みんなのコンビニ制作チームより(能作)
vol. 7 2022-12-14 0
クラウドファンディング終了まであと1日!
「みんなのコンビニ」の発起人の能作です。
これまでに133名の方々からご支援いただき、本当にありがとうございます!小さな妄想からはじまったプロジェクトが、これだけの人の目に触れ、そして多くの応援をいただいて感慨深いです。
クラウドファンディングも大詰めで、改めてなぜみんなのコンビニをつくろうと思ったのか、今日は能作の想いをお話ししたいと思います。
みんなのコンビニをつくろうと思ったのは、私が東京郊外のベッドタウン、国立市の富士見台団地の商店街に「富士見台トンネル」というシェアする商店をつくったことがきかっけでした。子育てのタイミングで移り住み、職住近接の働き方をつくりたいと思い、自分の建築事務所も含めてさまざまな人が働けるシェアスペースをつくることにしました。しかしオープンしたのはいいものの、直後に新型コロナウイルスの感染が広まり、シェアと言いながら集まることもできず、当時は先行きも見えず不安定な状態でした。私も本業ではないですが、商店主として出店をしたり告知をすることで、少しずつ出店メンバーを増やし、なんとかやりくりしていました。その際に助けられたのが、ともに働く出店メンバーでした。ひとりで商売をするのではなく、みんなでそれぞれの商売を可能にする。メンバーたちも助かるし、私も助けられました。ちょっとずつ能力を持ち寄る協働で、その場所が育ていくという体験がシェアの力を改めて教えてくれたように思います。
そして、みんなのコンビニは、これから何か商売を始めたい。試してみたいという方が実店舗として出品できるお店です。新型コロナウイルスの感染拡大以降、街は少しづつ賑わいを取り戻してきていますが、新しくお店を始めることが難しいという声も聞きます。そこで私たちが掲げたコンセプトが「この街のみんなのチャレンジを応援したい」です。ただスペースを分け合って経済的に安心ということだけではなく、持ち寄って協働することでどんどん成長する場所になることを目指しています。
シェアする商店をやっていて感じる厳しい側面をお話しすると、ただ自己実現するだけでは食っていけないということ。ためしに始めてみるのはとても大事な一歩だけど、それと同じくらい、商売を続けることも大切だと思います。そのためには、時に協力し学び続けられる仕組みが必要だと考えます。みんなのコンビニはただ棚をお貸ししてどうぞ、というサービスではなく、共に商売について学ぶ場です。それは出店者だけではなくて、私たちも一緒に学び、そして共有していきます。そういう想いでオンラインコミュニティの「みんなのコンビニバックヤード」をつくることにしました。
限りあるものを分け合うシェアではなくて、みんなが持ち寄るシェアには、いろんな才能をつなげて新しいプロダクトをつくる力があると思います。みんなの才能、そして協働するというふるまいが街の賑わせ、そしてそれは全国各地へ広げていくと信じています。残り1日になりましたが、そんな「みんなのコンビニ」のチャレンジを最後まで応援の程よろしくお願いいたします!ぜひ一緒に「みんなのコンビニ」をつくりましょう!