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高野徹監督最新作!映画「マリの話」の劇場公開をクラウドファンディングで実現!

成田結美、ピエール瀧、松田弘子 出演の映画『マリの話』(監督:高野徹)を全国に届けたい!

成田結美、ピエール瀧、松田弘子 出演の恋愛映画『マリの話』の劇場公開に向けて、配給・宣伝活動費の支援を募っています。

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このプロジェクトは、目標金額1,100,000円を達成し、2023年11月30日23:59に終了しました。

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0

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このプロジェクトは、目標金額1,100,000円を達成し、2023年11月30日23:59に終了しました。

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高野徹

映画監督の高野徹です。今年、私にとって初めての長編映画『マリの話』(成田結美、ピエール瀧、松田弘子 出演)が完成しました。12月8日(金)よりシモキタ - エキマエ - シネマ「K2」にて上映していただきます。是非、劇場でご覧いただきたいです。よろしくお願いします!

『マリの話』監督インタビュー【前編】

vol. 13 2023-11-24 0

いつも応援ありがとうございます。監督の高野徹です。

『マリの話』公開までいよいよあと2週間、クラウドファンディング期間は残り1週間となりました。日々、たくさんの応援、そして映画への期待のお声をいただいています。力づけられております!

12月8日(金)からの上映に向けて、監督インタビューをしていただきました。インタビュアーは吉野大地さん(元・ラジオ関西「シネマキネマ」ディレクター)。
いち早く、支援者の皆さんにお読みいただきたく、こちらのアップデートにて発表させていただきます!

本日は【前編】の掲載です。

===

『マリの話』高野徹 監督インタビュー【前編】(取材・文/吉野大地)

──『マリの話』は4つのエピソードから成り立っています。この構成にされた理由を教えてください。

この映画の出発点は、昨年パリで撮った3本の短編映画です。そのうち1本(森の短編と呼んでいます)はこれまでにない手ごたえを感じる仕上がりで、ただあとの2本がなかなかうまくいきませんでした。森の短編だけで独立した映画にする案も考えましたが、この1本だけで観客が楽しんでくれるだろうかという懸念があった。3本合わさることでお互いに状況や設定などを補完し合う設計にしていたからです。それなら、森の短編を楽しんでもらうための前日譚のような話を追加撮影して、それを繋げるのがいいんじゃないかと思い、現在の4章構成の映画にしようと考え始めました。

──夢の女性に恋するピエール瀧さん演じる杉田が映画監督である設定は、どこから生まれたのでしょう?

森の短編を組み込んだ映画として構想したときに、ホン・サンス監督の作品から借りられるアイデアはないかと思って諸作を見直しました。今回もっとも参考になったのは『映画館の恋』(2005)でした。前半が映画内映画で、後半はそれを見た人たちの話ですね。そこから森の短編を映画内映画にするなら、登場人物は映画監督がいいだろうと思い浮かびました。瀧さんに脚本をお渡しすると、杉田の人物像を細かく考えてくださって、新しいキャラクターが生まれていきました。

──劇中の現実パートと非現実と思しきパートでは杉田のキャラクターがやや異なる印象を受けます。その差は演出されたのでしょうか?

瀧さんからは脚本について幾つか質問を受けました。そのひとつが、杉田が女性を見つけて「マリさん」と声をかけるシーンで、「ここで名前を知っているのはおかしいんじゃない?」と。そこで「だから都合のよいことが次々と起きるんです」と状況設定を説明しました(笑)。そこから先は演出や説明することはなく、瀧さんがうまく演じ分けてくださいました。

──成田さんとはパリで出会われたそうですね。追加撮影したマリのキャラクターに関する具体的な相談はされましたか?

成田さんの演技にも自分の想像を超える謎の部分がありますね。パリで撮った成田さんが出演する短編(本作の映画内映画)では、清純だったのが男性経験を経て転落してゆくキャラクターでした。それとはまったく異なる女性を日本で撮ることになって「驚かれるかな?」と思ったら、そういうこともなく、自然に受け入れてくださったように思います。

──フミコ役の松田弘子さんも含めて、演出面で特に心がけたことや、それによって生まれた変化を教えてください。

成田さんとはパリで撮影して、遠慮せずに話せる関係を結べていたため、あれこれとお互いに試してみることが出来ました。とりあえずやってみて失敗しても、成田さんなら許してくれる感覚があったので、いろいろと実験的なことが出来たと思います。

瀧さんと松田さんに対しては、おふたりが演じるうえでいかに違和感をなくしてもらうか、そこを大事にしました。リハーサルで脚本の読み合わせをして、修正が必要なポイントをすり合わせる時間をもらいました。そこでの作業が最大の演出だったかもしれません。
主におこなったのはセリフの微調整です。瀧さんは杉田の人物像を確立されていたので、「彼ならこう言わないでしょう」という提案や、俳優の立場からの意見をもらいました。不確かな脚本でしたが、杉田の筋の通った人物像が、観客をこの映画に迎え入れる拠り所となった気がしています。

松田さんは俳優活動の一方で言語に関わることもやっておられて、翻訳者・歌人でもあられます。言葉に対してとても敏感な方です。脚本に書いていた女性のセリフ──いわゆる女性語──に対して修正のリクエストを多くもらいました。たとえば「あなた筋がいいわね」というセリフの「わね」といった女性語を、「あなた筋がいいね」に修正するなど、記号的な女性の言葉を排していくやり取りがありました。その作業によって、フミコというキャラクターがより「紋切り型」から離れられた感覚があります。

また撮影時の松田さんは坐骨神経痛で、それでも出演してくださり、歩くシーンを撮る際は松葉杖が必要でした。劇中で特に説明もなく杖を使っているのは、そうした理由からです。杖を使う歩行がマリと出会うきっかけになり、脚本でもその部分を変えました。

【後編】に続きます。

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    • 『マリの話』本編のオンライン視聴権(期間限定:2024年1月中)
    • 2023年12月 にお届け予定です。
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    25000円リターン

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    • マリの話 撮影脚本(PDFデータ)
    • 出演者とのリハーサルで使用したサブテキスト(PDFデータ)
    • 『無名の俳優』のオンライン視聴権(2023年12月末まで)
    • 映画公式サイトにスペシャルサンクスでのお名前クレジット掲載 ×1名様分
    • マリの話 ブルーレイディスク(非売品) ×1枚
    • 『マリの話』本編のオンライン視聴権(期間限定:2024年1月中)
    • 2024年04月 にお届け予定です。
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    50000円リターン

    • 監督による進捗報告
    • K2鑑賞チケット ×5枚
    • マリの話 撮影脚本(PDFデータ)
    • 出演者とのリハーサルで使用したサブテキスト(PDFデータ)
    • 『無名の俳優』のオンライン視聴権(2023年12月末まで)
    • 映画公式サイトにスペシャルサンクスでのお名前クレジット掲載 ×1名様分
    • マリの話 ブルーレイディスク(非売品) ×2枚
    • マリの話 オリジナルポスター ×2枚
    • エンドロールにスペシャルサンクスでのお名前クレジット掲載 ×1名様分(11/12受付締切)
    • 『マリの話』本編のオンライン視聴権(期間限定:2024年1月中)
    • 2024年04月 にお届け予定です。
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    100000円リターン

    • 監督による進捗報告
    • K2鑑賞チケット ×10枚
    • マリの話 撮影脚本(PDFデータ)
    • 出演者とのリハーサルで使用したサブテキスト(PDFデータ)
    • 『無名の俳優』のオンライン視聴権(2023年12月末まで)
    • 映画公式サイトにアソシエイト・プロデューサーでのお名前クレジット掲載 ×1名様分
    • マリの話 ブルーレイディスク(非売品) ×5枚
    • マリの話 オリジナルポスター ×5枚
    • エンドロールにアソシエイト・プロデューサーでお名前クレジット掲載 ×1名様分(11/12受付締切)
    • 『マリの話』本編のオンライン視聴権(期間限定:2024年1月中)
    • 2024年04月 にお届け予定です。
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    500000円リターン

    • 監督による進捗報告
    • K2鑑賞チケット ×10枚
    • マリの話 撮影脚本(PDFデータ)
    • 出演者とのリハーサルで使用したサブテキスト(PDFデータ)
    • 『無名の俳優』のオンライン視聴権(2023年12月末まで)
    • 映画公式サイトにエグゼクティブ・プロデューサーでのお名前クレジット掲載 ×1名様分
    • マリの話 ブルーレイディスク(非売品) ×5枚
    • マリの話 オリジナルポスター ×5枚
    • エンドロールにエグゼクティブ・プロデューサーでお名前クレジット掲載 ×1名様分(11/12受付締切)
    • マリの話 プライベート上映会の開催権 ×1回
    • 『マリの話』本編のオンライン視聴権(期間限定:2024年1月中)
    • 2024年04月 にお届け予定です。
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