企画進行中の内容の変更に関するお知らせ
vol. 1 2017-04-21 0
私たちNPOら・ら・らが発足以来続けてきた森田雄三演出のワークショップ「イッセー尾形の作り方」は今年で21年目を迎えます。
昨年の神戸文化ホールの「どケチのど愛」はその集大成と言えるでしょう。
このクラウドファンディングをお願いしました「どケチのど愛」各地のワークショップ公演は昨年末に東京は楽ちん堂カフェでヨシ笈田さんをお招きして映像作家河合(*_*)(*_*)さんに収録して頂いた嵐のようなドキュメンタリーでその前衛的な面をさらにきわだてることになりました。
じつはこの時森田雄三は自分の健康の変化に気がついていたようでした。案の定今年の2月小脳溢血で救急搬送、緊急手術をいたしました。いまでは昏睡状態を経て意識回復に50日今はリハビリに励む毎日です。
今年すでにワークショップ発表会でお招き下さっている神戸と富山にはすぐにご連絡して公演のご辞退を申し出たのです。
すると「どんなご様子であっても待っています。雄三さんが捨て身でやってきた信念の仕事をワークショップに長年参加した人たちが雄三さんのどんな芝居をのぞんでいるかを分からない訳がない」とありがたい結論を出して下さいました。
このクラウドファンディングは賛同下さいました皆様には昨年2017 ・10・23神戸文化ホール公演収録と 12・28収録ドキュメンタリーのDVDを差し上げ森田雄三のかつての雄姿を見て頂きたいとお願い申し上げますと共に「雄三さんワークショップに行きますよ。このまま元には戻らなくても認知症になる自分が楽しみだと言ったでしょ?皆に見てもらいましょうね。どこにでも行きましょうね」と呼びかけると「おーっ行こう行こう」とベッドからおちようとしてナースに叱られています。この5月の連休には楽ちん堂での一人芝居東京組の発表会も致します。
雄三にとっては稽古こそがリハビリにです。
先日NPOら・ら・らを立ち上げた方が雄三の病室で稽古したのです。実に感動的なダメ出しと「うん出来たこれでいいの。ちゃんと自分に向かう事だよ。オブラートに包んだようなことやっても何もつくれない」
見た目には、およそ演出できるようには思えない雄三の脳が微かに拓かれつながる一瞬でした。
身内の希望的観測ならば、どうぞ身内を笑ってやって下さい。
43年間雄三に伴走した連れ合いの清子が、昏睡朦朧としながらも自らの仕事を想い描く姿を敬意を忘れず、なお全うすべく伴走を止めない決意です。
既に応援を下さいました皆様には企画の変容とそのご報告が遅くなりましたことを心よりお詫び申し上げます。森田雄三と43年間共に活動して参りました森田清子よりのお詫びとご報告でした。