劇団員より、東京公演へ向けて・水野史奈子
vol. 3 2018-08-26 0
「離々として連々」の台本を初めて読んだ時、心がえぐられた。痛かった。
それはきっと"家族の形"とか"つながり"とか、私がもう何年も前からぶち当たってたことが突きつけられるようだったから。
でも決して痛いだけじゃない。"伝えたいモノ"があるって思った。正直それがどんな"モノ"なのかは、まだハッキリとはわからない。それでも確かなのは、私にはこの作品を通して発したい強い想いがあるのだということ。そう思える作品を、手が届かないと思っていた"東京"で上演する。そしてそれを作ることができる。私はそれがとても嬉しい。
その舞台に立ちたい。
間違いなく苦しいこともキツーいこともある。言いきれる。
だとしても昔の私が感じてた"家族"、今の私が感じる"家族"。その思いを受け止めて飲み込んで消化して、そうして立ち向かいたい。
昔の私の為にも、今の私の為にも、舞台に立ってこの想いを伝えられればと思う。
水野史奈子 twitter