ」と呼ばれるものですが、これが140分ありました。。。
140分といえば、「ハリーポッター」の第一作目と同じ長さです。
そこからブラシュアップし、最終的には平均的な映画の長さの120分に収まりました。こうしてブラシュアップした結果、泣く泣くカットしたシーン、箇所もあり、どうしても悔しいときはそれらが入った「ディレクターズカット版」というものが世に放たれるのです。名作「レオン」も劇場公開時は110分の長さでしたが、後に「レオン 完全版」として133分のディレクターズカット版を発表。今ではこちらの完全版の方が見られる機会も多くなっています。
こんな感じで編集が完了しました!
よくある制作体制では、プロデューサーや企画の人なども一緒に最終チェックをしてGOを出すのですが、今回はそういう体制でもありません。。。
立派な編集室での編集でもなく、監督の自宅で監督のPCを用いての編集作業。。。
最終的に監督と撮影監督の二人で確認し、OKとしました!!
11月から編集をはじめ、およそ3ヶ月かけ、ようやく編集完了です!
【仕上げ作業とは?】
次に入るのが仕上げ作業です。こちら、現在進めているのがカラコレ(グレーディング)と呼ばれる作業。
全てのカットの画を確認し、細かな色調を補正する作業です。
これがまたシーンの繋がり、効果などを考えどのように映像を見せるのか、そのシーンの明るさは?色味は?このときの照明は?など、非常に細かいことを確認する沼のような作業です。
今回は撮影監督主導の元、カラリストの方と地道な作業&確認を繰り返している真っただ中でございます。
こちら、先日のカラコレの様子。
本編の一部ですが、このシーンのトーンなどを考え、ああでもないこうでもないの議論が巻き起こります。(さらりと本編の一部を初公開です!)
こうしてすべてのカットの色調を補正したあと、ライン編集という合成などの映像編集を経て、最終的にMA・整音作業となり、ポスプロは終了。
映画は完成するのです!
そして、今回、かなり重要な映画の要素の一つに「音楽」があります。
今回音楽を担当するDay on Umbrellaさん。書き下ろしていただいた楽曲のレコーディングは既に終了し、現在最終的な調整の作業中です。
映画の世界観、ストーリーを盛り上げる楽曲の数々にも是非ご注目ください!
以上、映画「衝動」ポスプロの進捗報告でした!
今年公開を目指し、日々各パートが仕上げ作業に全力を注いでおります。
早く皆様に公開したい情報などございますが、もうしばらくお待ちください!!
引き続き応援のほど、よろしくお願い致します!
映画「衝動」制作日誌担当