塚本晋也監督から応援コメント動画が届きました!
vol. 8 2020-04-22 0
『野火』『六月の蛇』『鉄男』の塚本晋也監督から、応援コメント動画が届きました!
2015年の監督作品『野火』で全国80から90ものミニシアターを自ら行脚したという塚本監督は、その体験を以下のように語っています。
「支配人さんのお顔の数ほど、映画館の、ミニシアターの種類というのがありまして、古い映画館をそのまま、風情のあるまま利用しているミニシアターや、(…)カフェなどつけて、おしゃれにリノベしてやってらっしゃるミニシアター。(…)いろんなミニシアターがあって、もうそれは本当に、見ているだけでもユニークな、素晴らしい、面白い体験でございました。」
コロナ禍の影響を受ける前から、もともと厳しいミニシアターの台所事情をじかに見聞きしてきた塚本監督は、最後に以下のように訴えます。
「個性あふれる映画を上映すること、つまり多様性の表現こそ、文化の宝だと強く思ってます。(…)なんとかこの文化の宝・ミニシアターが危機から逃れて、今後も元気いっぱいに活動していくように、皆さんと応援していくことができたらと、願っております。」
『野火』予告編
『野火』が興収1億円を超える、日本インディペンデント映画史に残るヒットを記録したのはひとえに、不屈の映画作りを続ける塚本晋也監督と、それに共鳴した全国のミニシアター1館1館との強いつながりがあったからこそです。ミニシアターという文化は日本の宝であり、それはまた宝石のような映画と観客が出会う場所でもあるのです。
是非とも、皆さんの応援を「ミニシアター・エイド基金」に、そして全国のミニシアターへとお願い致します!
塚本晋也 プロフィール
1960年1月1日、東京生まれ。89年「鉄男」で劇場映画デビュー。同作品でローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞。「東京フィスト」、「バレット・バレエ」、「双生児」「六月の蛇」「ヴィタール」「悪夢探偵」シリーズ、「KOTOKO」「野火」などを国内、海外で発表。俳優としても自作のほか、他監督の作品にも多く出演。マーティン・スコセッシ監督「沈黙ーサイレンスー」など。