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コロナウイルス感染拡大防止の為延期となったオペラ「月の影-源氏物語-」をクラウドファンディングで実現!

コロナウイルス感染拡大防止の為延期となったオペラ「月の影-源氏物語-」を
成功させたい

すべての準備が万全に整った公演9日前、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い3月7日・8日に予定していた公演を延期いたしました。延期には多くの経費が必要となりますので是非皆様のお力をお貸しください。

NOT FUNDED

このプロジェクトは、2020年6月1日23:59に終了しました。

コレクター
2
現在までに集まった金額
14,000
残り日数
0

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このプロジェクトは、2020年6月1日23:59に終了しました。

Presenter
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1970年に創設され、本年50周年を迎える中部地区最大の声楽家集団。 声楽全般にわたる、公演、研究及び発表などを通して地域社会に於けるオペラ及び声楽芸術の振興を図リ、広く音楽文化の普及と発展に寄与することを目的とし、年2回のオペラ公演、ガラコンサート、ドイツ、イタリア、日本、フランスの歌曲コンサートを行っている。社会貢献の一環とし東日本大震災のチャリティーコンサートを毎年開催している。又コンセルヴァトーリオ(研修機関)を設立し後進の声楽家、ピアニストの養成をしている。

このプロジェクトについて

すべての準備が万全に整った公演9日前、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い3月7日・8日に予定していた公演を延期いたしました。延期には多くの経費が必要となりますので是非皆様のお力をお貸しください。

2020年3月7日・8日我々名古屋二期会は名古屋市芸術創造センターにてオペラ「月の影-源氏物語-」を上演予定でした。2020年は東京オリンピックイヤーであり源氏物語という世界最古の長編小説を原作としたオペラを上演することは日本文化を世界へ発信する絶好の機会ととらえ出演者・スタッフ一丸となり取り組んで参りましたが、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止の観点とお客様、関係者の健康安全を第一に考え公演を2021年3月6日・7日へ延期することといたしました。


公演概要 (2020年版)

原作:紫式部

作曲:尾上和彦
台本:ツベタナ・クリステワ

指揮:倉知竜也
演出:景山紀子

光源氏/匂宮の声:本多信明、平尾憲嗣
頭中将/柏木/桐壺帝の声/薫君の声:鳴海卓、鈴木啓之
紫上/桐壺の声:加川文子、小坂井直美
六条御息所:水谷映美、渡部純子
紫式部:森本ふみ子、荻和子
藤壺:久保田道子、天野久美
源典侍:宇野啓子、夏目久子


夕顔/女房Ⅰ:太田麻華、ゆきの
若紫/女房Ⅱ:今井咲輝、水野沙羅
末摘花/女房Ⅲ:川口麻里子、小林恵
葵上/女房Ⅳ:中根明日香、見玉晴香
明石君/女房Ⅴ:愛知智絵、長坂佐代子
女三宮/女房Ⅵ:近藤祐子、真野一枝
浮舟/女房Ⅶ:滝野久実佳、重兼あずさ
弘黴殿/女房Ⅷ:守屋貴美子、田中祐衣

名古屋二期会オペラアンサンブル
名古屋二期会合唱団

※スケジュールの都合等によりキャストが変更となることがございます。

  
徳川美術館プレコンサート(2019年12月1日)より

あらすじ

プロローグ

『限りとて別るる道の悲しきにいかまほしきは命なりけり』 (1帖.桐壺/桐壺の更衣)

今を去る千年の昔、光の君三歳の時、母桐壺の更衣は、女御・女房たちのねたみを買い、病に冒され世を去る。残された光の君は、母の美しさをいただき、帝は源氏の姓を名のらせたのだが、人々に「光源氏」と呼ばれるようになった。生まれながらにして、陰にいながら光を放つ定めであった。

第一幕

光源氏と幼馴染みの頭中将が、しめやかな宵の雨に、女の品定めをしている。嫉妬深い女、我慢強い女…、女の話は続く。光源氏は母そっくりの帝の女御、藤壺に思いをはせている。しばらくして、光源氏は夕顔に出逢い心を奪われる。しかし、強い嫉妬を抱く六条御息所の魂が、生霊となって夕顔を襲う。息絶えた夕顔との死別を嘆き悲しむ光源氏は、心に空いた穴を必死に理めようと、末摘花、源典侍、朧月夜など、多彩な女性を追い求める。そんなとき、藤壺の宮のご懐妊(光源氏との物のまぎれの)が伝えられる。甘い痛みと苦い悦びにおののく光源氏。

第二幕

賀茂祭の賑わい。見物席の場所取りに、葵上と六条御息所の軋轢(あつれき)激しく車争いとなる。その夜、懐妊中の葵上を物の怪が襲う。その正体こそ恋の道、泥の道に苦しむ六条御息所。葵上は、夕霧を出産して死ぬ。六条御息所は斎宮に選ばれた娘に付き添って伊勢に旅立ち、藤壺は出家する。光源氏は藤壺に逢えないつらさから、朧月夜と激しい恋に落ち、ある夜、逢瀬が発覚。弘徴殿の逆鱗に触れ、光源氏は自ら京を離れる。旅立つ光源氏を美しく成長した紫上・藤壺・女房たちが歌で見送る。

Intermezzo

寄せてくるのは波ばかり。一人寂しく過ごす須磨。後に明石へ渡り、琴の音に引かれて明石の君と出逢う。

第三幕

光源氏を実の父と知った冷泉帝は、早々に源氏の君を京へ呼び戻す宣旨(せんじ)を下し、晴れやかな舞台へ復帰させた。明石君は姫君を出産。紫上にその養育を託す。一方六条は亡くなり、出家した藤壺も、我が子の秘密を光源氏に託して世を去る。紫上が和歌「氷とじ」を詠い、二人は心通う一夜を過ごす。光源氏はさらなる栄華を得たが、出世の見返りは大きい。兄・朱雀院の懇請により、光源氏は女三宮を正室に迎えた。紫上の苦悩が再び深まる。紫上を気遣う光源氏。孤独な夜を過ごす女三宮。そんな折、柏木はかねてより恋する女三宮の元に忍び、女三宮は薫を宿す。光源氏が二人の関係に気づくが、思えばそれは自分と藤壺の犯した過ちの因果応報と身のすくむ思いである。出産後の女三宮を、六条御息所の死霊が襲う。罪の意識にさいなまれる柏木は自分の命に代えて彼女を救う。そして女三宮は出家する。その後、紫上は静かに他界する。光源氏もまた儚い煙の跡を追って空の彼方に去ってしまう。

エピローグ

光源氏の命のともしびが消えても、恋の火は消えない。時は過ぎ。薫宮、匂宮に愛された浮舟は、世の憂いを飲み込んで渦巻き流れる涙の川に身を投げんとする。いつの世も、宇治の川瀬に澄み渡る月の影こそ、人の心に翳(かげ)り、輝く。

ご支援いただいた資金の使い道

ご支援いただいた資金は延期となってしまったため再度かかる経費の一部に利用させて頂きます。

・稽古に関わる経費(稽古会場費や稽古ピアノ費など)50万
・再度作成しなければならないチラシ・プログラムのデザイン料と印刷費 40万
・既にレンタル済みでキャンセルが出来なかったシンセサイザー等楽器レンタル費 10万
これ以外にも広告宣伝費や衣装費や事務所費等が掛かって参りますが、他の資金調達にて賄います。

  
ミッドランドスクエアプレコンサート(2020年1月13日)より

支援特典

ご支援額に応じて下記を予定しております

【公演プログラムへお名前掲載】
・公演プログラムへご支援いただいた皆様のお名前を掲載させていただきます。

【キャストからのお礼のお手紙】
・ご指名頂いたキャスト1名から直筆メッセージをお送りします。

【キャスト全員のサインが入ったプログラム進呈】
・公演プログラムにキャスト全員がサインをし、公演終了後郵送します。

【公式Tシャツ又はパーカー進呈】
・キャスト・スタッフが着用している公式Tシャツ又はパーカーを進呈いたします。
 Tシャツ又はパーカーをお選びください。S/M/L/LLからお選びください
※Tシャツ・パーカーの色はお任せください

【ゲネプロへのご招待】
・本番前日3月5日の最終リハーサルにご招待いたします。

【本番へご招待】
・本番へのご招待いたします。お好きな公演1公演をお選びください。

【打ち上げご招待】
・3月7日本番終了後に開催予定のキャスト・スタッフの打ち上げにご招待します。

想定されるリスクとチャレンジ

クラウドファンディングでの資金調達が達成できない場合、関係者が資金調達を行うことにより公演を催行いたします。

  

応援いただく皆様へ

改訂初演になるはずだったオペラ「月の影」は新型コロナウイルスの影響により、公演の9日前に一年後への延期の決定が下されました。このような事態は今までほぼ前例がなく、昭和天皇の御崩御の約半年前からの自粛や大地震の際でもここまでの経験を我々音楽家はしたことがなかったように思われます。「月の影」の出演者は、作曲者である尾上氏の約18年にも渡る楽譜の再検討の作業もあり、公演の半年以上前から練習を開始し、普段の公演よりもかなり多くの稽古回数を重ねてまいりました。出演者の多くがフリーランスの音楽家であり、そのクオリティを一年先まで維持し続けることは誰もが未知の体験でもあり、経済的な支えがなければ立ち行かなくなるかもしれない現状に不安も抱えています。どうか出演者が安心して作品に心血を注ぎ続けられるよう、お力をいただければ幸いと存じます。
【指揮】倉知竜也
「源氏物語」は、人の愚かさから深い情愛まで、人間が持つあらゆる思いが描かれている生命力に溢れた物語です。作者の紫式部は、登場人物の情愛を和歌にしました。その和歌をアリアにすることで源氏物語はオペラ「月の影」に生まれ変わります。このオリジナルの源氏物語を創造する為にキャスト・スタッフ、1 年以上掛けて取り組んで参りました。初演に向かって懸けてきた瑞々しい気持ちを持ち続けつつ、更に1年の時をかけて皆様にご堪能頂ける作品を創造致します。ご期待下さい。
【演出】景山紀子

日本の最高峰の古典文学「源氏物語」のオペラ開催は、興味溢れるイベントとして周りには大変期待されていた矢先のコロナ感染拡大防止のため中止。
 チケット販売もほぼ完了した一週間前、まさに青天の霹靂でした。 それに関わる出演者及びスタッフは勿論ですが、それを楽しみにしていた人たちも落胆の色を隠せず、一時は戸惑いながらもどうするのか注視していました。その思いを一身に受け止めて、どう最善の策を講じたらいいか企画責任者が先頭に立ち、議論を重ねてきました。早速、今後の方向を練り、出演者たちを含め関係者たちで「団結会」を開催。赤字は発生するが、結果「中止」ではなく、一年後の同時期に「延期」の方向を確認し合いました。苦渋の決断でした。しかし、この事態を、積極的に受け止め、キャスト一同、芸術文化を提供する一人一人の責任と自覚の上に立って、来年の上演時は、より一層、充実した芸術性の香り高い作品を提供しようとみんなで思いを新たにしています。
【頭中将/柏木/桐壺帝の声/薫君の声】鳴海卓
紫式部が生きた平安後期にも豌豆瘡(わんずかさ)と呼ばれる天然痘ウイルスによる感染症が大流行したそうです。天皇の秘書で護衛官の長である頭中将が実在していたらどのような策を講じ疫病から市民を守ったのでしょうか?きっと光源氏をはじめとした多くの仲間と共にその英知をフルに活用し事態を収束させたことでしょう。21世紀に生きる我々が経験したことの無い今回の事態を役作りの糧とし、頭中将像に迫ります。2021年3月皆様と共に平安音楽絵巻を共有できることを誓います。

【頭中将/柏木/桐壺帝の声/薫君の声】鈴木啓之
「あなたを愛した人たちを、そして、わたくしも忘れないで、、、」と歌う紫上。光源氏が育てあげた理想の女性とは、オトコの身勝手を甘んじて受けるということなのでしょうか?!
明石君の子を育て、女三宮の降嫁を堪え忍ぶ中でも、紫上はあるべき理想の姿を自ら追い求めているのではないかと思います。そんな紫上の心に秘めた哀しみをご覧いただければ幸いです。

【紫上】加川文子
源氏を取り巻く女達の恋愛、栄光と没落、また権力闘争など、遠い昔の平安貴族の日常でありながら、人の心に巣食う煩悩は現代人にも大いに通じ、それ故に源氏物語は今なお世界中で愛される物語なのでしょう。そして尾上氏の美しく、哀しく、奥深い音楽は、言葉と一体になり、現代から平安の雅の世界に誘なってくれます。
私達出演者一同、更に精進し良い作品に仕上げる覚悟です。

【紫上】小坂井直美
1年以上前から準備をして参りました「月の影-源氏物語-」が本番目前に延期せざるを得ない状況になってしまいました。
世界中を巻き込んでいます。コロナウィルスでコンサート・スポーツなどのイベントが延期・中止になり不安が募るばかりです。
私が指導してます大学の卒業演奏も中止になり生徒は 4年間の成果が発揮できずガッカリしてました。またコーラスの生徒さんは3月中の自粛で〈歌う事の喜び・演奏を観る楽しみ〉が無くなってしまい心が痛み悲しい毎日ですと嘆いておられました。私達が生きていく上で音楽・スポーツの重要性を改めて感じています。来年に延期になりましたオペラ「月の影」がより素晴らしい上演を迎えられますよう皆様に御支援を賜りたいと思います。最後に、この度の新型肺炎の被害に遭われました方々の1日も早いご快復と終息を願っております。

【六条御息所】水谷映美
オペラは一期一会。「今」を共に生きる人々と同じ空間で共有し、終われば無が残るのみ。ですが今回、六条御息所という役を通じて「無の中に全てが有る」という概念を私は学び、震える感動を覚えました。この度の困難から一年を経て公演が成就する時には、様々な思いを超えて極上の「無」を皆で共有するでしょう。衝撃的な尾上氏の音楽×日本が世界に誇る『源氏物語』。日本人のDNAが呼び起こされるような感動のエンターテイメントを、最高の形でお届け出来る事を切に願います。

【六条御息所】渡部純子
1000年の時を経ても源氏物語は輝きを失っていません。この度、改訂に改訂を重ねて作曲家尾上和彦氏はこのすばらしい作品に音を重ね、さらに輝きあるオペラとして作り上げられました。源氏物語は平安の雅な世界。光源氏の華やかな男女の恋を描いたものとしてのみ捉えられがちですが、そこに描かれているものは平安社会の中の権力争い、いじめなど現代社会の中で問題となっていることばかりです。私たちはこのオペラを通していつの世も変わらない人間の罪深さを提起し、観客の皆様にも考えていただきたいと想います。来年までにはさらに良い演奏をするために、練習を重ねていく所存ですので、ぜひともご支援を賜りますようお願いする次第でございます。

【紫式部】森本ふみ子

源氏物語」を作曲の尾上和彦氏が、ヨーロッパの音楽にはない音で表現され、その音の世界は絵画で例えるならば、世界の画家たちが参考にした葛飾北斎のよう。また紫式部も世界に知られた作家、歌人。
お客様に日本の文化をお楽しみ頂けることと思います。来年の3月まで皆さんと共に精進してまいります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
【紫式部】荻和子
界の文学にもなっている日本が誇る『源氏物語』。光源氏の初恋の女性であり、光の母君”桐壷更衣”によく似ているという藤壺宮。彼女をどのように演じ歌うことができるだろうか。桐壺帝と光源氏の間で悩み苦しむ立場と現実。世の中の動きにも影響を与えてしまうこの藤壺宮を時をお借りして見つめなおし、彼女の心中を察し温めて、さらなる藤壺を表現させていただきたいと思います。この『源氏物語』は「現代に通じるところがたくさんある」と作曲の尾上氏もおっしゃっていましたが、歴史は繰り返すのでしょうか。

【藤壺】久保田道子
藤壺役を演じます天野久美です。
遥か昔の平安の世の中はいったいどのようなものだったのか…歴史の授業や書籍、現代の映像等で知識としてはあってもなかなか実感出来ず役づくりには大変苦労しておりました。来年まで公演はお預けになりましたが、役づくりについて更に深く探求して皆様にご覧いただきたいと思います。

【藤壺】天野久美

作曲者である尾上氏は、18年の歳月をかけこのオペラ「月の影」を完成されました。私達キャストもそ
の歳月には及ばないものの、各々が情熱を注いだ稽古を重ね3/7.8の舞台を目指しておりましたが、この度公演延期となってしまいました。残念な気持ちはありますが、ここから改めて更に一年を作品理解と役作りを深める期間として持てる嬉しさに変えていければと思います。支援いただければ幸いです。
【夕顔/女房Ⅰ】太田麻華
「あなたの望みならなんでもします。」儚げながら可憐で控えめな夕顔。夕顔の花言葉は「夜、はかない恋」。この花のような薄幸な人生。白扇に夕顔の花を載せて光源氏を誘い『しののめの道 恋の道…』と行く末を案じながらも幸せいっぱいに歌います。光源氏が夕顔の花を所望したことで始まった2人の恋。お互いの素性を隠したままそれぞれの存在を愛し合う。死後も、光源氏が忘れられないほどの夕顔としていられることを幸せに感じます。

【夕顔/女房Ⅰ】ゆきの
平安時代に書き残された男と女のクラシカルナな教訓物語。
ついこないだの〝あのゴシップ〟だって、格好のネタとして持ち上げては楽しんでそして悲しむ。光と影のように隣り合って切り離せない心の普遍性を何とか伝えるべく奔走しております。
愛情を持って見守るも叩ききるもご自由に。
2021年3月名古屋市芸術創造センターにて改めて舞台から皆様へこっそりとリークさせていただきます。

【若紫/女房Ⅱ】今井咲輝
この公演は私にとっての初めてがたくさん詰まった舞台です。延期という形とはなりましたが来年に上演できること、とても嬉しく思います。紫上の幼少の頃の若紫を、公演までいままで以上に読み解き、作り上げていきたいです。

【若紫/女房Ⅱ】水野沙羅
末摘花というと、源氏物語を読まれた方は「あぁ、あの赤鼻の」と思い出していただけます。姫君ながら貧乏で胴長でやせっぽちで鼻は赤く垂下がっていると手厳しい描写。でも長く美しい髪と純粋で一途な彼女は、光を愛し続けます。後一週間でその本番に臨むところでした。千年の時空を越えてきた源氏物語です。1年の日延など何でもありません。いざ!
【末摘花/女房Ⅲ】川口麻理子
世界中にファンが大勢いる源氏物語を原作とするこのオペラに参加することができうれしく思っております。
今回、大変なウイルス蔓延のため延期となってしまいましたが、
来年こそ必ず公演できると信じさらに一年間稽古練習を積み、お客様によい舞台をお届けしたいと思っております。
【末摘花/女房Ⅲ】小林恵
この度、新型感染症によって苦しまれている皆様へ、心よりお見舞い申し上げます。
平安の世にも恐ろしい疫病はあれど、人々が共に助け合う力で乗り越え令和の時代を迎えました。私の演じる葵上も病に苦しめられましたが、その病を治めようと多くの人々が力を合わせ祈祷したと書かれています。新型感染症および感染症による様々な混乱の只中にいらっしゃる世界中の皆様と共にこの困難を乗り越え、来年の春には笑顔でお会いできますことを心よりお祈り申し上げます。

【葵上/女房Ⅳ】中根明日香

今回の「月の影」が私自身にとって、この名古屋二期会での、オペラデビューの作品になる予定でしたが延期となってしまいました。これをチャンスと捉え、1年後の2021年3月、さらに成長した姿を皆様にご覧いただけるよう、もっと自分自身を磨いてまいります。

【葵上/女房Ⅳ】見玉晴香

私の演じます源典侍は五十七、八歳(当時は四十歳で老年とみなされた)当時としては相当なおばあさんです。しかし自分は年を取っているなど露ほども思っておらず、色恋沙汰に目がありません。いわゆる恋愛のスペシャリストです。光源氏が冗談で声をかけると、本気で恋の駆け引きと受け取り、ロックオン。もう逃げられません。あれよあれよという間に契りを結んでしまいます。十七、八歳の青年とですよ。今なら犯罪です。センスも良く、才能豊か、琵琶の名手でもある源典侍に光源氏も思わず好奇心から心ひかれたのでしょう。自分自身へのゆるぎない自信。まわりに惑わされず信念を貫き通す強さ。まさに自由人なんです。なんて魅力的な女性なんでしょう。自分の人生を大いに楽しんでいる源典侍を私は生き生きと演じたいと思っています。

【源典侍】宇野啓子
「月の影」コロナの嵐に飛び去た
私自身はコロナにやられても”シカタナイネ!!”という年齢。沢山ゝの関係者の中で最高齢です!でもこんな面白い色気ババア役「源典待」。コロナ様、せめて来年3月までは生かしておいてくださいませ。ご支援頂いております皆々様におかれましてもどうぞ御身体を大切になさってくださいませ。私達もこれから又、練習を重ね一段とレベルを上げられる様努力を重ねる所存でございます。

【源典侍】夏目久子
知のウイルスの為に世界中が翻弄され、沢山の方々が感染し、亡くなられる方もいる暗い日々が続き多方面で仕事すら減ってしまっている中、源氏物語という光源氏の華やかな女性関係を題材にしたお話に尾上先生が雅で幻想的な曲を作り、また演出家の景山先生の美しく完成された演出の舞台を出演者が演ずることで、一時でも心が潤い次の日への希望を持てるような舞台としていくことを誓います。
【明石君/女房Ⅴ】愛知智絵
私の短くも長いキャリアの中で初めての経験になりました。初めての事態は全ての対応が、今後のモデルケースになり得ます。
不測の事態でありますが、自然の脅威を忘れた我々への神様からのメッセージかもしれません。今回の事態を真摯に受け止め、来年3月には、更にレベルアップした素晴らしい公演を皆様にお見せできることをお約束します。
【明石君/女房Ⅴ】長坂佐代子
この度は思いもよらぬ事態であと1週間余りで公演という時に、残念ながら来年に延期となってしまいました。
時間を頂いた事で、平安時代の時代背景や紫式部の生きた時代の事を、多くの書物を読んだりして暫く勉強を続けていきたいと思っています。この緊張感をキープして仕切り直し、来年は素敵な平安絵巻を皆様にお見せお聴かせできるように精進したいと思います。来年3月是非皆様と時間を共有致します。

【女三宮/女房Ⅵ】近藤祐子
「源氏物語に描かれていることは、現代社会と同じ」との言葉を胸に、人の苦しみ、悲しみを表現してきました。私の演ずる女三宮も、高貴な身分と光源氏の正妻という誰もが羨む状況の中、愛のない寂しさと自身の幼さ故、柏木を受け入れ苦しみを背負うことになる・・・。尾上氏の作品は、人の心の内面、日本の和の様々な音が、本当に美しく繊細な旋律で見事に表されています。ぜひ皆さんに見て、感じていただければ幸いです。

【女三宮/女房Ⅵ】真野一枝

何より大切なものは人の命。
今回の公演延期という選択はやむを得ないことと思っております。
1年後、オペラ「月の影-源氏物語-」をどうか皆様にお届けできますように。今はただ、人の命を脅かす事態の早期収束を願い、オペラを愛してくださる方々と共に舞台で感動できる日々が戻ってくることを願ってやみません。

【浮舟/女房Ⅶ】滝野久実佳
2人の貴人に愛され、その罪悪感で宇治川に身を投げた浮舟。身を投げるに至るまでには、さまざまな気持ちの変化があったと思います。愛される喜びであったり、相手を想うが故の苦しみであったり…。気持ちが揺れ動く様をしっかりとお客様に伝えられたらなと思っております。
この1年をかけて素敵な作品になるよう、しっかり浮舟と向き合っていきます。
オペラ「月の影」が来年の3月に無事に上演できますことを願って…。

【浮舟/女房Ⅶ】重兼あずさ
今回は公演延期になってしまいましたが、これから1年かけ作品をより深く理解し熟成させ、皆さまへお届けいたします。そして、本公演初登場の「弘黴殿女御」を是非聴きにいらして下さい!皆さまのご支援を心よりお待ちしております。
【弘黴殿/女房Ⅷ】守屋貴美子
右大臣の娘、桐壺帝の第一后である弘徽殿女御は、光源氏を京から追い出す悪そのもののように描かれますが、帝の一番の寵愛は桐壺の更衣に奪われ、我が子の地位さえ光源氏に脅かされるなど、印象の陰に隠れた悲しみを抱える女性です。人知れぬ苦悩は募り募ってやがて強い怒りとなり、冷めやらぬ思念が光源氏を襲います。そして、物語上の女たちもまた…一年後の公演に向けて、より一層想いの力を溜め、劇場で爆発させられるよう、力を尽くします。

【弘黴殿/女房Ⅷ】田中祐衣
私のご先祖様は平安時代、天皇家に医師として仕えていたと亡くなった父から聞いております。当時は医術と呪術との両方で病気の治療をしていたらしいです。今回の舞台ではご先祖様のお力をお借りして皆様の心に平安が訪れるような舞台とすべく精一杯頑張ります。どうぞ宜しくお願いいたします。

【女房Ⅸ】伊藤歌苗
新型コロナウイルス感染拡大防止により、公演直前に一年間延期となり、大変残念に思っています。
作品にふれ、稽古を重ねるうちに、その魅力に引きこまれ、ぜひ多くの方に観ていただきたいと思っていました。
来年3月には、この一年間稽古を積み重ねてきた成果にさらに上積みして充実した舞台を披露したいと思います。
ご協力をぜひお願いいたします。

【女房Ⅸ】阪井いづみ
大学生の頃、源氏物語絵巻を模写させていだだいたことがございます。
この度は、物語の中の登場人物、女房達の1人となれますことは喜びです。源氏物語という、日本史に残るすばらしい作品と現代作曲家の高度な透明感のある音楽。時間、空間、視覚を融合させ、より深く質の良いものになるよう研鑽を積んでまいりたいと存じます。

【女房Ⅹ】沖本真理子
平安時代の作品を題材にしたオペラを稽古しつつ、いつの時代でも、人間の持つ問題を真摯に考える大切さを
感じました。女房達は古代ギリシア劇のコロスの形にて、重要な役割を頂いております。来年、お客様に良い時間を過ごして頂けますよう努力する所存であります。

【女房Ⅹ】鈴木寿恵

   

最後までお読みいただきありがとうございます。新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止の為に苦渋の決断をした我々ですが、スタッフ・キャスト一同がこの逆境を乗り越えるべく力の限り突き進みます。

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    公式Tシャツ又はパーカー

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    ゲネプロ招待

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