制作日誌 #4
vol. 4 2017-02-15 0
制作日誌 #4
こんにちは。 さて、プロジェクト開始から10日が経過しました。ここへきてご支援の波が止まってしまい、正直焦りを感じていますが、作品づくりは日々着々と進行しています!
先日、ふと気付きましたが、モモンガ・コンプレックスの稽古ではどういうわけか「観客」の存在感をすごく感じる気がします。それはお客さんが直接作品に関与しているかどうかということではなく、「観客」という存在がちゃんと空間の中にいて、観客=生きている人達だからこそ様々な反応があって、それもちゃんと空間の一部として捉えている。パフォーマンスを含め、そんな空間の作り方、作品の作り方がそう感じさせるのですね。
だから、ダンサーたちはお客さんが会場に来てくれるのを心待ちにしているし、 ひょっこりとお稽古場を訪れる私達スタッフ一同もその作品作りを見ていて、同じくお客さんが来るのがもの凄く楽しみになってしまう。当たり前のことではあるのですけれど。 モモンガ・コンプレックスの作品にとっては、同じ時間に一緒に過ごしてくれる方が居る。ということはやっぱりとっても大切なことなのです。 本番までの時間がどんどん短くなっていて緊張しますが、ただただ観客の皆さんの来場が楽しみです!! ああ、もっと沢山の方にこのプロジェクトのことも公演のことも知って頂かなくてはです・・!!
本日の日誌は、担当週の最終回!モモンガ・コンプレックスのメンバー夕田智恵です。
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今まで出来ていたパーツが、少しずつですがつながってきました。
こういう時に頼りになるのは北川さんで、持ち前の瞬発力でアイデアを投げかけて、白神さんが膨らませていきます。
今日は制作の鳥井さんが様子を見にやってきてくれたので、やりたいことを観客目線で体験してもらいました。的確な感想がありがたい。
舞台上で起きていることを観に来てくれた方もダイレクトに感じてもらえるよう、というか、観ている人やこの空間に立ち会ってる人となにかを共有する時間みたいになる予感。秘密基地を知ってるみたいな。
パーツがつながっていく中で、今まで曖昧に過ごしていたことにも目を向けるようになります。
細やかなことをはっきりさせていく中、意見がぶつかることも多々あります。そこで冷静に意見を聞き自分の考えが言えるのが臼井さん。私は結構そういう時に感情が振れる揺れるの大騒ぎなので見習いたいです。
内海くんは安らかに私たちを見守りつつ自分の仕事はすっとこなします。
人物紹介みたいになりましたが、私の稽古日誌はひとまずここまで。次の方にバトンタッチ!
ささやかな文章を見てくださった方ありがとうございました。
記:夕田智恵
2017.02.15