大人が子どもの居場所をつくるために。
vol. 12 2020-06-17 0
暑さが厳しくなってきましたね。
クラウドファンディングの挑戦期間も、残りわずか14日となりました。
まだ8%です!もちろん目標達成はしたいのですが、一人ひとり増えて行くコレクターさんをみては、目標達成したかのごとく喜んでいます。
通常であれば、車の修理等は自己資金で賄う事が前提ですが、今回クラウドファンディングに挑戦したのは、ひとりでも仲間を増やしたかった、というのが挑戦した理由でした。
いつも小さく出来る範囲で、スモールスタート・スモールステップを積み重ねてきたのが、
これまでの7年間の活動でした。
活動8年目は、みず文庫を支えてもらう仲間を募って発展したかったのです。
これまでお世話になった方、見守ってくださった方に、ひとりひとり「ぜひ仲間になってください!」と、お願いして回ろうと考えていた矢先のコロナ禍でしたので、
またこれまでどおり、小さく呼びかけることで歩を進めようと決めました。
挨拶に来ないで水臭い…と思われている方もいらっしゃるのでは。
また、会ってるのにそんな話題を振って来ない…と思っている方もいるのでは。
そう、直接お願いしていないのです。すみません。
そんな中でも、小さな声に反応して仲間になってくださった事、
ほんとうにありがとうございます。
世界が未曽有状態の中、ご支援いただけたことは忘れられないことだと思います。
【版画家・蟹江杏×福島県天栄村“寿々乃井酒造”特別純米酒「寿月」】
今回お酒の返礼品にしようと考えたのは、お酒って大人しか買えない飲めないものだからです。
そう、いつもみず文庫に走って寄って来て遊ぶ子どもたちには買えないし飲めない品物なのです。
だからこそ、象徴的だと思いました。
“大人が子どもの居場所をつくる”
って、こういうことなのかなと思ったのです。
意識して作ってあげないと、子どもの居場所ってほとんどないのですよね。
イベント出展時にたまにみる風景は、大人は楽しそうだけど、子どもはつまらない…
って表情をしている子がチラホラいたりする風景。
みず文庫で立ち止まって、「お母さん行って来て良いよ。ぼく(わたし)ここに居る。」
って宣言して、お母さんをびっくりさせちゃう子もいるのです。
そしてみず文庫の机を囲って、子ども会議がはじまってたりするのです。
その様子を見守っています。
大人が出来ることで、子どもたちの居場所や未来ってつくることが出来ると、
私たちは考えています。
その役目をこれからも担って行きたいと思います。
なので、今回一番力を入れた返礼品です。
東日本大震災時に、絵本を世界中から集めた、版画家・蟹江杏さんの、
みず文庫のために描き下ろしてくださった作品を、全面的に見せたくて、
けれど日本酒らしさもあり、可愛らしさもあり、可愛すぎず…
そんなことを考えて選んだ素材のボトルでデザインされたラベルです。
デザイナーさんはトール至美さんです。
ラベルだけだと、折角描き下ろしてくださった作品が小さくなってしまうので、
ポストカードも付けてお返しすることにしました。
【浮き出し加工が額のような装いのポストカード】
こちらが裏側
ぜひ触って欲しい、飾って欲しい仕上がりとなりました。
福島県天栄村といえば、米食味分析鑑定コンクールで“世界一”の称号を10回獲るほどの、美味しいお米が穫れる産地です。
村の中に分水嶺があるほど、上流地域の水どころ。
そのお米と水でお酒をつくる、200年続く老舗の酒蔵・寿々乃井酒造さん。
永年愛されている特別純米酒「寿月」をボトルに閉じ込めました。
飲み終わってからも、花瓶として愛用してもらえたらと水を弾く素材のラベルシールです。
ぜひ、たくさんの方の手元に渡って欲しいと願うばかりです。
一緒に子どもたちの居場所をつくりましょう。
ぜひ、仲間になって欲しいです。
残りの挑戦期間も楽しみたいと思います。
引き続き、応援のほど、よろしくお願い致します!