【応援メッセージ 小出裕章さん(元 京都大学原子炉実験所助教)】
vol. 11 2018-09-09 0
9月28日までに250万円達成を目標にスタートしたみんなのデータサイト『「図説」17都県放射能測定マップ集』書籍化のためのクラウドファンディング。残り21日となりました。
今日の応援メッセージは、なんと小出裕章先生から!!
ずっと小出先生の言葉を素晴らしくも悲しみの画とともに配信してくれているイラストレーターイコマ レイコさんのお力添えで実現しました。
京大を退職されてからは長野県松本市にお住まいの小出先生。
「今後は私に残された力を、どうしても私でなければならない仕事だけに集中するつもりで、新たにどこかの団体にメンバー登録することもしないつもりです。」とのことでしたが、下記メッセージを2回に分けてご紹介することに許可をいただけました。
2011年以降、放射能に対する不安、そして判断に困っていた私たちに、先生が伝えてくれた教えがどれだけ大きなものだったか、改めて噛みしめていますし、それを引き継いでいく私たちの責任も感じます。
小出先生、レイコさん、本当にありがとうございます!
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この事故に最大の責任があるはずの政府は、フクシマ事故を忘れさせようとしています。一度は避難させた住民にも帰還の指示を出し、汚染がなくなったかのように装っています。
帰還を余儀なくされた人々は、毎日恐怖を抱えながらは生きられませんので、汚染を忘れたいと願います。
でも、事実として汚染はあるのです。私はどんなに辛い事実でも見ないよりは視た方がいいと思います。そのためには、汚染の事実を調べ続け、公表する努力が必要です。
ありがたいことに、フクシマ事故後多くの人たちが自らの手で汚染を調査してくれるようになりました。その人々の中には、私が驚くほどの専門知識と力量を持った人もいます。
そして、何よりもありがたいことは、その人たちが手をつなぎ合って「みんなのデータサイト」を作ってくれたことです。
そこに蓄積されてきたデータはすでに膨大なものになっていますし、今回は、それを書籍にして発刊して下さるとのことです。
心からお礼を申し上げます。
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『「図説」17都県放射能測定マップ集』書籍化クラウドファンディング
9/9現在1,812,500円(達成率72%)残り20日です。
世界でも類をみない放射能汚染を起こした福島原発事故で放出された膨大な量の放射能がどのような状況になっているのか。
17都県、3,400箇所以上の土壌を、のべ4,000人以上の市民と測定室が協力し、一箇所ずつ採取して集めた膨大なデータを、分かりやすく図説化して解説する書籍を出版しようというものです。
引き続きシェア、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
https://motion-gallery.net/projects/minnanods