マイノリマジョリテ・トラベル・クロニクル!
vol. 1 2016-02-18 0
写真:2006年4月実施「東京境界線紀行『ななつの大罪』」チラシ
こんにちは、マイノリマジョリテ・トラベル・クロニクル実行委員会です。昨日からはじまったクラウドファンディング、さっそくご支援をいただけたみなさま、ありがとうございました。
私たちは、パフォーマンス公演 「東京境界線紀行『ななつの大罪』」を2006年に発表しました。この作品は、〈障害〉と〈健常〉をわける境界線に着目し、その社会的コンセンサスの曖昧さに挑戦した表現として反響を呼びました。
節目となるこの2016年、私たちと社会の10年の軌跡を検証するドキュメンタリーフィルム「記憶との対話〜マイノリマジョリテ・トラベル、10年目の検証〜」を新たに制作します。そこで是非、みなさんのご支援をいただきたいと思っています。
監督は、気鋭の映画監督、 佐々木誠さん。代表作に 「Fragment」「マイノリティとセックスに関する極私的恋愛映画」などがある佐々木さんは、半年間にわたる「東京境界線紀行『ななつの大罪』」の創作プロセスをずっとカメラで追いかけていました。今回は、その10年前の記録映像を振り返ると同時に、当時の創作や公演に関わった人々の今の姿を取材し、「検証映像」として追加撮影していきます。
マイノリマジョリテ・トラベルとの出会いをきっかけとして、その後の仕事や活動が大きく変わっていった佐々木監督。「東京境界線紀行」は彼の人生、また関係者の人生をどう変えたのか、そして社会はどう変わったのか。10年の記憶との対話を通して制作されるこのドキュメンタリーフィルムに、1つの答えがあると信じています。
また、新作ドキュメンタリーの制作と平行して、「東京境界線紀行」に関する資料を一元化するアーカイヴ作業を実施していきます。そして2016年の3月に、2日間に渡って「東京境界線紀行2006→2016」を開催し、フォーラム、展示会、上映会、トークイベントを行います。
1日目の 3月26日(土)は、私たちが2006年4月に『ななつの大罪』の公演を行った会場と同じ渋谷のspace EDGEで、フォーラムを開催します。このフォーラムでは、マイノリマジョリテ・トラベルの経験から学んだことを参加者と共有し、複数の分野の専門家を交えてアーカイヴの課題と可能性を掘り下げ、それぞれの10年間を振り返ることで見えてくる現代社会の問題について徹底討論する時間をもちます。そして「東京境界線紀行」のアーカイヴの一部を展示します。
その翌日の3月27日(日)に、渋谷UPLINK FACTORYで新作ドキュメンタリーフィルムをプレミア上映し、トークイベントを開催します。
イベント詳細は近日公開いたしますが、豪華ゲスト陣とともにこの時を迎えられることをたいへん光栄に思っています。
今後、こちらでもさまざまな情報をアップデートしていく予定です。乞うご期待!
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