「MIKOSHI GUY」絶賛編集中!!〜イノマタ監督からのメッセージ〜
vol. 13 2018-11-03 0
【イノマタ監督からのメッセージ】
<「MIKOSHI GUY」絶賛編集中!!>
宮田宣也という「神輿の男」と知り合って、初めて撮影に行ったのが、2016年の春日神社のお祭りでした。それから早2年、翌年の2017年春の石巻市雄勝町のお祭から映画「Mikoshi Guy-祭の男」の取材撮影が始まりました。
それから、岡山、小田原を経てドイツベルリン、フランスモンレジョへ。
ベルリンからフランスモンレジョへは車でハイデルベルグを経て、1800キロの車の旅でした。日本に帰国してからも、つくばの小田祇園祭、会津若松での神輿の修理や山梨神神社の祭、雄勝の白銀神社の祭と取材は続き、一年余りが経過しました。その間にたくさんの人々との出会いながら撮影した映像はなんと200時間を遥かに超えました。
その膨大な撮影素材と必死で編集しております。どのカットもその場所での大切な一期一会、なかなか切ることができず、最初の仮編集は10時間を超える大作に!そこから断腸の想いで編集を繰り返しながら少しずつ短くしています。先日、プロデューサーの石井さんと編集サポートの宮田さん(宣也さんと同じ名前ですが別人)と再構成をして、やっと形が見えはじめました。
まだまだ、これからが正念場ではありますが、なんとかこの秋までには完成させたいと頑張っています、今しばらく、お待ちください。
さて、待ちきれないという方に完成までの間に撮影秘話をご紹介したいと思っています。今回のお話はベルリンからフランスへ向かう途中のこと。お伽の国のようなハイデルベルグに一泊してフランスに向かう途中、神輿を積んだトラックを運転する宮田チームと取材班の車がドイツからフランスに入る国境付近でハグれてしまいました。電話も通じず、仕方なく単独でフランスモンレジョへ向かっている途中で偶然、私たちの車はリオンのインターチェンジを降りてしまいました。リオンは一度行ってみたかった街です。せっかく間違えて降りたのだから、何かの縁だろうとリオンの街へ立ち寄りました。それにしてもなぜリオン!?と思っていたのですが、その謎が最近、解けたのです。
この秋、宮田宣也率いる明日襷はフランス・リオン「Japan Touch」の開催20周年と日仏国交160周年を記念してお神輿の渡御を行うというではありませんか。このニュースを聞いて思わず、膝を叩きました。やはり、私たち取材班は間違っていなかった!このことを予見していたのです。ちょっと早かったけど、、、、不思議な縁を感じます。
本当は、あのリオンに明日襷と一緒に再訪したいところですが、映画の完成まではお預けです。フランスでの神輿渡御の成功をお祈りしつつ、仕上げ作業に励みます。ご期待ください。
イノマタトシ