vil.ⅹ 助監督の藤井II
vol. 10 2026-02-06 0
vil.ⅹ【助監督の藤井II】 20260206 藤井
お久しぶりです!助監督の藤井2ターン目です。
もぎ取ってやりました。2ターン目。
ここはあえて、パート2、いや、
第弐話
と、呼びましょうか。
文章に書ききれなかったこと、まだまだあります。なぜなら、それほど濃い夏でした。
実は助監督だけではなく、録音技師もしていました。前代未聞です。
助手のいちごには大変助かりました。
いえば現場での相棒。
現場で初めましての状態でどんな方なのだろうと思っていました。
パワー系ハイテク野球部!!
もうきっと大丈夫だろう。なんとかなる。と思いました。
私の顔は青白さを常に帯びていたため、体も限界を迎えていました。
そんな時に横にパワー系ハイテク野球部がいると安心します。
伸ばし切ったブーム(ガンマイクの棒)を持ちながらプルプルと震える腕、流れる汗、わたしは、
「耐えろッッ、耐えろッッ…!録音部のミスでテイクを繰り返せないッッ!」
と、助監督らしく願っていました。
彼は何かと、
「俺野球部だから」
と言います。だからなんだよと思っていましたが、段々と「じゃ、いける〜」と思っていく自分がいました。
とても助かりました。頼りになりました。野球部ありがとう!
そして最大のピンチ______
咽せる
むせました。思いっきり。
原因はそう、咳の我慢。
撮影中、出そうな咳をグッと堪える。カットがかかるまで堪える。音が入ってしまっては、せっかくの演技がNGテイクになってしまう。
これ、意外とめちゃめちゃしんどいです。
我慢している間は、涙が出てきます。しかしこの涙も地面に落とすことはできない。
「倍返しだ!」
カットがかかると、我慢していた分の咳が、そう言いました。
急いでお手洗いへ駆け込み、えづく。
それを繰り返していくうちに喉は限界を迎えました。
超重要なラップバトルのシーンで、ソレがきました。
そう、ヤツです。半沢直樹です。
わたしは今すぐ現場から離れた部屋に向かい、咳をしたかった。そっとピンマイクを預け、部屋に向かおうとしたその時
じゃり道
わたしの目の前にまさかの敵、じゃり道がはだかりました。その上をそーーっと歩き、やっとのことで部屋に到着。そこで目の前に見えたのは水色に微笑む天使。そう、龍角散。
助かった。
ハードめの咳をしながら、涙を流しながら、龍角散を握りしめるわたし。
相棒、中澤のおかげで無事、助監督と録音を両立することができました。
次回
第参話 ま
は
ろ、という存在
vil.ⅹ【助監督の藤井II】
以上
藤井七海
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