『百円の恋』武正晴と、同作の脚本家足立紳監督の応援コメントが届きました!
vol. 22 2020-05-03 0
安藤サクラさん主演、武正晴さんの監督、足立紳さんの脚本による『百円の恋』は当初4館のみのスタートでしたが、口コミの評判がさらなる評判を呼び、全国78館以上の劇場で公開される大ヒットとなりました。このとき、作品とともに全国のミニシアターを回られた体験を武正晴監督は「生涯の宝」と表現されます。
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「百円の恋」は日本中のミニシアターに支えられ、大きく成長させていただきました。日本中を「百円の恋」と共に駆け巡った日々は僕の生涯の宝です。
1日も早く日本中の素晴らしい劇場で、様々な映画を観れる日々が待ち遠しいです。
劇場でまたお会いしましょう。
武 正晴
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『百円の恋』予告編
そして、同作の脚本を務めた足立紳監督からもコメントが届いています。
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今、日本中の映画館が閉じています。まさかこんな日が来るなんて微塵も想像していませんでした。ミニシアターでは携わった作品を多く上映していただいて本当に感謝しています。たくさんの面白い映画を体験せてくれたことも感謝しています。頑張ってくださいなどと簡単に言えない状況ですが、いつの日かまた劇場で多くのお客様と一緒に映画を体験できる日がくることを心待ちにして、僕自身も挫けずに毎日をすごしていこうと思っています。
足立 紳
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武正晴 監督作『百円の恋』と足立紳監督作『14の夜』は、今回東映ビデオの佐藤現プロデューサーのご厚意もあって、本プロジェクトのリターン特典「サンクス・シアター」へとご提供いただきました。「いつの日かまた劇場で多くのお客様と一緒に映画を体験できる」その日まで、今はこれらの作品とともに待ちましょう。
『14の夜』予告編
引き続き、皆さんの生活に支障のない範囲で「ミニシアター・エイド基金」への応援とご関心を賜れたらと思います。
よろしくお願い致します!
武 正晴プロフィール
1967年生まれ。愛知県出身。短編映画『夏美のなつ いちばんきれいな夕日』(06)の後、『ボーイ・ミーツ・プサン』(07)で長編映画デビュー。『カフェ代官山~Sweet Boys~』(08)、『カフェ代官山 II ~夢の続き~』(08)、『花婿は18 歳』(09)、『カフェ・ソウル』(09)、『EDEN』(12)、『モンゴル野球青春記』(13)、『イン・ザ・ヒーロー』(14)、『百円の恋』(14)など。『百円の恋』は、日本アカデミー賞、ブルーリボン賞など数々の映画賞を総なめにして話題を呼び、第88回アカデミー賞外国語映画賞の日本代表作品としてもエントリーされた。近作には、『リングサイド・ストーリー』(17)、『嘘八百』(18)、『銃』(18)、『きばいやんせ!私』(19)、『嘘八百 京町ロワイヤル』(20)、総監督を務めたNetflixで配信中の「全裸監督」(19)などがある。
『アンダードッグ』(20年冬公開予定、主演:森山未來)、『ホテルローヤル』(20年冬公開)等が公開待機中。
足立紳プロフィール
1972年鳥取県生まれ。日本映画学校卒業後、相米慎二監督に師事。助監督、演劇活動を経てシナリオを書き始め、第1回「松田優作賞」受賞作『百円の恋』が2014年映画化される。同作にて、第17回シナリオ作家協会「菊島隆三賞」、第39回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。ほか脚本担当作品として第38回創作テレビドラマ大賞受賞作品「佐知とマユ」(15、第4回「市川森一脚本賞」受賞)『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(17)『こどもしょくどう』(17)『デメキン』(17)『嘘八百』(18)『きばいやんせ!私』(19)『嘘八百京町ロワイヤル』(20)『アンダードッグ』(20年冬公開予定)など多数。自身の脚本による『14の夜』(16)で監督デビューを果たす。監督、原作、脚本を手がける『喜劇 愛妻物語』が2020年に公開予定。著書に『それでも俺は、妻としたい』『喜劇 愛妻物語』『14の夜』『弱虫日記』などがある。